山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

春の大山 元谷 ユートピア 剣沢 スキー

2014年03月24日 | Weblog

  3月22日(土) 

春がやって来た。そろそろ人間もゴソゴソ動き出す季節になった。今年は、大山も雪が多くスキー場も盛況のようです。出雲のスキー仲間と一泊予定で大山へ。とやま旅館に予約を入れる。前夜早めに寝たら夜中に目が覚めてねむられず深夜に一杯。それでも早く目が覚めて早めのスタート。途中、カメラを忘れたのに気がついたが引き返すのも面倒なのでそのまま大山に向かう。出雲の妹尾さんに電話してカメラを持参してもらうことにする。

 ドングリ村で落ち合いとやま旅館まで。出雲の植田さんはゲレンデへ。我々は妹尾さんと二人で元谷へ向かう。

 

 ものすごい天気でした。こんな日は、大山のすごさが実感できて気分は最高潮。穂高涸沢にもひけはとらない。この日は、明日のための下調べを兼ねているので上宝珠尾根の取り付きまでいって引き返す。

 

   この雪のスロープ。屏風岩の下は全くの処女雪で無傷の白一色。。

 

  下見をしてから帰りました。元谷でこれだけの天気に恵まれたのは何年ぶりだろうか?

 

 とやま旅館で風呂に入り汗を流し一杯。旅館の主人に焼酎をもらって相撲を見ながらチビリチビリやっていたら植田さんが帰還する。今度は持参の「白波」を飲む。6時頃から夕食が始まり今度は日本酒。後はひたすら飲み続けて意識不明のような状態でダウンする。

 翌23日(日)

 朝食をしっかりと撮り7時45分スタート。振り子沢へ向かう。大神山神社あたりで少し休みいよいよ元谷へ入る。体の調子が昨日より良くないのは昨晩の酒のせいだろうか。それでも頑張って上宝珠尾根の下までたどり着く。

 上宝珠尾根に向かってひたすら登る。雪は深くて柔らかなので踏んでもすぐには固まらない。一歩登るにも苦労する。膝で雪を押しつけ足で固めながら一歩一歩と高度を稼ぐ。最近降り積もった雪のためいつものような堅めのザラメ雪とは違う。

 

 上宝珠からトラバース気味にユートピア小屋へ向かう。先行者のトレースがあり助かりました。雪が柔らかいので進むに苦労した。

 

 ユートピア小屋にて。結局、振り子沢への滑降はあきらめて剣沢へ滑り込む。

 

 帰りは早い。三姑峰からの落石はまだ見られなかった。

 

  下宝珠への登り。ここにもトレースがありツボ足で登る。

 

 早い時間にとやま旅館まで帰る。この日、振り子沢を滑らなかったのは、雪が柔らかく登り返しにものすごく時間が掛かりそうだったからだ。ザラメ雪を滑るにはもうしばらく時間が掛かりそうです。

 上宝珠への登りは大変だったが、別な場所にトレースがあった。それを利用すればもっと楽だったと思う。個人的に思うには、振り子沢へ行くには縦走した方が良い。誰も危険なのでこのコースを避けようとするが思っているほど危険ではない。先般の遭難は、悪天候のせいだ。ピッケルにアイゼンがあればまず間違いない。複数ならさらにザイルを使えば万全だろう。山スキーなのだから、頂上に立つことも大切なのではないか。頂上に立ってから縦走する時の緊張感は最高です。山にいるという気分になる。(冬山の経験のない人、ゲレンデスキーヤーなどには進めません。そんな人は、やはり経験のあるリーダーが必要でしょう)                                                                     

                                                                        

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大山 一の沢

2014年03月18日 | Weblog

 出雲の山仲間と久しぶりの山行です。振り子沢の話もあったが今日は一の沢へ。9時にドングリ村で待ち合わせて桝水の駐車場へ。途中で見た南光河原の駐車場はほぼ満車の状態だった。天気が良いので平日にもかかわらず登山客も多いようだ。9時20分頃スタート。桝水のスキー場のリフトは動いていなかった。

