暘州通信

日本の山車

◆16307 岐佐神社

2011年03月20日 | 論攷 延喜式神名帳
◆16307 岐佐神社
□所在地 静岡県浜松市(旧舞阪町)舞阪
□旧国名 遠江國敷智郡
□現社名 岐佐神社(きさじんじゃ、きざじんじゃ)
□旧社名 岐佐神社
□祭神
キサガイヒメノミコト 蚶貝比賣命
ウムガイヒメノミコト 蛤貝比賣命
配祀 
市杵嶋比賣命
□汎論
 岐佐神社は、延喜式神名帳遠江國敷智郡に記載される、遠江國六二座のうちの一座。岐佐神社の名称は、象神社の意と考えられ、遠浅の砂浜で形成される潟に祀られる象神社の意と考えられ、秋田県秋田県にかほ市(旧象潟町)にも象潟がある。祭神は二柱の貝の名称がつく女神であり、イチキシマヒメノミコト(市杵嶋比賣命)が配祀され、古代に海神族(綿津美氏)により祀られたことをうかがわせる。龍宮城の乙姫は蛤(はまぐりは)の化生とする巷説があり、江戸時代に作られた山車には、亀に乗って龍宮城を訪れた浦島子を、乙姫が蛤から出て出迎える山車からくりが行われる例がある。
 蜃気楼(しんきろう)は、蛤の吐く気だという俗信がある。

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