暘州通信

日本の山車

◆00628 鹿角花輪囃子

2011年11月25日 | 日本の山車
◆00628 鹿角花輪囃子
□社名 幸稲荷神社(さきわいいなりじんじゃ)
□所在地 皮投嶽(標高一一一二メートル)
□祭神
トヨウケヒメノミコト 豊受姫命
サルタヒコノミコト 猿田彦命
アメノウズメノミコト 天宇受女命
□祭は九月中旬。
□山車
屋臺一〇臺を曳く。
・大町
・舟場町 舟場一、二区
・舟場元町 舟場三区
・横丁
・組丁
・旭町
保存している先代は
明治十二年建造の旧臺が保存されている。
・谷地田町
昭和三十九年再建。工匠は鈴木嶋雲。
・六日町
彫刻は中村丑ノ助。
・新田町
地元有志の建造。
彫刻は中村丑ノ助。
・新町
彫師は相川善一郎。
(順不同)
□汎論
 幸稲荷神社の創祀は不明。元久年間(一二〇四-一二〇六)の火災により記録を失ったと伝わるそれ以前に祀られたと考えられている。
 もとは皮投嶽(標高一一一二メートル)山頂に祀られていたが、やがて麓に里宮がおかれることになった古い祭祀形態を持つ。つまり、皮投嶽は神奈備山である。現在は谷地田町にある御旅所を里宮とよび神幸が行われる。稲荷神社を名乗るが稲荷神である、ウカノミタマノミコト(倉稲魂命)、あるいはウケモチノカミ(保食神)の名が見当たらない。トヨウケヒメノミコト(豊受姫命)をもって、稲荷神に見立てていると推定される。
 山車囃子は各地に伝統と優れた演奏があるが、鹿角花輪囃子の見事な演奏は日本十大山車囃子のひとつに数えられる。

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