暘州通信

日本の山車

◆02410 麻崎神社祭

2011年11月22日 | 日本の山車
◆02410 麻崎神社祭
□社名 麻崎神社(ぬさざきじんじゃ)
□所在地 登米市(旧津山町)
□祭神
□祭は四月下旬。
□山車
山車一臺を曳く。
□汎論
 麻崎神社の創祀は不明。柳津、黄牛、横山北沢、南沢の旧四ヶ村の沢を堰き止めた締切沼の守護神として麻崎に祀ったのを創祀としている。筆者勘案するに、麻崎神社は天神山(標高一五〇・七メートル)の山麓にあり、その登山口になっている。中腹にある天神山遺跡は中世の城郭址と伝わるがこちらも詳細不明、若干の遺物が発掘されている。山頂の平坦な部分には相殿の小石祠があり、天満宮、秋葉大神が祀られている。天神山はなだらかな裾を曳いた秀麗な山容で、おそらく古代の神奈備山であろう。天神(天満)、秋葉神は城があったころの遺称と思われる。つまり、天神山は山自体を神格とする神体山であり、山麓の麻崎神社は里宮、古代からの歴史に埋没しながら、複合祭祀がおこなわれてきたものと推察される。
 山車は二層式の形態で、全体を紅白の幕で覆い、上臺でお囃子の演奏が行われる。伝統の藝能に【つやま打囃子】がある。

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