暘州通信

日本の山車

◆18603 多奈閇神社

2011年04月04日 | 論攷 延喜式神名帳
◆18603 多奈閇神社
□所在地 三重県員弁郡東員町中上
□旧国名 伊勢國
□現社名 久米神社
□旧社名 多奈閇神社(たなべじんじゃ)
□祭神
アマノヒワシノミコト 天日鷲命
合祀
天照大御神
天児屋根命
宇迦之御魂神
大山津見命
須佐之男命
保食神
菅原道真
品陀和気命
大市比売命
大己貴命
大山咋命
□汎論
 多奈閇神社は、延喜式神名帳伊勢國員弁郡に記載される、伊勢國二五三座のうちの一座。祭神のアメノヒワシノミコト(天日鷲命)は、日本神話のアマテラスオオミカミ(天照大神)がスサノオノミコトの乱暴な行いに愛想をつかして天岩戸におかくれになったとき、その岩戸前に神々が集い、歌や踊の宴を催したとき、弦楽器を演奏していた神の楽器の上に大鷲が止まったのを奇瑞とし、このことから神の名をアメノヒワシノミコト(天日鷲命)とよぶようになったとある。
 『古語拾遺』には、アメノヒワシノミコトはフトダマノミコト(太玉命)に従った四柱の神の一柱だとされている。
 阿波國(徳島県)では、阿波の忌部氏(いんべし)の祖神とされるが、日氏につながる一族としての事蹟がうかがえる。高魂命、その裔神である天日鷲翔矢命、天加奈止美命がある。
 田邊氏の祖先とされる。

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