暘州通信

日本の山車

◆05759 須佐神社祭

2011年01月24日 | 日本の山車
◆05759 須佐神社祭
□社名 神社
□所在地 福岡県田川郡香春町大字上香春
□祭神
スサノオノミコト 素盞鳴命
□祭は五月中旬。
□山車(山笠)
子供山笠が八臺ほど出る。
□汎論
 須佐神社は元応元年(一三二〇)に仲津郡の今井祇園社(須佐神社)より分祀を受けて祀られたと伝わる。今井祇園社(須佐神社)とは、現在の福岡県行橋市の祇園社のことで、元永山陵の中腹に、大祖大神社と併祀される。今井祇園社の神霊は京都八坂神社より分祀を受けている。北九州東部には当社より分祀を受けた祇園社が多い。
 香春町は、大宰府と周防灘岸とを結ぶ官道だった「田河道」の駅(宿場)として栄えた。『萬葉集』には当地を詠んだ、抜気大首の、

 筑紫に任けらゆる時に、豊前の国の娘子紐児を娶りて作る歌三首

   豊国の 香春は我家 紐児に いつがり居れば 香春は我家       巻九-一七六七
   石上布留の 早稲田の穂には 出でず心のうちに 恋ふるこのころ   巻九-一七六八
   かくのみし 恋ひしわたれば たまきはる 命も我れは 惜しけくもなし  巻九-一七六九

 が伝わる。

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