暘州通信

日本の山車

◆03679 八雲神社例大祭

2011年11月10日 | 日本の山車
◆03679 八雲神社例大祭
□社名 八雲神社
□所在地 北海道二海郡八雲町宮園町
□祭神
アツタオオカミ 熱田大神
アマテラスオオミカミ 天照大神
スサノオノミコト 素盞嗚尊
ヤマトタケルノミコト 日本武尊
ミヤズヒメノミコト 宮簀媛命
タケイナダネノミコト 建稲種命
トクガワヨシカツノミコト 徳川慶勝命
□祭は六月下旬。
□山車
山車はない。
□汎論
 日本神話に、スサノオノミコトが詠んだとされる、

  八雲立つ 出雲八重垣 妻籠に 八重垣作る その八重垣を

 はよく知られ、【八雲】の名称がつけられた神社は全国にあり、その祭神はスサノオノミコト(素盞嗚命)である例は多い。
 八雲町の八雲神社は、明治十一年に、尾張(愛知県)の旧藩主だった、徳川慶勝が入植させた旧藩士が、熱田神宮の神符と、尾張徳川家歴代の神霊を祀ったのにはじまる。したがって、祭神は、熱田神宮に祀られる神と出雲系の神が混在する。
 ミヤズヒメ(宮簀媛)は、もと尾張のタケイナダネノミコト(建稲種命)の姉で、ヤマトタケルが東征の途中で妃に迎えた。ミヤズヒメは、ヤマトタケルノミコトが死去したのち草薙剣(くさなぎのつるぎ)を祀る社を建てたが、これが熱田神宮の起源だと伝わる。
 タケイナダネノミコト(建稲種命)は、父、尾張国造オトヨノミコト(乎止与命)、母はマシキトベ(眞敷刀婢命)の子で、ミヤズヒメ(宮簀媛)は姉にあたる。
 徳川 慶勝(とくがわ よしかつ)は、尾張藩の十四代、十七代の藩主である。尾張支藩である美濃国高須藩(現岐阜県海津市)に、松平義建の次男として生まれた。兄弟には、十五代尾張藩主藩主の徳川茂徳、会津藩主の松平容保(まつだいらかたもり)、桑名藩主の松平定敬があり、高須四兄弟とよばれる。
 八雲神社例大祭と日を同じくして、八雲町山車行列が行われるが、こちらは当社とは関係がない。

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