暘州通信

日本の山車

◆01663 松本神社祭

2012年03月10日 | 日本の山車
◆01663 松本神社祭
□社名 松本神社
□所在地 東京都羽村市羽西
□祭神
トヨウケヒメノミコト 豊受姫命
クシミケヌノミコト 櫛御毛奴命
オオモノヌシノカミ 大物主神
□祭は四月中旬。
□山車
山車の形態(呼称)は山車。
・小作本町
□汎論
 松本神社の創祀は、社記によると、建久年間(一一九〇-一一九九)
とある古社で、伊豆の河津祐康の家臣が山城国(京都市伏見区)の伏見稲荷大社より分霊を請け鎮守として祀ったのにはじまるとある。明治明治二年(一八六九)に現社名となったがそれまでは稲荷大明神と称ばれていた。本殿は天保十一年(一八四〇)の建造。工匠は棟札より小林藤馬であることが知られ、羽村市の指定有形文化財となっている。
 祭神のトヨウケヒメノミコト(豊受姫命)は伊勢神宮外宮に祀られる。クシミケヌノミコト(櫛御毛奴命)は、クシイワマドノミコト(櫛岩窓戸命)、トヨイワマドノミコト(豊岩窓戸命)は門を守る岩戸の神といわれる。オオモノヌシノミコトは出雲系の、金比羅宮、大神神社の祭神で、時に大己貴命(大國主命)と同一神ともされるが異説がある。
 当社には伏見稲荷大社の祭神である稲荷神・ウカノミタマノミコト(倉稲魂命)の名称が見られない。食を司る神、トヨウケヒメノミコトが稲荷真に見立てられているのかもしれない。

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