暘州通信

日本の山車

24482 山車藝能

2009年01月01日 | Weblog
24482 山車藝能

 『古事記』に、スサノオノミコトの狼藉にすっかり腹を立てたアマテラスノオオミカミは、天の岩屋にお隠れになる。このため世の中が暗黒の闇夜となってしまい、大いに困惑する。そこれ一計をめぐらし、天岩戸の前でかがり火を焚き歌舞飲食する。
宴がすすみ、天の鈿女命は半裸になって? きわどい踊りを披露し一同やんやとはやす。そのあまりの騒々しさに、隠れていたアマテラスオオミカミは、岩戸をそっとひきあけて外の様子を伺う。とそのとき強力のタジカラオノミコトは岩戸を引きあけ、アマテrスノオオミカミを外に引っ張り出し、この世にもとのあかりがもどる。
 この伝習は姿を変えながらも、古今変わりはない。
 北陸地方に「アエノコト」とよぶ神事がある。「アエ」とは饗のことで、神人ともに食する「神人共食」の習慣は広く各地に分布する。「直会(なおらい)」などともいう。慶事・法事を問わず、ひとびとは歌舞飲食をたのしみとする。宴席では神楽が舞われる
この習俗の歴史は古い。
 酒が注がれ、食事が振舞われ、歌が出、拍子が打たれて宴は酣となる。
 山車藝能、音曲もまたこのおまつりのなかから生まれてきた。
 田楽、猿若、能、狂言、歌舞伎。これらはのちに、舞踊、傀儡などの人形戯などをはじめ音曲では、浄瑠璃、長唄、常盤津、清元、新内、民謡などと結びついてゆき、一方で、山車囃子が演奏されるようになってくる。
江戸の柳橋の芸者衆らによってはじめられた「手古舞」は、埼玉県の川越市、千葉県の佐原祭などに継承されている。

33668 山車の起源

2009年01月01日 | Weblog
 平成21年(二〇〇九)新年、
 あけましておめでとうございます・


33668 山車の起源
 新年は初詣、清々しく初日の出を迎える。登山をする人たちの中には、早起きして山頂で御来光を拝むという方も少なくない。古代エジプトの神殿にはオベリスクが立つ。モニュメントと説明されるが、朝に太陽神を迎え、夕に送るために立てられたと推理する。ナイル上流より切り出された巨大な一石の赤色花崗岩製のものが初期の作で、頂部の立法錐をピラミディアといい、ピラミッドの祖形と考えるのが定説である。イギリス、フランス、イタリア、アメリカ、トルコなどに搬出され、コンコルド広場、サンマルコ寺院、セントラルパークなどにたてられている。ワシントン、ホワイトハウスの後ろに立つワシントン・モニュメントはオベリスクを模して立てられたものである。トルコには著名なイスラム寺院があるが、多くは四方に尖塔がたつ。このかたちはタージマハール、アンコールワットなどにも見られ、信州の諏訪神社の四本の御柱にもなっている。ヨーロッパにはひろくメイ・ポール(五月の柱)がたてられ、民族衣装をまとった乙女らが華やかな舞踊を披露する。ネパールでは巨大な柱が立ち、クマリの乗る山車が曳かれる。韓国のソシモリにはスサノオノミコトが降臨したとされる柱があったとされる。カナダから北米の各地に立つトーテム・ポール。愛媛県の八幡浜、山口県の蓋置島には山の神神事があり、岩国では柱が立てられ、京都府では柱を立て火の付いた松を投げ上げる。伊勢神宮には真の御柱がご神体とされている。丹後の峰山にもかっては柱が立てられた。若狭では天道花という柱が立てられる。石川県能登の中島では枠旗がでる。富山県高岡の二上山麓にある射水神社では神の降臨する置山が設けられる。射水市(旧新湊)海老江でも築山が築かれ神が降る。魚津のたてもんも巨大な柱で諏訪神社の祭にたてられる。秋田の竿灯、仙台の七夕飾りも柱に起源をもつ。栃木県には天棚、秋田県のぼんてん、京都の上加茂神社ではミアレに神が降る。祇園祭の鉾には中央に真木が立つ。高岡御車山も中央に柱がたちち赤白黄の造花で飾られる。秩父地方の傘鉾、笠鉾も山車の中央に柱が立つ。寄居では貴重な一本柱山車の遺構をもつ山車がある。すべてを一元視できないまでも、古代の思想に山車の起源を一本の柱にはじまるとみることができそうである。

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