10月10日(金)
徳本峠についた時、正面に聳え立つ北アルプスの山々を見ることが出来ます。唐突ともいえるこの出合いに、誰しも感動したことでしょう。昨日は、暗くて何も見えなかったけど、今日は朝から好天に恵まれ6時45分、霞沢岳に向かって出発です。
明神岳の奥に穂高連峰
峠からすぐにきつい登りが始まる。一汗かいて登り終えたところがジャンクションピーク。ここで一息つく。アップダウンの尾根歩きが続くが、やがてk1ピークへのきつい登りにさしかかる。ここら辺りが核心部。ほとほと参った頃、ピークに立つ。頂上は網目の前だ。しばらくの辛抱で大パノラマの展開する頂上に立つ。10時30分でした。
焼岳は指呼の間に見えて、西穂高岳から前穂高岳、奥穂高岳と北アルプの山々が連なる。笠ヶ岳、野口五郎岳さらに御岳に乗鞍。遙かに中央アルプスから南アルプスも。
笠ヶ岳遠望
北アルプスを望む。岳沢を中心に西穂、奥穂と前穂高。明神岳が脇役になる。
大パノラマに圧倒されながら下山する。14時20分徳本峠着。テントを張り替えて明日の準備。明日は、大滝山を越えて蝶ヶ岳まで。
10月11日(土)
天気は良くない。雨模様だが登山者は多い。カッパを着て霞沢岳を目指して登っていくのには感心したが、彼らは時間的な余裕がないのだろう。私は、この日は休養日としようと思っていたら、9時過ぎ、急に陽が差してきたので慌ててテントをたたむ。小屋の横手に延びる登山道に入る。針葉樹の森が続く。明神見晴らし11時、槍見台12時15分。きつい登りを登り切って大滝山が14時40分。途中の景色は、あまりパッとしなかった。大滝山頂上はハイマツが邪魔をして何も見えない
黙々と歩き、16時20分、蝶ヶ岳に着く。天候は回復したが寒い。
夕暮れの蝶ヶ岳にて 槍・穂が見放題
遙かに富士山を望む
10月12日(日)
朝から天気は良い。今日は百名山の1つ常念岳に登り大天井岳まで行く。朝5時45分頃、日の出があった。富士山、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳などを見る。それにしても寒い朝だ。展望は良いが、ペットボトルの水が凍っていた。
7時35分、大展望の中を常念岳目指しスタートし、11時30分、2857mの頂上に。曇り加減の天気だが、風もなく穏やか。最近まで大天井岳を百名山だとばかり考えていたが、常念岳に登って納得できた。
常念岳山頂から常念小屋
常念小屋まで下り一休みしてから大天井岳へ。長い登りがきつい。景色なんぞは上の空。ひたすら歩く。13時45分、横道岳。きつい登りに辟易しながらやっとの事で大天井岳に着く。15時40分だった。テントを張り終えてから頂上まで登る。何十年ぶりの頂上かもう忘れたが、確か、始めての北アルプス見参(燕岳から西穂高岳縦走)の折通過したところ。眺望は、蝶や常念に劣るが懐かしい山です。それにしても夕方の寒さときたら・・・。