            シール登高で横手口沢入り口まで登り一休み。

  

 天気は上々。少し暑いくらいなので日陰を選んで進む。1の沢入り口から工事用につけられた道に入る。

 

                         やっと沢に出ます。

 

      ここらで一休み。スタートしてから約2時間。だいぶくたびれてきた。

 

     もうしばらく登り高度1300mあたりから滑ることにします。至る所デブリの跡。近くで小さな雪崩が発生する。

 

                   デブリを避けて滑ることにします。

 

                   雪は柔らかいが何とか滑れます。

 

    デブリを避けながら滑る。南壁側は日当たりが良いので雪崩も発生しやすい。注意、注意です。

  

    帰りは横手道を通り桝水スキー場まで。なぜか板を担いで歩く人がいます。

 

     桝水スキー場着。やれやれの一日でしたが時間は2時頃か?。しっかり汗をかきました。

 

             貸し切り状態のスキー場を滑って戻りました。

  

  今度はどこへ行こうか?多分、振り子沢へ行く事になるのかな。天気次第だがもう少し早めに出発しないと行けないだろう。

  それにしても今日の馬鹿陽気には幾分参った。変則的な天気続きで雪の状態が良くつかめない。一度寒波が来れば雪もザラメ状態になってくれると思うがどうだろう。

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吾妻山 スキー

2014年03月12日 | Weblog

 3月11日(火)、大山に行こうか吾妻山にしようかと迷ったが、久しぶりに吾妻山に行くことにする。途中コンビニの新聞で大山での遭難を知る。 荒れたときの大山の怖さを知っていたら引き返すことも出来ただろうに・・・。自分の経験からもそうだが、あとは「運」を天に任せるより他にどうしようもない。

 第2駐車場まで雪が搔いてありここからシールを着けてスタート。11時頃でした。天気は良いからゆっくり歩けばいい。雪は柔らかくてスキーが沈む。すぐにくたびれて休み休みの進行だ。第3駐車場まで約1時間掛かった。

                       第2駐車場前(釣り堀のある所)

  

                       山陰はまだ気温も低い

  

                杉林の中の登山道を行く。静かでいいきぶんです。

  

                      烏帽子との分岐点がやっと見えてくる

 

 幾分からだが慣れてきた頃、やっと分岐点に到着。この手前で、道に倒木があり板を外さないと通過できなかった。鋸をもって来ればよかった。大膳原から吾妻山を眺めると「まだあんなにあるのか」とガックリする。ただ歩くしかないので最後のがんばりで頂上へ。午後1時でした。

  

 寒いので、頂上からすぐに広島県側へ滑り込む。国民宿舎前の池のほとりで休憩・昼食。池は完全に雪に埋まっていました。

  暫し休み、またシールを着けて登り返す。滑るより歩いている方が多いのはしょうがない。これが山スキーというものだから。

  

 広々とした吾妻山を一人で貸し切ったような気分で何とも妙な気持ちです。 雪に被われた民家が山間に一軒見えました。

  

 頂上へもどり時計を見たら4時が近い。もう少し遊んでから帰ろうと思っていたがやめにする。なにせ出発が遅かったからしょうがない。  

 

                          車の停めてある大峠方面

  

             素晴らしい斜面が眼下に。一度きりで帰るのはもったいないような気がした。

   

                      何とも贅沢な一日でした。振り返るとシュプールが。

   

 帰りは早い。アッという間に車まで帰る。天候に恵まれいい1日が過ごせた。雪はやや柔らかかったけど滑るには問題ありません。こんないい日なのに人っ子一人いないのはどうしたことだろう。

 

 

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大山縦走と剣沢滑降

2014年02月27日 | Weblog

 昨日に続 いて今日25日も大山へ。天気予報では昨日以上に天気は良さそうです。それを信じて出かけました。しかし、どんよりとしたような天気でぱっとしない。朝霧のせいかと思っていました。松江は、朝霧が出る日は晴天に恵まれることが多いのです。

 大山の駐車場は満杯でした。仕方がないので、桝水よりの通称「大工さんの水場」前の道路脇に車を停める。ここから、洞明院前を通って夏道へ。ぼちぼち歩きやっと5合目まで来たら自衛隊さんが休憩していました。自衛隊の登山訓練らしいが、大山で出会うのははじめて。

                                                          自衛隊の訓練か。

           

                             黙々と歩く。軍靴にアイゼンを着けていた。

         

                            7合5勺あたり。ゆっくりとしたペースでした。

       

 6合目から7合目あたりにかけてスキーヤーとボーダーがそれぞれ牡丹さわと草鳴社さわへ滑り込む準備をしていました。雪は、まだ幾分堅そうでしたが・・・。

  それにしても天気は思わしくない。昨日の天気予報は半日ずれていたらしい。この日大山は、午後遅くから良い天気になりました。下界もそうだったらしい。

 頂上で準備を整えて出発。ピッケルを持つのは本当に久しぶりです。何か「山に来た~っ」という実感が湧いてきました。ただ、縦走路の見通しは悪いのでせっかくきちんとしたカメラを持ってきたのに使いようがない。縦走路は予想通り昨日の縦走者たちがしっかり踏み跡を残しておいてくれていた。ラクダの背でちょっと緊張する。ここは、手をついて慎重に越す。あとはほとんど問題なし。ルンルン気分でとまでは行かないが間もなく剣が峰峰に立つ。周囲がよく見えないので高度感はあまりない。

              縦走もほぼ終わり一休み。しかし、天気はパッとしない。

   

                     ユートピア小屋が何とか見えます。

  

                          屏風の頭と墓場尾根

  

  小滑りあたりから滑ることにしたがガスってよく見えない。しばらく板を担いで下りることにした。すると、間もなく天気は回復する。もう1時間早ければいい写真も撮れたのに・・・。天気予報の馬鹿たれが・・・。

                 この写真は、三姑峰の基部あたりです。

   

   落石はまだ始まっていませんが間もなくでしょうか?そういえば、振り子沢もきれいな斜面が続いていました。この次天気が良い日に滑れれば最高かもしれません。

  

                         振り返ってみれば・・・。

 

  沢の下部まで滑り、下宝珠へ登り返す。人気のない静かな山歩きです。途中、ビンデングの調子が悪くなりツボ足で登りました。

                         大神山神社の雪ずり。重たそうな雪です。

  

 今年の大山の雪は、多いようですね。おかげでいろいろなコースを楽しめそうです。雪解けの早い大の沢や1の沢などは今が「旬」でしょうか? 3月に入れば雪解けが進み、落石や雪崩の危険が出てきます。気温の高い日は特に注意が必要でしょう。ヘルメット着用も考えておかないと。

 縦走路はいまのところ安定しています。アイゼンにピッケル、それにザイルがあれば万全。この日、逆縦走のご夫婦にであいました。宝珠尾根経由で登ってこられたらしいが、このコースも結構大変だ。振り子沢や剣沢を滑るのに一番いいルートはどれだろう。 元谷を詰めて、上宝珠尾根に上がり、小滑りを登るコースがあるけど、上宝珠に登る斜面の雪崩も怖い。そう思いながらもこのコースはよく利用する。朝早い内に行動することが一番か。

 

 

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大山1の沢 滑降

2014年02月26日 | Weblog

 2月24日(月)

 前日より良い天気が続いています。前日の日曜日は、お年寄りの会があって出かけることが出来ずじまい。有り難いことに早めに終わったので二日酔いにはならず体調はまあまあ。最近受けた健康診断で高血圧と高血糖値で早く精密検査をしてもらいなさいと医者から注意を受ける。不摂生のたまものと反省している。まもなく詳細な結果が出るのでそれを見て病院か?

