年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

春です

2013-03-06 18:53:33 | Weblog
 
 「希望のあるところには、かならず試練がある」(村上春樹;1Q84 BOOK3)
 4男はこの3年間ほとんど家で過ごすことはなかった。塾へ行くために土曜・日曜・雨の日も台風の日も猛暑の日も雪の日も関係なく、朝8時には家を出て、夜遅く23時前後、時には24時を回ることもあった。それを親が知るのは、たいてい翌朝の朝食時に知るくらいである。実際、この2~3年、365日の内、一日自由時間を持ったのは、今まで何度かチャレンジした受験に行く時の車内や機内や船内くらいではなかったか。全国を駆け回った。そして失敗が続いた。だから、正月休みもお盆休みもない生活をしていたことを知っている。でも、これは4男が小学4年生からやっていたサッカークラブでも似たような生活だったから、家族にしても本人にしてもそれほど違和感を感じることはなかっただろうと想像する。
                   
 「元気を出しなさい、逆境の中で忠実でありなさい」(アデマールダミアニ)
 恥ずかしながら浪人中の身において、つまり逆境の中に自分を置いて、かつ追い込んでいく様子を私たち親は、時には近づきながら、時には離れながら様子を見守る年月が続いた。
 4男の職業選択の希望は、地方にいて、辺境の地にいて、過疎の地にいて、そこで地域総合医療としての医師を目指すことが、唯一の希望である。
                                 そして本日、緒となるべく目指す大学医学部医学科の合格発表に、自分の受験番号を見つけることに成功した。