知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

新たな時代の到来。

2010年05月30日 | 自分の未来を組み立てる。
格差の固定化。


この可能性がとても高いと思いますが、
 一点の希望は、ITの力
です。

弱者が強者に戦う場合、
 ランチェスター戦略
が有効であるといわれています。

その中で、1対1に持ち込むものがあります。


大企業と個人事業主が同じ度量で戦っても、
 人の数、財力、販売店舗網・・・
あらゆるもので負けてしまいます。

ただ、一人しか通れない狭い路地に誘い込んで、
 一人が来たら、一人を倒して、
 また一人が来たら、そいつを倒して・・
と順番に倒していくと、勝つ可能性が出てきます。


ITは、弱者がこの戦略を使えるようにするためのツールです。

だからこそ、希望となります。

HPは、一人でも作れる。
ネット広告もテレビCMと異なり、費用はわずか。
販売店舗網もHPで十分。
コンテンツも安い費用で作れる。

大企業が作り上げたサービスも
 大したことないな
というものがあると思います。

そこには、付け入る隙がある。

これでうまくやれば、格差を是正できるというわけです。


そして、これを可能にするのが、
 知的スキル
です。

ITは、手足の部分。
それを動かす頭脳が知力。

今までは、知力(ソフト)があっても、物理的環境(ハード)がなかったので戦えなかった人が、
これからは、戦うことができる。

IPADもそのツールとなるはずです。
マックでアプリを作っている会社員もいる。
 大手会社が開発したアプリよりも、売れるアプリができる可能性がある。

そのうちに、大手出版社ではなくても、
電子書籍でベストセラーを出せるようになる時代が来る。

大手プロダクションに入っていなくても、
ヒット曲を出せるようになる時代が来る。

格差が当たり前の社会になっても、
 知的に成長し続けていれば、格差を乗り越えられる。


格差が生じること自体は仕方がないことです。
それが、固定化しなければ、
 みんなが努力をして、豊かになれる。

そういう努力が効果を発揮する時代になれば、
 それはそれで、フェアな社会
ということになるはずです。


ある人は、
 努力できる才能があること自体、不平等だ
 だから、平等に分配せよ
とか、
 努力できる環境にあったから、豊かになれたんだ
 だから、平等に分配せよ
と言ってくるかもしれません。

そのため、
 努力できる環境を、累進課税をもとに整備し、
 機会の平等が保てるようにする。

その後、結果の平等までは、無視する。

子ども手当のようなみんなに給付するものや、
財団法人何とか協会への補助金などは、すべて廃止する。

ある人が、言ってきたら、
 あなたも努力すれば、今からでも豊かになれますよ。
と切り返す。


おそらく、財政破綻すると、小さな政府に移行せざるを得ないと思います。
大きな政府のままであると、税金が異常に高くなるからです。

 若者弁護士や、今後生まれてくる弁護士のビジネス志向の高まり
について、詳しく書きましたが、
このことは、
 日本の社会の変化を考える上でとても大切です。



お金がなくなれば、お金を削らなくてはならない。
お金を削れば、お金を削られた方に変化が起こる。

その結果、
 お金至上主義の流れが進む。

従業員の給与を削れば、
 従業員は、FX、投資、副業など、お金儲けの本を買いまくる。
給与が十分であった時代には、そんなことを考えていなかった人が、
 危機感を持ってお金儲けを考える。

医師も弁護士も同じ。

救急車のたらいまわし、儲からない産婦人科の廃止、
費用対効果の悪い事件のお断り、人権擁護活動、ボランティアに参加する弁護士の数の減少。


ただ、これは、受け入れざるを得ない。

考えようで、こういった社会でも、うまく立ち回れば、
 幸せに生きる
ことができると思います。

ルールが変わったのであれば、ルールに合わせて、
 自分が勝てるように変化すればよいだけです。

学歴だけで就職できなくなったのであれば、
 学歴以外で何が必要かを考え、それを獲得して、他の人に差をつける。

資格だけで食べていけなくなったのであれば、
 資格以外で何が必要かを考え、それを獲得して、他の人に差をつける。

商品が売れなくなったのであれば、
 どうしたら売れるようになるかを考え、それを獲得して、他の店に差をつける。

これは、ロールプレーイングゲームと同じです。

すべて共通。

 「どうしたら・・・を考え」
という部分が、
 知的成長の部分。

そのために、戦略を練っていけば、
 どんなに他の人が苦しんでいても、対岸の火事と見ることができるようになるはずです。

ちょっと冷たい言い方かもしれませんが、
 ダーウィンの種の起源を読むと、この辺りの原則がよく分かります。

 環境に適応したものが生き残り、
 環境に適応できなかったものは死に絶える。


もちろん、人には人権があり、生存権として
 最低限度の生活ができるように保障されています。

これが、人権の保障という国の存在意義です。


ただ、その力も、弁護士のビジネス志向、官僚のビジネス志向、国会議員のビジネス志向・などによって、弱まっていくはずです。

そうであれば、それがおかしいという人が、NPOを作って、
 自分が理想とする社会の実現のために、自分で立ち上がる。

この辺のところは、社会的企業の考えに通じてきます。

すべての国が経営能力に優れていたら、社会的企業は必要なくなります。
国が十分にできないから、社会的企業の存在意義は大きくなる。
 アフリカの諸国に給食を送る活動。
 アフリカの諸国が十分にできないから必要となる。

今後は、日本国内でも、いろいろなことが、十分にできなくなるはずです。
そうであれば、
 それを守りたいという思いの強い人が中心になって、それを守るための活動をする。

公営のスケートリンクが廃止されるというのであれば、
 どうすれば、存続できるかのスキームを考え、残したいという人が行動を起こす。

国に働きかけるデモ活動ではなく、
 自分たちのコントロールできる領域で解決できる行動
を考える。


これからは、
 国を頼りにできない反面、
 個人がITの力を駆使して、多くのことができるような社会
になります。

これは、他人任せの人が力を失い、自助努力の人が力を得るということです。

見方を変えれば、
 とてもアグレッシブで、楽しい社会になるかもしれない。

僕は、自分の努力次第で、未来を明るくできると思っています。

常に強い人が社会を牛耳る閉塞感いっぱいの社会よりも、
 知力とITによって、何も持たない人が成り上がっていける社会
の方が、楽しい社会だと思います。

だから、悲観する必要なんて全くないと思います。
日曜日の朝早くから、本を読んだり勉強をしたりするのも、そのための準備です。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前の記事へ | トップ | 次の記事へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

自分の未来を組み立てる。」カテゴリの最新記事