山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

オプタテシケ山 (その2)

2016年08月11日 | ぶらり

 朝早めに起きる。小屋の中はまだ靜かである。外に出てみるにどのテントも仲良く皆眠っているようで自分一人が早出で気分が良かったが・・・。露の降りている道を歩く。昨日歩いた道だが、朝はまた気分が違う。

                                      手前が美瑛富士 後ろが美瑛岳

                    

                美瑛岳が染まる                                昨日引き返したあたり   

                        

 天気は良いので、眺めはいい。オプタテシケも美瑛も美瑛富士も目の前に姿を現している、彼方に旭岳が見えてくる。昨日無理をしてオプタテシケに登っていたら今日は止めていたかも知れない。

 花の密集しているあたりで、女性が2名しきりに写真を撮っていた。どこからやってきたのかと思ったら、日の出を見るために早くテントを出たとのこと。これにはまいった。多分、美しい日の出が見られたことだろう。

 オプタテシケ最後の登りを終えて頂上に立つ。

  

                                             

 頂上は狭いが、眺望は最高。ここに立つのも何年ぶりかな? 年は忘れたが、季節は秋だった。チングルマは紅葉して一面絨緞を敷いたように真っ赤だった。それが、夕陽に染まって強烈なインパクトを与えてくれた。それが、日本の山々の中でも、もう一度登る価値のある山となったのだろう。

                         オプタテシケ山の向こう側へ下りて見る。 遙かに見える山はトムラウシだ。

                      

                 振り返れば、ホロカメットク山が見える。十勝岳、富良野岳等は山に隠れて見えない・・・。

                       

                                  とにかく素晴らしいの一言に尽きる

           

  

                   イワヒゲ                                  シオガマの仲間

                 

                                            コマクサ

                               

                         北海道らしい風景です。チングルマの群れ中にエゾコザクラが咲いている

             

 怪我をおして何とやって来た甲斐があった。これで、何とか北海道の山旅は終わる。当初の計画とは幾分ズレたが、また来年がある。

  しばらく休養して、秋に備えたい。秋は、北アの涸沢にテントで北穂高あたりから紅葉の山々を撮る予定だ。

   

        

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする