知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

自分を機関化する。

2010年04月24日 | 自分の未来を組み立てる。
国家の仕組みを学ぶと、
 いろいろなところで応用できる
と思います。

日本国憲法は、市民革命の理論を受け継いでアメリカ主導で作られたものですが、
 長年のスキル
の積み重ねによって、できているといえます。

三権分立の手法は、会社経営でも応用できる。
会社法を学ぶと、憲法の考え方が出てきます。


まず、
 国会。
国会は、法律を作る機関。

内閣。
内閣は、法律を実行する機関。

裁判所。
裁判所は、
 法律が憲法(根本規範)に違反していないか、
 内閣がきちんと法律を実行しているのか
をチェックする機関。


株主総会が国会のような役割を果たす。
会社の方向性や重要案件を決議する。

取締役会や代表取締役が
 株主総会決議に従って経営を実行する。

監査役(取締役会)が
 代表取締役の経営をチェックする。


大きく分けると、
 ルールを作る→ルールを実行する
 ルールの正当性、ルールがきちんと実行されているかをチェックする

この3つの機関がうまく機能することで、
 永続的な成果
が得られるということ。


これを個人に応用するとよいと思います。

個人の場合には、3つの人格を作る。
 ルールを作るタイプの人格。
 ルールを実行するタイプの人格。
 それらをチェックする人格。

これらの人格をごちゃごちゃにすると、
 迷いが生まれる
ので、クールに割り切るとよいと思います。

ルールを作るときは、
 目的を中心に作る。

医者になるという目的を決めたら、
 目的を実行するためのルールを決める。

朝6時に起きて勉強しよう。←ルール
このときに、実行する人格の話はあまり聞かない。
実行する人格は、こんなことを言い出します。
 僕は、低血圧だから朝は弱い。
 朝早く起きると、学校で寝てしまって効率が返って悪いよ。

やらない理由をもっともらしく言ってくる。

実行する人格は、楽をしたいと考えるので、ルールを作るときには切り離す。
仕分け作業で実行する機関が、お金くれというときと同じようなものです。

ルールを作ったら、ルールの正当性をチェックする人格でチェックする。
その時に、ルールを実行する人格の意見も聞き、総合的に判断する。

その後、やってみようと考えたら、実行する人格で実行する。

実行後、再び、チェックする人格でチェックする。

自分の人格を大きく3つに分けて、
 それぞれの役割に応じて検討する。


さらに、チームの場合には、使えると思います。
世の中には、
 ルールを作ることが得意な人
 ルールを実行することが得意な人
 それらをチェックすることが得意な人
がいます。

そういった適材適所を考慮して、チームを作る。
そして、チームを生かす。

仕事を部下に任せるときにも、
 この仕事は新しい仕組みを考案するタイプの仕事
だから、
 あの人にやってもらおう。

 この仕事は、マニュアルに従って、効率よくやってもらえばよい仕事
だから、
 あの人にやってもらおう。

 この仕事は、細かい数字をチェックするタイプの仕事
だから、
 あの人にやってもらおう。


仕事を分けて、適切に割り振ることで、
 効率がよくなる
と思います。

こういった手法は、
 論理の分析の手法
と同じようなものです。

ごちゃごちゃしているものは、
 分けて、整理する。

分けて整理するスキルは、
いろいろと使えると思います。
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