暘州通信

日本の山車

◆05703 大水上神社祭

2012年05月06日 | 日本の山車
◆05703 大水上神社祭
□社名 大水上神社
□所在地 香川県三豊市(旧高瀬町)羽方
□祭神
オオヤマツミノミコト 大山積命
ホムダワケノミコト 保牟多別命(誉田別命・應神天皇)
ムナカタオオカミ 宗像大神
境内社
豊葉神社
荒魂神社
牛神神社
四社宮
□祭は一〇月下旬。
□山車
山車の形態(呼称)は、太鼓臺。子供太鼓臺
・向谷 
□汎論
 大水上神社は延喜式神名帳讃岐國三野郡に記載される二四座中、の一社。讃岐國一宮田村神社に次ぐ二の宮とされ、【讃岐二宮】ともよばれる。境内に、当社の社号にもなったと思われる宮川とよばれる川がながれ、【鰻ヶ淵】とよぶ深い淵があり、ここではしばしば雨乞神事が行われた。淵にはうなぎが棲息し、白い鰻が姿を見せるときは干天、黒いうなぎが姿を見せるときは雨、蟹が出てくると大風と言い習わしている。
 天命の大飢饉のとき、恐慌で稲が実らず食に困って、この淵の黒うなぎをつかまえて食べたひとがあって、それ以来雨乞いをしても白うなぎばかり出てくるので、とうとう雨乞いをしなくなってしまったのだといわれる。
 雨の多い当地では古くから水神として敬われてきた。祭神も、往古は【大水上大明神】といい、いまはオオヤマツミノミコト(大山積命)とされているが、かつては、タカミムスビノミコト(高皇産霊尊)、ミズハノメノカミ(罔象女命)、クニトコタチノミコト(国常立尊)、ミシマリュウオウ(三嶋龍王)などの諸説があった。創祀の姿を伺うことはできないが、農耕をつかさどる水神だったことは間違いなさそうである。

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