行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

梅の木にアトリ

2024-04-05 20:00:19 | 
2月15日の郷土の森公園、
梅花を写して、帰ろうとしていると、
園内に大砲レンズを構えた鳥撮り人の姿がありました。


レンズの先を見るとケヤキの高木に小鳥が群れで来ています。
「カワラヒワですか」と聞いて見ると、
「アトリだよ」との返事。
レンズを望遠ズームに換えて、鳥撮り人に加わることにしました。


落葉樹の大木の枝に群でいるところを遠目から見ると、
カワラヒワによく似ています。
地面に群れて下りて、種子などの餌を拾って食べるところもよく似ています。
そんなアトリに気づかれないようにそっと近づきましたが、
すぐに気づかれ、全羽そろってて高木の枝に逃げられました。


この日は空が白い薄曇り、
しかも午後夕方近く、高木の小鳥は暗く写り、絵になりません。
そこで、ときどき低木の梅の木に下りて来るのを待つことにしました。


花が終わりに近い白梅にアトリが下りて来ました。
上もそうですがメスの個体です。
希望の白梅とアトリが撮れたのですが、
背景の空が白く、写真がおもしろくありません。


これもアトリのメス。
梅の花の蕊をくわえています。
食性は雑食性で果実や種子、昆虫類や節足動物を食べると記載されていますが、
花の蕊も食べるようです。


アトリのオス。
背景が白くないところに撮れました。
アトリの羽色は雌雄ともに黄褐色を基調に黒と白が加わります。
胸部は鮮やかな橙褐色、腹部は白色です。
オスはメスに比べて全体的に濃色になることで区別がつきます。


夏羽のオスは頭部が真っ黒になり、雌雄が簡単に判別できます。
まだ2月半ばですが、換羽中、夏羽に換わっているものが多く見られました。


アトリはアトリ科アトリ属のスズメ大の小鳥、
冬鳥として秋にシベリア方面から渡来します。
ときに数千羽、数万羽の大群をつくるそうです。

コメント
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