暘州通信

日本の山車

◆28832 那覇市のスイムイウタキ 更新

2013年01月07日 | 日本の山車
◆28832 那覇市のスイムイウタキ 更新
□汎論
 那覇市のスイムイウタキは「首里森御嶽」のことで、ウタキ「御嶽」は聖地で、神話、伝説上の神、鎮守神、あるいは、始祖や守護神を祀る場所をいう。
前世紀にはすでに海神氏が稲作とともにその思想を九州各地に伝え、さらに眷属の出雲氏族により日本各地に広がった。御嶽とよぶ山は各地にあり、山を御神体とする神南備山、あるいは甘南備山として崇拝されている。その多くは大己貴となっている。
 山上に磐坐を、山頂社あるいは奥宮を設け、それが次第に山腹や山麓に拝殿を建立して祖神、産土神、土地神を祀って斎事を執行するようになってきている。
 「社」は中国の古代に起きた思想で、これが時代が下がるに従い「御嶽と褶合」していったと考えられる。
 皇室は、海神氏と祖先をおなじにしたもと同族であり、海神氏から離反した。
 皇室が神を立てるときは「宮」が用いられている。「八幡宮」はその代表例であろう。 岐阜県高山市(旧宮村)の、飛騨一ノ宮水無神社(すいむじんじゃ)は、祭神不明とされるが、富山県に注ぐ神通川の源流宮川上流に「位山(くらいやま)」とよぶ神南備山があり、古代の磐坐があるが、出雲系氏族の祀ったものである。祭神は当然大己貴命であったろう。飛騨地方南部の木曾御岳(御嶽)も神南備で、大己貴命が祀られていたはずであるが、修験の信者らにより古い姿が変貌している。
 「加賀の白山」は、白山比命を祀るが、「大汝」には名を変えているが祭神は大己貴命である。
 北アルプスの乗鞍岳を本宮とし、位山はその遥拝所、山麓の水無神社は位山に向かって建てられており、後世、拝殿として立てられたと考えられる。
 水無神社は「すいむじんじゃ、みずなしじんじゃ」とよばれ、社前をながれる宮川が平素、伏流水となって水が流れない「水無し」となることから名づけられたとする俗説がかなり流布されている。
 富山県富山市(旧大山町)の神通側に近い場所に古社「水舞神社」がある。こちらも
「すいむじんじゃ」である。
 中津川市(旧付知町)、武芸川町にも「水無神社」がある。
 沖縄のスイムイウタキ、ムイウタキの思想が前世紀にはすでに飛騨地方に伝わっていた示例として挙げられよう。
□参考
次を参考にさせていただきました。
・新宮町・磯崎神社 その2
 http://blogs.yahoo.co.jp/sika_sumegami/9771882.html
・『大宮氷川神社』~出雲との関わりが気になる一社です~
 http://blogs.yahoo.co.jp/thicowanwan/55088324.html
・木坂海神神社大祭
 http://blogs.yahoo.co.jp/milkmikky22/56496275.html
・薩摩国一之宮(枚聞神社)参拝記
 http://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/7838166.html
・忠海町 小丸居神社
 http://blogs.yahoo.co.jp/sirotaki123/34391574.html
・春を迎える  空想の翼を羽ばたかせ、谷間に降りてみましょう  凍り付いた、雪また雪の中で……
 アクセス進撃ブログ日誌yahoo! よろしくねっ
 http://blogs.yahoo.co.jp/poem3011/MYBLOG/yblog.html?m=lc&p=1
・早朝の星空にホッ♪
 そこにある日常 無機質に 有機質に
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