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山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

百名山の記録 雄阿寒岳と雌阿寒岳   

2014年11月10日 | 日本百名山

2008年6月27日  雄阿寒岳 1371m
 早朝、雄阿寒岳登山口へ車を移動する。登山口は、阿寒湖が阿寒川へと流れ込む位置にあり、車数台を停めることのできる駐車場にはトイレもある。6時15分、霧の中をスタート。針葉樹の林を行く。足下には、マイズルソウやゴゼンタチバナの群落が広がり、大ぶりのサクラソウはオオサクラソウ。
                 

                                        ゴゼンタチバナ

             
              

 一合目までがいやに長い。この山の「合目」の区切り方はどうなっているのだろうか。他の山と違うような気がする。こんな時は、ゆっくりと歩くのが一番。長丁場をゆっくりと歩くことを、富士山で学んだ。私は、この歩き方に「富士山歩き」と命名した。
 8時50分、やっと4合目に到着する。

         

 実質的にかなり登っているらしく、いわゆる4合目とは違うようだ。5合目で標高は1200m。「実質的に8合目に相当する」らしい。どういうことだろう。8合目なら、8合目とすれば良いのにと思う。

 

  視界も開け、阿寒湖の向こうに雌阿寒岳が赤茶けた山肌を見せる。活火山の名の通り、噴気がかいま見える。

       

 急登もほぼ終わり、ハイマツ帯の中ゆっくりと頂上を目指す。
 朝霧も晴れて、素晴らしい北海道の青空が空一杯に広がる。暑くもなく、寒くもなく吹き渡る風が心地よい。9時35分、1371m雄阿寒岳の頂上に立つ。360度の大展望だ。斜里岳、羅臼岳が彼方にかすみ、東にうっすらと見えるのは大雪山だろうか。地図に詳しい人なら、幌尻岳、十勝岳も指し示すことができるだろう。

         

  眼下には、ペンケトー、オンケトーの2湖が、遙かに摩周湖、屈斜路湖は緑の中に光っている。ハクサンチドリやイソツツジ、イワウメなどの花々が雄大な北海道の自然の中で 風に揺れ騒ぐ。

          ハクサンチドリ                    イワウメ 

           

                  雌阿寒から見る雄阿寒岳

        

        

  明日は雌阿寒岳。今日はゆっくり温泉に浸かることにしよう。12時40分、駐車場に帰着し、湖畔を散策してからそのまま雌阿寒岳へと向かう。

                    松浦武四郎 碑

  

                 マリモの歌 バックは雄阿寒岳

       

 雌阿寒岳への登山口は幾つかあるのだが、麓に温泉のある雌阿寒温泉登山口の駐車場に車を停める。温泉は目の前、トイレもきれいだ。数台の車は明日の登山者のものだろう。 明日の準備を済ませ、一風呂浴びる。イオウの匂いが体にしみ込むようだ。一日で雄阿寒、雌阿寒を済ませることもできるのだが、1日1山として今日は早めに寝ることにする。 


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