知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

地方崩壊論7(駅前商店街の復活2 テレビ東京戦略)

2010年02月23日 | 国家論
繰り返しますが、あくまでも、考えるトレーニングとしてです。
 お金をもらわず、考える。


テレビ東京戦略(ターゲット戦略)。
朝  子供向け番組。
午前 年金投資家向け株価ニュース。
夜  ビジネスマン(知的レベルが高めで収入も比較的高い層)向け経済ニュース。

時間帯とターゲットを絞り込むことで、
CM枠を買い取る企業のニーズとマッチしやすくする。
ビジネスマン向けの製品については、
フジのクイズ番組のスポンサーになっても効果は薄いわけです。

 朝  子供向け商品
 午前 高齢者向け保険
 夜  ビジネスマン向け商品


これを駅前商店街で生かす。
 朝 出勤時の学生、サラリーマン向け。
  喫茶店・・朝食。新聞。ビジネス誌。資格試験の勉強。テスト勉強。
  ファーストフード。  
  お弁当屋さん。
  果物(バナナ)。
 商店街の欠点は、そこで食べるということを想定していないということ。
   →商店街で買った商品は、フードコートで食べることができる。

 午前 託児所に子供を預けた主婦向け。
    ゆっくりしたい高齢者向け。
    必要なサービスの一元化。
     図書室
     証券会社
     銀行 
     郵貯
    喫茶店。
    洋服店。高齢者向け。
       若い人向け。ネットでも取り寄せ化。
    雑貨屋。
    お弁当屋さん。

お昼 ランチ。

午後 カルチャースクール。
   おいしい焼き立てケーキ。今日のパティシエのブログつき。
   電車に乗って、街に行かなくても、一流パティシエのケーキが食べられる。
    (ケーキ屋のおやじさんも勉強できる。)
   その後、八百屋、魚屋、総菜屋で夕食の材料を買って、託児所へ。

夕方 学生。
    図書室。
    ファーストフード。たこ焼き。ケーキ。

夜  帰宅サラリーマン。
    居酒屋。
   独身サラリーマン。
    定食屋。
    図書室。資格取得のための勉強。


人が商店街にいないのは、
 商店街に行く目的がない
からです。

そうであれば、
 目的を作ればよい。

これが、再生のコンセプト。
そのためには、世代に応じた目的を提示する。

ここに来れば、便利ですよ。あなたの幸せにつながりますよ。
ここでは、朝食。→ファーストフード。喫茶店。
     子育てからの解放。→託児所。
     株のチェックなど(資産運用)。
     おばあさん同士の会話。
     勉強。

人が集まれば、その人がついでに、物を買ったりサービスを受ける。
図書室で、隣の人が使っていた参考書を見て、いいじゃん。
 商店街の本屋へ。
ちょっと、小腹がすいたな。
 おまんじゅうや。フードコート。

こういったことを実現するためには、
 EU同様、主権の制限
が必要となります。

各商店がバラバラにやっていたのでは、実現できないからです。

バラバラでやっていた場合、効率が非常に悪くなります。
ショッピングモールにフードコートがある理由は、
 そこで、すべてのお店の食べ物を食べてよい
ということにして、
 はやる店の席が足りない
 はやらない店の席は余る
という問題を解決するためです。

こういったプランは、実は、実現は不可能です。
若手のコンサルタントが一番苦労するのは、こういった点です。

 アイデアを会社に持っていっても、それを実行することは不可能である
という現実。

昔の考えに凝り固まった人々、既得権益、利己主義。
おそらく、シャッターを閉めた店主はこういうでしょう。
 これは、おれの家だ。なんで立ち退かなければいかんのだ。

商店街全体としての価値という発想がないからです。

個人が利己的になればなるほど、全体としての価値は減っていく。
WINWINの関係を築いていこうという発想がないと、結局は魅力がなくなる。

これは、マンションの住人のところで述べたのと同じです。
マンションの住民一人ひとりが、マナーを守っていたり、
管理費や修繕積立金をきちんと納めているところは、
 資産価値が減らずにすむ。

マナーを守らない人や、管理費を納めない人が増えれば、汚くなったり、環境が悪くなって、
 資産価値が下がる。

結論としては、
 みんなが協力して、お金を出し合ったり、プランを練って、自由を制約しても頑張る。
それにより、集合体の価値が高まる。
それにより、一人ひとりの分け前も増える。
みんながハッピー。WINWINの関係。

 黒川温泉に学ぶ駅前商店街復活プラン。
まぁ、実現は不可能でしょうが、考えるトレーニングにはなると思います。 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 長崎知事選で考える。 | トップ | 地方崩壊論8(崩壊から再生へ) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国家論」カテゴリの最新記事