 南光河原駐車場横手から夏山登山道へ。最近ようやくここにトレースが出来た。

                           左手下が駐車場。雪は多い。

       

                      2合目。今日はショートスキーで挑戦です。

       

                  すっきりと晴れて久々に見る素晴らしい天気。

      

                  こんな日が続けば良いのだが。山陰は所詮山陰か・・・。

      

 

                草鳴社沢。結構迫力がある。もう少し雪が緩めばいい。

      

               ほれぼれとするような上天気。空気が澄んで視界はくっきり。

         

                    8合沢。 もう少し緩めばここもいい。  

    

       弥山沢上部。カメラマンが縦走者をねらっていました。この日、縦走者を多く見かけました。

    

         弥山沢。今年の目標の一つです。ザラメの時が良いのだが、暖かくなると落石が怖い。

    

          別山からトレースがありました。誰かが登攀したようです。昔はよく登ったものだが・・・。

    

                板を取りに下降。写真中央右手の岩陰あたりまで落ちていました。

   

  頂上で一休みして足慣らしをしようと左の板を付けはじめました。左の板を着けたとき、何かの拍子で右の板が2の沢よりの谷へ滑り落ちました。一瞬の出来事でした。頂上の真後ろの方面はのぞいただけでも怖い。それでもと思い、必死で少し下りて見ると板が見えます。見物人が止めろ止めろいうのでとりあえず頂上まで引き返す。どうしたものかとウロウロしたがあきらめて下山しようかと思う。しかし、今日はアイゼンがあるので、これを着ければ下りられるのではないかと考え直し再度挑戦。ピッケルは無いので、スキーストックを頼りに後ろ向きで一歩一歩下りる。雪は柔らかく、アイゼンにまとわり着いて苦労する。昨年の2の沢登攀を思い出すが、あのときはピッケルもあったし、なにせ登りだったので気分的に楽だった。しかし、今回は下りなので少々やっかい。ストックなど全く役に立たない。少し下りては下をのぞき、少し下りては上を仰ぎ緊張の連続。冷静に見れば、そんなに危険なことはないと思われるが、内心は穏やかではない。

                             これは何の跡でしょう。

   

 だいぶ下りて一息ついた時、変な文様が現れる。蛇が歩いた跡のようで変だなあと思う。これは私のショートスキーが転がり落ちた跡です。下の方に愛用のスキー板が見えて来ました。一歩二歩と声を出しながら10歩で休み下りる。そして無事確保です。

             必死でたどり着いて写真を一枚。不安定なので写真にならないが。

      

 左下は足跡でその上はストックを握っいた手の跡です。規則正しいのは緊張している証拠。

         

                やっと頂上が見えて来ました。やれやれの一時でした。 

      

   いよいよ1の沢へ。右が横手口沢へ。左が1の沢。どちらも滑るにはいい沢です。1の沢は、途中に木が無いのが特徴。道路まで滑れるのがいい。横手口沢からのトレースがありました。     

      

        やっと滑ることが出来ました。滑るのは初めてのコースですが良い気分です。雪が溶ければ侵入禁止ですよ。

    

                       1の沢全景。滑りごたえがありました。

     

                                       振り返って。

            

                   無事に帰りました。この板にはだいぶんお世話になりましたがそのぶん愛情もあります。

             

 翌日は、大山縦走と剣沢滑降です。今日はここまで。

 

 

  

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大山 三の沢へ

2014年02月16日 | Weblog

 なぜか週末にならないと天気も回復しない。今日(16日)は天気は良さそう。前日早く寝たので良い具合に目が覚めた。久しぶりに我が家で朝食を摂り7時に出発する。 桝水スキー場のパーキングに8時過ぎに着いた。大山寺経由で行こうと思っていたけど槙原駐車場あたりからものすごい渋滞。途中でUターンして桝水スキー場側へ回る。さすが大山スキー場は日曜日には混雑する。

