年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

キャリアデザインの話

2006-07-05 00:00:00 | Weblog
2006/7/5 (Wed) キャリアデザインの話

 午後休暇を取りリクルートワークス研究所の所長である大久保氏の話を聞きに行く。いつもの筏下りの話に興味が湧いた。15歳から35歳までのいろんな経験をしなければならない時期における基礎力のつけ方。①人の話を聞くときは大きくうなずくこと。コミュニケーション能力を育てるのに大事なことは、どのように上手く聞くかであり、どのように上手くしゃべるかは後のことである。②学習して覚えたことはその日のうちに他人に話す。学習の習慣を作る。③単純作業においても学習視点で考える。つまり問題意識を持つ。④意見の違う人や年の離れた人と話すようにする。対人能力、リーダーシップにつながるものである。所詮同じ仲間といつも話しても基礎力は身につかない。⑤自分の得意なことは人にやってもらうこと。そうすれば不得意なその人に対してa説明を工夫するbついつい我慢する癖ができるc感謝して誉めるようになれるd自分が責任を取るようになる…つまり人を使う基礎を作る。
 なかなか面白い話であった。しかし90分の話を聞きながらへそ曲がりがむくむくと顔を出した。人はなぜ天職を求めなければならないのか、という素朴な疑問。今の世の中カウンセリングブーム、毎日さまざまな問題に対しカウンセラーが現われる。カウンセラーに相談すれば何かしら解決策が見えてくるといった幻想が大手を振って歩いているようだ。1番に解決しなければならないのは、カウンセラーご自身の人生である、クライアント=教師から学ぶべきはカウンセラーのほうだと自分は考えている。か弱き相談者の上にあぐらをかいて傾聴技術とやらで満足している多くのカウンセラーが,彼ら彼女ご自身の天職のようには端から観ていて映らない。