ひとたびきまれば、半永久的に定着するイメージを払拭することの難しさを訴えて、充分時間をかけ、論議を尽くしてから結論づけるべきであった。という批判的な慎重論も出ている。
「高山市は、計画を強行するため住民の間に好餌を撒いて、住民の間に亀裂を生じさせ、地域の連帯と住民意識の断絶をはかる悪辣な手段をとり、このためいままで親しく交際していた人たちの間には挨拶すら交わさなくなる断絶が生じています」。
また、子供にまで干渉し、「あそこの家の子とは、遊んではいけません」などという親まででてきたというから、地域住民の信頼関係にまで投げかけた問題は深刻だ。
平成九年の統計によると、高山市の食肉センターでの年間処理数は牛五千八百四〇頭、豚一万六千四百八〇頭、綿羊三十一頭、合計二万二千頭余りとのことである。
頭書に述べたように、高山市の家畜飼養頭数は年々減少している、新宮で把握した情報によると、平成三十年頃には高山市以外の家畜のための処理場となるのではないかと推定している。
現在処理施設のある冬頭町では長い間にわたって立退きを要望している。
新宮に計画されている処理場の条件が高山市の言うように何ら問題のない施設であるならば、冬頭町も、移転を希望することはないはずである。
「かならず見えない問題が伏在している」これが、地域の住民を説得できないもっとも大きな理由の一つでもある。早い話が、土野守高山市長にはそれくらい信用がなくなっている。
「高山市の話や説明を聞いている限りいいことずくめで、まともに聞けば、反対することが恥ずかしくなるくらいだ」という人もいる。
だが、
「冷静に判断すれば、なにかおかしいことにすぐ気づくはず」
「何か、大切なことが隠されているような不安を覚える。それは何か出来てしまったあとで、失敗った、と思っても取り返しのつかないことなのではないかという、予想の付かない不安がつきまとう」
これらについて、だれもが一様に考えていることは、面談を避け、疑問に適切な答えず、地元に明快な説明をしない高山市の行政態度に尽きる。
このやりかたに、案内の無かった役員や他の地権者は激怒したひともいた。
「案内のあった三名に決定権が与えられてあるならば、それもやむを得ないが、この場合、誰が交渉の窓口となっても、最後は総会できめるのだから、高山市の差別的なやりかたは、反発を招くのは当然で、土野守市長にも山岡壽農林部長にも強い不信感をもった」。
なんども話し合った結果、食肉処理場は不適当な施設との結論に達した。
決議文は役員連名により、高山市山岡農林部長に提出された。高山市からは納得のいく説明はなく、話合いもまったく行なわれないのみか、組に対する回答もなかった。「誠実さを欠いた農林部の態度ではとても協力できない」などの意見が相次いだ。
「高山市は、計画を強行するため住民の間に好餌を撒いて、住民の間に亀裂を生じさせ、地域の連帯と住民意識の断絶をはかる悪辣な手段をとり、このためいままで親しく交際していた人たちの間には挨拶すら交わさなくなる断絶が生じています」。
また、子供にまで干渉し、「あそこの家の子とは、遊んではいけません」などという親まででてきたというから、地域住民の信頼関係にまで投げかけた問題は深刻だ。
平成九年の統計によると、高山市の食肉センターでの年間処理数は牛五千八百四〇頭、豚一万六千四百八〇頭、綿羊三十一頭、合計二万二千頭余りとのことである。
頭書に述べたように、高山市の家畜飼養頭数は年々減少している、新宮で把握した情報によると、平成三十年頃には高山市以外の家畜のための処理場となるのではないかと推定している。
現在処理施設のある冬頭町では長い間にわたって立退きを要望している。
新宮に計画されている処理場の条件が高山市の言うように何ら問題のない施設であるならば、冬頭町も、移転を希望することはないはずである。
「かならず見えない問題が伏在している」これが、地域の住民を説得できないもっとも大きな理由の一つでもある。早い話が、土野守高山市長にはそれくらい信用がなくなっている。
「高山市の話や説明を聞いている限りいいことずくめで、まともに聞けば、反対することが恥ずかしくなるくらいだ」という人もいる。
だが、
「冷静に判断すれば、なにかおかしいことにすぐ気づくはず」
「何か、大切なことが隠されているような不安を覚える。それは何か出来てしまったあとで、失敗った、と思っても取り返しのつかないことなのではないかという、予想の付かない不安がつきまとう」
これらについて、だれもが一様に考えていることは、面談を避け、疑問に適切な答えず、地元に明快な説明をしない高山市の行政態度に尽きる。
このやりかたに、案内の無かった役員や他の地権者は激怒したひともいた。
「案内のあった三名に決定権が与えられてあるならば、それもやむを得ないが、この場合、誰が交渉の窓口となっても、最後は総会できめるのだから、高山市の差別的なやりかたは、反発を招くのは当然で、土野守市長にも山岡壽農林部長にも強い不信感をもった」。
なんども話し合った結果、食肉処理場は不適当な施設との結論に達した。
決議文は役員連名により、高山市山岡農林部長に提出された。高山市からは納得のいく説明はなく、話合いもまったく行なわれないのみか、組に対する回答もなかった。「誠実さを欠いた農林部の態度ではとても協力できない」などの意見が相次いだ。
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