 駐車場でゆっくりしすぎたので、スタートが9時になった。今日は、セミファットの板で行く事にした。雪の状態を見てのことだけれどたまにはこの板も使わないといけないから・・・。桝水スキー場を横に見ていざ3の沢へ。しばらくツボ足で歩けるかと思っていたのだが雪は以外に柔らかい。すぐにシールを貼る。先行者が居るらしくスノーシュウとシールの跡があった。

  横手口沢 三名くらいの跡があった。ここから頂上までは結構きついのだが・・・。

 

 いつもの道を歩くが、先行の足跡はこれとは違って近道を行っている。はじめて気づいたことだが、桝水から鏡ヶ成方面の道は、今は新しい車道を行くのだけれども、雪が積もると旧道が姿を現す。先行者は、ほんの一部だけれどこの旧道を利用していた。大山ことをよく知っているのだろう。ちょっと近道をして行くと間もなく横手口沢(大の沢と1の沢の間)の入り口に着く。トレースは横手口沢に入っていた。ここで、横手口からやって来たスノーシュウの男性に会う。

  横手道を歩いてきたらしい。ブナの林の中に入っていった。

 

 一の沢、二の沢と歩き、二の沢の道路沿いに少し進んだところからブナの林に入る。三の沢上部に出るにはこの方が近道となる。だいぶバテてきて、三の沢が現れるまでが長かった。やっと三の沢上部の砂防ダムが見えて来た。

                 今日は誰もいない。しずかなものだ。

  

    下界は天気でも、山は良くない。時折陽が差すていど。

 

 休み休みでダムの麓まで来てびっくり。近づくまではよくわからなかったが、ダムの真ん中あたりが雪に埋まっていて歩いて乗り越えることが出来るのだ。この砂防ダムは、かなり巨大なものなのでこんな状態になっているのを見るのはははじめてのこと。ダムを正面から乗り越えて、やっと槍尾根の基部に達する。ここで昼食。久しぶりにお湯を沸かしカップヌードルを食べるがなぜか少しもうまくない。

 この砂防ダムはかなり巨大なものなんだが。なぜか中央部が雪で埋もれていた。

 

 荷物を置いて槍尾根に向かう。ただ、今日は尾根までは登らずに途中までで帰ろうと決めていた。昨年の春、出雲の妹尾さんと来たとき大雪崩れに遭遇していたので幾分慎重になる。白い雪の斜面は、曇り空だと凹凸やら雪の表面などの様子がわからない。

 時折雲間から陽が差す。槍尾根までだいぶありそうだ。三の沢を見晴るかして。

 

 この辺りから雪の状態に変化がでる。表面に積もった雪と下にある堅い雪とがしっくりせず進む度にずれ落ちる感じ。おまけに小石や小さい雪の塊がコロコロと落ちて来る。潮時だと感じたのでここから帰る。

                     うまく滑れるかな?

 

 巾広の板なので雪は柔らかいがなんとか滑れる。調子が出た頃には堰堤まで下りていた。この中央を下りブナ林に入る。林の中は緩斜面がつづき気分はいい。

          森閑としたブナの林。一人で滑るにはもったいない感じもする。

  

  帰る頃、天気も良くなる。 一の沢にはまだ雪がしっかり着いている。この沢はなぜか今まで滑ったことはない。今シーズン、ぜひともアタックしたい。

 

                      行きの跡と帰りの跡です。

  

 いつもの場所で休憩。今日は客も多い。桝水に滑り下りて車まで。スキー場の雪は少しべたついていて滑るにはおもしろくなかった。

  

  2月もなれば、どこか春めいた感じがする。横手道や桝水正面登山道、大の沢、横手口沢などトレースが見られた。これから急速に雪解けが始まると思われるので、天気の良さそうな日にはなるべく出かけてみたい。

 

