山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

北海道の山旅 まとめ(その2)

2016年08月26日 | ぶらり

 知床半島は、先端部も含めてまだまだ魅力のある自然が多い。季節にもよるが、これから秋にかけて秋アジ(サケ)等の遡上が始まる。熊たちはこれを待ち構えていて、食うだけ食って冬に備える。多分、この頃の熊はただひたすらサケを食うことに専念しているから、人間などには見向きもしないらしい。邪魔をすれば怒るかも知れないが・・・。春から夏場にかけての熊は、やせ細っていて見るに堪えないらしい。熊の写真を専門に撮るカメラマン達は、この時期の熊は狙わないそうで、秋から冬にかけてまるまる太ってきた奴を撮るそうです。

 知床半島には、基部に斜里岳があり、先端部にウイヌプリがある。その間にある山が羅臼岳、硫黄岳、知床岳などだ。最近注目を集め出している山は、硫黄岳らしい。かなり以前では、地元の人たちによって登られていたらしいが、その後規制がかかってきたらしい。知床岳とウイヌプリは、まさにヒグマの生息地帯のど真ん中といった所か。無理をして行く価値はあまり感じられないが、冒険心のある人向きの山だろう。

                     

 知床の魅了は尽きない。冬の流氷はぜひ体験しておきたい。2月頃だそうです。

 羅臼岳登山は、岩尾別温泉側から登り、羅臼の熊の湯キャンプ場へ抜けるコースがいい。バスも利用出来るし、何より羅臼側に残る雪渓(上端部)に咲くお花畑はぜひ進めたい。但し、アイゼン必携の事(ここを下るなら絶対必要)。

 オプタテシケ山は、春か秋が良い。北海道の花の山としては3本の指に入るのではないだろうか。季節季節によって、大雪山系は、花(春)と紅葉(秋)で埋め尽くされる。そして、どちらの季節も趣がある。

                        オプタテシケ方向から見る美瑛富士と美瑛岳(後ろ)

                        

 オプタテシケ日帰りもあるが、小屋泊まりかテント泊を進めたい。体力のある人には、旭岳、黒岳方面から白雲岳(ここで泊)を経由し、トムラウシ(ここでテント泊ひさご沼には避難小屋有り)とオプタテシケに登り、美瑛富士避難小屋に出るコースを進めたい。最近、ポツポツと歩く人が増えたみたいです。雄大なカムイミンタラ(神々の庭)を独歩する気分は、北アなどでは到底味わえない。

           「  富士に登って山の高さを知り、大雪に登り山の広さを知れ 」 と古人の名言を思い出す。

 大雪山系は、コースの取り方にもよるが途中途中に避難小屋があるからテントはなくても良いと思う。白雲岳避難小屋、忠別岳避難小屋、ひさご沼避難小屋、美瑛富士避難小屋、上ホロカメトック避難小屋など。水も何とかなりそうです。特に、白雲岳から美瑛富士間は人も少なく荒涼とした感もあるが、その分野生のただ中にいる様な気分になる。知床先端部を歩くより良い。

 9月に入り、急に秋の気配が濃くなりました。我が家の「かんぼくの木」の実が色付きはじめました。山々の紅葉便りも間もなくでしょうか。今年は、涸沢、北穂、北尾根五・六のコルあたりにテントを張って穂高の紅葉を撮るつもりです。20日過ぎあたりには出掛ける予定。天気がどうやら・・・。

 7月から8月にかけて、体の調子が良くなくありません。風邪をこじらせたのは最悪で未だグズッています。海水浴では、クラゲに刺されて来れもまだ治らない。その他色々と思わしくないことがある。

                北海道の山旅のまとめが、まとめになっていないようで恐縮しています。ゴメンナサイ