暘州通信

日本の山車

◆32558 稲作と祭祀 二八

2011年12月25日 | 日本の山車
◆32558 稲作と祭祀 二八
 これは仮説である。
 沖縄から奄美群島の各地みられる【ニライカナイ】信仰は、
遥か遠くの海の彼方や、海の底、地の底にあるとされる異界を指し、海神族(綿津美氏)により祀られた志賀海神社は、イザナギノミコト(伊弉諾命)の禊祓により生まれた神として、
・ソコツワダツミノカミ 底津綿津見神
・ナカツワダツミノカミ 仲津綿津見神
・ウワツワダツミノカミ 表津綿津見神
の綿津見三神として祀られ、遠くニライカナイの思想が伺われる。
 住吉大社の三神である、
・ウワツツオノカミ 表筒男神
・ナカツツオノカミ 仲筒男神
・ソコツツオノカミ 底筒男神
 は、根源に綿津見三神があることが推定できる。住吉三神は祭祀権の引渡しをもとめたが得られなかった神功皇后の創始になる神と推定される。ワダツミノカミの【ワは和であり、海であろう】、【ダは灘のダであろう。海と陸の接する部分がダだろうと推定する】。【ツミは祗であり神を指す】。日本古代の神綿津見三神
はニライカナイに起源がありそうである。

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