年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

Kさんからの電話

2007-10-31 00:00:00 | Weblog
2007/10/31 (Wed) Kさんからの電話

 パソコンの面倒を見てもらっている彼は、大手電気会社に勤めていたけれど南端に位置するその工場が閉鎖することで職を失い何をすればよいか、と相談にこられたのが初めての出会いであった。車をぶっ飛ばし3時間以上かけて私の机の前に座った。結果,何も彼のためにして上げられることはなかった。Kさんは30歳前にしたこころの優しい青年である。私が一度だけ、ダメだといったのは、自分の姓名氏名の漢字のことだけ。PCのワードを使ってもいっぺんに出てこない漢字だけに心優しいKさんは略字を当てていたので、ダメです、面倒くさくとも正しい自分の姓名氏名を書いてください、と注文したことがあった。今、kさんは数年前に失った仕事からまったく異なったアルバイトでの仕事をしている。近所に住む兄ではなく弟の立場で父と母親の生活を支えているので家から離れることができないのだそうだ。電話口の彼の声はいつも透き通って私の耳に入ってくる。今夜も、母親が体の調子が悪く入院しているのでPCの調子を見るためにそちらに行けなくてすみません、と言った。