暘州通信

日本の山車

04673 川合神社夏祭

2008年06月05日 | 日本の山車
04673 川合神社夏祭
岡山県吉備中央町田土3113 湯山2
□川合神社
□祭神
足仲彦尊
氣長足姫尊
譽田別

□祭は八月下旬。

□汎論
備中央町は加茂川町と賀陽町が合併でできた新しい町。市内の川合神社で行われる祭には、「だし」とよぶ人形を作って奉納する。人形は藁でつくり、紙の衣装をつける。いわゆる見立てもので、その年の趣向できまるが、歌舞伎や神話の一場面であることが多い。江戸時代に疫病が流行したとき、人の身代わりとして人形を立て、災厄を逃れたのがはじまりだという。置山であって曳山ではない。
八月に行われる献燈祭は、岡山県の民俗資料無形文化財の指定をうける。
川合神社の創祀は古代にさかのぼると考えられ、上房郡誌によると、
「往古は川合山のみねに石の宝殿を造り鎮座したり 古代の磐あり 正徳五年、奉遷したり…」
とあって、創祭は川合山であって、吉川川と宇甘川の落合にある両川の合流点磐座があり。現在地へは正徳五年(一七一五)に遷座したということになる。石の宝殿からは」弥生時代の遺物が出土している。
川合神社を通称、川合八幡神社と呼んでいるが、もとは土地神を祀る神社である。ジングウコウゴウ(氣長足姫尊)とホムダワケ(譽田別)は後祀であり、その時期は不明とされるが、享保改元前の正徳年間と推定する。

□問い合せ
吉備中央町教育委員会
電話 0866-56-9191




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