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大山大の沢滑降です

2014年01月29日 | Weblog

 1月29日(水)、晴天との予報を知り前夜はまじめに早く休む。寝過ごさないようにケータイ電話の目覚ましをセットした。寝酒を枕元においていたが飲まずに寝てしまった。朝起きた時、良い匂いがしていた。6時に目が覚めたがいつものようにグズグズしていたら6時40分になっていたので寝床から離れ出発の準備。と言っても朝飯を食うぐらいのことだけれどあまり食欲は無い。コンビニで何かを買って食べればいいのですぐに出かける。

今日の松江は霧。こんな日は必ず良い天気に恵まれるようだ。コンビニで買い物を済ませ、運転しながら朝食。南光河原の駐車場はほぼ満杯だったが少し余裕があった。時間的には早いのだが、することがないので早々にスタート。朝のウンコはなぜか催さない。その時が来たらいつものようにうまくやればいいと思いながらのスタート。山スキーは、登山とは幾分違い雪質との勝負と言って良い。頂上に着くのが早すぎると今日のような放射冷却の場合はバーンになっていて滑るのは危険。プロならそれでも滑るかもしれないが私にはリスクが大きい。

      ブナの木はまだ冬の冬眠期の中。本当に睡っているっているような感じです

   

                   天気は良いがちょっと寒い

 

       6号避難小屋 雪面は堅くガリガリしていた。今日は誰も麓からアイゼンを着用。

 

 私は、7号5勺付近でアイゼンを着ける。こんな日のアイゼンは確かに効く。

  

                 頂上小屋。天気が良いので中には入らない。

  

 頂上に着くまでは、今日のスキーはあきらめていた。途中、あまりにもがりがりしていたのでリスクが大きすぎると思っていた。しかし・・・。

   夏道は、陽当たりが悪いせいか雪は堅かったが、頂上付近はかなり緩んでいた。今期初めて使用するショートスキーで試しの滑りだ。

  

  大の沢に向かって2度ほど滑ってみる。雪質は上々で安心する。しばらく休んで1時30分頃大の沢へ。

 

   久々に使うショートスキーと久々の大の沢。なぜか緊張して休み休みの滑降となった。イヤに心臓がドキドキした。

 

                               桝水のスキー場が見えます

 

                        年々痩せていくローソク岩。

  

  大の沢の堰堤は雪に埋まり真っ直ぐに滑れました。ただし、雪はだいぶ柔らかくなっていましたが・・・。横手道まで滑り、後は締具をフリーにして駐車場まで約1時間ほどでした。

         桝水では、自衛隊さんがスキーの練習をしていました。だいぶうまくなった?

   

       雪の横手道を行くのも良いものです。根開けがぼちぼち始まりました。もうすぐ春ですよ。

  

  今年初めての大山頂上からのスキー。天気が良かったので登山者も多かったが、スキーヤーは他にはいなかった。平日のせいかもしれないが、桝水側は快適だった。元谷側は、午後遅くなら滑れたかもしれない。

 午前中の夏道は、寒さのため堅雪状態が頂上まで続いていた。丁度今の時期の富士山みたいです。この時期の富士山は凍るというより堅雪です。富士山が凍るのは、春の雪解時期からのようです。凍るとは、降り積もった雪が一度溶けないといけない。

 山は、北側と南側では日の当たり方が違うから雪の状態も違う。ただ、風のふき方によっては、北向きの元谷側の方が雪の状態が良い場合があるからその日、その時の天候を読まなければならない。大山は、何度も登っている山なのだが、よくわからないことが多い。

 アイゼンは、足がくたびれるので大山ではあまり使わないようにしているが、この日は7合5勺前後で着用した。堅雪では、キックステップは時間が余計に掛かることがわかった。アイゼンはさすがに安心感がある。

                                             これからのスキーで怖いのは、雪崩と落石。要注意です。

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初滑り 

2014年01月26日 | Weblog

 1月22日(火)

