山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

吾妻山 リングワンダリング(その2)

2016年02月07日 | ぶらり

 2月5日

 今日は、吾妻山へ行く。昨日大山に登ったので二日続きはどうかなと思っていたが、天気は良さそうなので行く事にした。目的は、最近(1月28日)迷ってしまった大膳原の現地調査と頂上からのスキーです。

 今日も登山者の姿は見られないが、最近登ったらしい足跡が残っている。そういえば、山仲間の妹尾さんや三島さんたちも日曜日頃に登ったらしい。

 沢沿いの流れは、雪解けの水をせわしそうに運んでいる。

                  一月の川一月の谷の中 

                                   ( 飯田龍太 )

 この句は、NHK俳句 四季の名句120選という冊子の中にありました。

 それにしても、このまま春になってしまうのではないかと思わせるほどの雪の溶けようです。

 1枚写真を撮ってやろうと思い、カメラを向けたが何か変だ。なんのことはない、メモリーカードを入れるのを忘れていた。  

 先日の大山では、カメラそのものを忘れたが、今日はメモリーカードを入れるのを忘れた。 なのでブログには写真はありません。あしからず・・・。

 昨日の大山登山とボタン沢滑降で今日も元気に歩けるか心配したが、体の調子は良かった。やはり、体は常に動かしておくものか。

 そうこうしながら、横田別れに着く。烏帽子の方から真新しい足跡があった。どうも、広島県民の森から、出雲峠~烏帽子と越えて吾妻山に登ったらしい。

 大膳腹に出ると、広い雪原の向こうに吾妻山が見え、頂上にあるキャラボクも見える。誰か人がいるようにも見えたが、これは違いました(後で分かった)。

 早速、先般の道迷いの実態を調べるが、足跡はすべて消え去り痕跡すら無い。迷った折のトレースが、かすかに残っているのではと期待していたがダメでした。

 それで、大体歩いたと思われるあたりをたどってみることにする。はじめの標識は、頂上に向かってやや左方向を示している。その標識通りに進めば、絶対頂上に着かないのだが、2番目の標識で調整が行われていて、この標識通りに進めば頂上に着くことになる。

 それで、その標識に従って進むと、何とまた足跡が出てきました。今日は、視界が利くのでこの足跡の意味が了解できました。 つまり、この足跡の人は、はじめから標識に従わないで真っ直ぐに頂上を目指した(頂上から下りて来た?)ものです。その足跡に従ってしばらく進むと、山小屋方向からの足跡が現れ、やはり頂上に向かって(或いは下りて来て小屋に向かった?)います。そうすると、今日は、自分を入れて3名の登山者がいる勘定になります。そんな事を考えながら、足跡に従って頂上へ登りました。てっきり頂上に誰かいるものとばかりおもっていたら、頂上には誰もいません。広島側の方へおりたのかと思ったが、そちら側への足跡はなくまたまた狐にばかされたのかとおもいました。

 頂上では、今まで滑ったことのない尾根筋を少し滑った。このコースを行くと、前方左手に今はやっていないが、ドルフィンスキー場が見えて来る。一滑りしたら天気模様がおかしくなってきたので頂上まで引き返し、いよいよ大膳腹めがけてゴー。貸し切り状態の斜面を気持ち良く滑り下る。

 この日、吾妻山に自分を入れて3人いると思っていたのは間違いで、自分以外にもう一人しかいな勝ったようです。スノーシュウの跡は、行きと帰りのものでした。

 先般のリングワンダリングは、どうも私の近くにもう一人誰かが歩いていたのが原因のようです。深い霧の中なのでそれがわからず、おまけに方向感覚も狂っていて人様の足跡を自分のものだと勘違いしていたようです。

 広い雪野原に印されたスノーシュウの足跡を見ながらそう納得した次第です。

   スノーシュウの跡は、どちらが前なのか後ろなのか間違えやすいです。

 

 

 

コメント
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