◆01101 筑摩神社御船祭 更新
□社名 筑摩神社(つかまじんじゃ)
□所在地 長野県松本市筑摩
□祭神
オキナガタラシヒメノミコト 息長帶比賣命(神功皇后)
ホムダワケノミコト 譽田別命(應天皇)
タギリヒメノミコト 多紀利比賣命
サヨヒメノミコト 狭依比賣命
タギツヒメノミコト 多岐津比賣命
□祭は八月中旬。
□山車
山車の呼称、形態は、御船。
□汎論
【筑摩神社】は、社記によれば延暦十三年(七九四)の創祀と伝え、京都府の石清水八幡宮より分祀を受けて祀られたとされる。足利時代と推定される社殿は実に惚れぼれとする均整のとれた重厚な構えで、国の重要文化財に指定されている。【筑摩神社を、つかまじんじゃ】とよぶのは、延喜式にも記載される当地の【筑摩郡・つかまのこおり】にまで遡る古名で、松本市内には「つかま」を屋号とする老舗が数々ある。
長野県には【東筑摩郡】があるが、こちらは「ひがしちくまぐん」とよばれ、長野県東部から北部にかけ【千曲川(信濃川)」が流れ、また千曲市(ちくまし)がある。
筑摩神社の【筑】は、九州北部に、【筑紫國】があり、のちに、【筑前・ちくぜん】と、【筑後・ちくご】に分割された。花弁が七裂する九州地方の石楠花に標準和名は【ツクシシャクナゲ】と命名される。
その訓みは「つくし」か、「ちくし」かとしばしば論議となる。
仮説であるが、【筑】の古名は「ツク」でないかと推定され、その淵源は【宗像大社】にあり、その支配地が【筑紫國】一円に及んでいたと推察される。滋賀県の【竹生島】は、弁財天が祀られ、謡曲でもよく知られるが、その本義は宗像三女神 の一神である【イチキシマヒメノミコト(市杵島姫比賣命)】である。竹生島の古い表記に【都久夫須麻神社・つくぶすまじんじゃ】があり、こちらにも
「ツク」がつく。滋賀県坂田郡米原町朝妻筑摩にはも、筑摩神社が鎮座するが、こちらの祭神には、
宗像三女神の名称が見られない。
姓氏に「塚つく、つか」のつけられた苗字があるが。これももとは、宗像氏につながる古氏と推察される。
松本市の筑摩神社の祭神の中に、【サヨヒメノミコト(狭依比賣命)】とあるのが、イチキシマヒメノミコト(市杵島姫比賣命)の別名とされる。おそらく宗像三女神 を祀る神社として創始されていた神社に、こちらが信濃國府が松本に遷府となったときに八幡神が併祀されたものと考えられ、その創祀は、延暦十三年(七九四)よりはるかに遡ると考える。
◆日本の山車 ブログ
日本の山車
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タギリヒメノミコト 多紀利比賣命
サヨヒメノミコト 狭依比賣命
タギツヒメノミコト 多岐津比賣命
□祭は八月中旬。
□山車
山車の呼称、形態は、御船。
□汎論
【筑摩神社】は、社記によれば延暦十三年(七九四)の創祀と伝え、京都府の石清水八幡宮より分祀を受けて祀られたとされる。足利時代と推定される社殿は実に惚れぼれとする均整のとれた重厚な構えで、国の重要文化財に指定されている。【筑摩神社を、つかまじんじゃ】とよぶのは、延喜式にも記載される当地の【筑摩郡・つかまのこおり】にまで遡る古名で、松本市内には「つかま」を屋号とする老舗が数々ある。
長野県には【東筑摩郡】があるが、こちらは「ひがしちくまぐん」とよばれ、長野県東部から北部にかけ【千曲川(信濃川)」が流れ、また千曲市(ちくまし)がある。
筑摩神社の【筑】は、九州北部に、【筑紫國】があり、のちに、【筑前・ちくぜん】と、【筑後・ちくご】に分割された。花弁が七裂する九州地方の石楠花に標準和名は【ツクシシャクナゲ】と命名される。
その訓みは「つくし」か、「ちくし」かとしばしば論議となる。
仮説であるが、【筑】の古名は「ツク」でないかと推定され、その淵源は【宗像大社】にあり、その支配地が【筑紫國】一円に及んでいたと推察される。滋賀県の【竹生島】は、弁財天が祀られ、謡曲でもよく知られるが、その本義は宗像三女神 の一神である【イチキシマヒメノミコト(市杵島姫比賣命)】である。竹生島の古い表記に【都久夫須麻神社・つくぶすまじんじゃ】があり、こちらにも
「ツク」がつく。滋賀県坂田郡米原町朝妻筑摩にはも、筑摩神社が鎮座するが、こちらの祭神には、
宗像三女神の名称が見られない。
姓氏に「塚つく、つか」のつけられた苗字があるが。これももとは、宗像氏につながる古氏と推察される。
松本市の筑摩神社の祭神の中に、【サヨヒメノミコト(狭依比賣命)】とあるのが、イチキシマヒメノミコト(市杵島姫比賣命)の別名とされる。おそらく宗像三女神 を祀る神社として創始されていた神社に、こちらが信濃國府が松本に遷府となったときに八幡神が併祀されたものと考えられ、その創祀は、延暦十三年(七九四)よりはるかに遡ると考える。
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