 今年の初滑りに桝水へ。雪が多いと聞いていたので、どんな具合か確かめてもおきたかった。時期的にそろそろ大山頂上からも良さそうなので様子見を兼ねて出かける。

 天気はあまり良くなかった。自衛隊の皆さんのスキー訓練が始まろうとしていました。ご苦労さんです。

 

 松江が雨でも大山は雪。ただし、雪は思い。木々の枝、葉に重く降り積もっていた。ゲレンデは整備されているので滑るには問題は無いが、コース外に入ると板の操作に苦しむ。ゲレンデでの滑りは、少しずつではあるが上達していると思うけど、新雪斜面に入ると全然ダメ。

    半日券3000円で12回ほど滑り大山ソバを食べて帰る。

 

    今年も大変な積雪です。

 

     立派なつららもあります。

 

 1月26日(土)

 久しぶりに太陽が顔を出しそうなので大山へ。今日は、頂上から大の沢(ゼロ沢)の予定だったが・・・。下界は誠に良い天気なのだが、頂上には笠雲がかかり、風が強そうです。

 

  南光河原駐車場似車を入れる。もう少し遅かったら満車の状態でした。駐車料金が500円になったようです。登山届けを出して登り初めてすぐに珍しい人に出会いました。

    1合目から。4合目までの標識はみえなかったが・・・。ルートが夏道とは幾分違っていたこともあるが、ほとんどは雪に埋まったいたらしい。

                           5合目にて。

 

 6合目あたりから、ブリザードが。ほとんどの登山者が途中から下りて来ます。6号の小屋で小休止してとりあえず頂上を目指したが風が強すぎるのでスキーになりそうにない。7合目から元谷側へ滑り込むことにした。スキーを背負ったまま、ちょっとした雪庇を抱え込むようにして斜面に下りると全くの無風地帯になります。

  

  軽快に滑り込む鈴木さん。雪は重く、板が回らない。鈴木さんの板は、セミショートでその威力充分。こちらは何度も転んで元谷まで下りる。

 

    大山寺にて。重たい雪が積もっています。雪ずりには注意を。今年は特に春の、底雪崩が心配か。

 

  ドングリ村から。午後、思っていたとおり風が落ちました。頂上で1時間も待っていたらよかったかもしれない。まあ、今年は雪が多いからこれからに期待。湿雪滑りの練習をしておかないといけないが、ショートスキーでだます手もあるなあ。

 

 

 

  

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三陸海岸を南下 被災地を見ながら

2014年01月12日 | Weblog

                                            被災地の道の駅に啄木の歌碑が・・・。

             

 被災地の復興はすこしずつではあるが進んでいる。漁業関係は特に早いような気がした。三陸海岸特有の地形を活かしたカキやイタヤガイの養殖はだいぶ回復しているようだ。しかし、海岸部に住んでいた人たちのほとんどは、今も仮設住宅暮らし。場所も様々で、「何でこんな所に」と思われるような場所にある。土地の確保がままならないのだろうか?

 陸前高田市の海岸線を見て回ってから南下。途中、碁石海岸というおもしろい名前の海岸があるので寄ってみた。名前の通り、海岸には碁石のような角の取れた小石が敷き詰められた海岸だった。

 その後、北上川を渡り上品(じょうぼん)の里PAで泊まる。翌5日(日)、牡鹿半島を巡ってから瑞巌寺を見学して、また蔵王スキー場に帰る。

   牡鹿半島には、支倉常長が船出をした港がある。月浦港という名前だが、ここも津波の襲われたらしく仮設住宅が建っていた。              

               支倉常長像                              この港から出港

                  

                                   壮大な航路

         

                牡鹿半島の突端より金華山をみる。左手の岬の奥に女川原発がある。

              

                瑞巌寺参道                           展示館です。

               

               瑞巌寺の梵鐘                               前が松島

               

  瑞巌寺には、伊達政宗の位牌が納めてある。彼の墓は、仙台市にあると聞いた。寺は修理中で本堂は見られなかった。

  ここから、蔵王スキー場に行く。夕刻到着。駐車場はがら空き。風呂に入ってビールを飲んで寝る。平日はガラガラですよと風呂屋の管理人が言っていた。平日は、駐車場も無料でした。ただ、この日も天気はパッとせず視界は悪い。それでもほとんどのコースを滑った。天気さえ良ければすてきなスキー場だろう。島根からは遠すぎるが・・・。

                 

 翌7日(火)、最後の目的地浪江町・双葉町をめざす。暗くなっ浪江町近くまで来たが道の駅南相馬が見つからずウロウロする。地図にはあるのだが・・・。仕方なく、原町で運良く無料駐車場を見つけここで泊まる。

  12月8日(水)

   浪江町に向かうと、検問があり手形がなければこれ以上は進めないとうのでユーターン。放射能のためです。                                           

       国道45号線はここで検問。一般車は入れない。                   浪江町・双葉町あたりです。

              

       横道にも車は入れません                                人の姿も見ない

               

                       置き去りにされた街。荒れが目立つ。いわゆるゴーストタウン化?

          

  津波被害もひどいが、原発の被害はもっとひどいと思った。明日が見えてこないのだから・・・。東北自動車道に出ようとしたら八方ふさがりのような状態でした。ウロウロしながら結局相馬市まで後戻りです。山を越えて福島市まで出てから高速に乗る。東京を抜けるときラッシュにぶつかったが一気に松江まで帰る。運転、運転の長旅でした。

 

 

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蔵王スキーから三陸海岸へ

2014年01月12日 | Weblog

 黒岳山頂で新年を迎え、下山後蔵王スキー場へ向かう。東京を抜けるのはちょっと気をつかったが東北道へ出ればまずは安心。車のナビが古いので新しい道路に出くわすと困ることがあるがこれはしょうがない。

 元日の夜は東北自動車道の国見SA泊。翌2日蔵王スキー場。スキー場は大変な混雑で駐車場が見つからない。銭湯があったので近くのスーパーに車を停めて汗を流す。客は誰も居なくて貸し切り。体が温まったので駐車場探しとする。蔵王スキー場は、大まかにいうと3つのエリアに分かれていてそれぞれに駐車場がある。町の中心部に位置するスキー場は狭いし満杯。少し異動して蔵王山麓駅(ケーブルの駅)の駐車場に車を入れる。

 正月2日なので人が多い。悪いことに天気がパットせずガスッた様な状態なので先が見えない。慣れた人は結構滑れるようだが、コースの様子がわからないものにとっては怖くて思い切り滑れない。おまけに道に迷ったりでくたびれた。  

                   

                      この奥に立派なスキー場があるのだがガスって見えない。

           

 ゲレンデの状態がよくないので少し滑って三陸海岸へ移動することにした。津波被害の様子と、奇跡の一本松を見ること。またまた車を動かす。車の運転時間が長いので何をしに来ているのわからない。山形自動車道から東北自動車道に戻り菅生SA泊。翌3日、陸前高田に入る。途中、道の駅の温泉に入ったりしたので到着が遅くなった。陸前高田にも道の駅があるので今夜はここで泊まろう考えていたけど行ってびっくり、見てびっくり。街は廃墟と化していました。

            

                          道の駅 がらんとして不気味な感じさえする。

              

               

                    がれきの撤去はほぼ終わっていたので、遠くからでも見える。

            

               7万本もの松並木は一瞬にして根こそぎに。一本だけがのこる奇跡。

           

          風光明媚な名勝も見る影もありません。後ろの建物はホテルだったそうです。

              

 道の駅前にガソリンスタンドが一店と近くに奇跡の一本松駐車場があり、土産物屋がありました。 人気のありそうなのはそれだけ。ただ、道路は回復していて車がひっきりなしに走っていました。この日は、この奇跡の一本松駐車場に泊まる。       

 

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