行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

トラツグミとツグミ

2016-01-21 20:00:13 | 
公園の林間道にトラツグミを見つけました(1/14)。


ツグミ科トラツグミ、
一昨年に続いて2度目の遭遇です。
なかなか出会うことのできないトラツグミなのです。


日本ではでは留鳥または漂鳥として、
本州、四国、九州の低山から亜高山帯で繁殖、
冬になると関東地方の里山にも姿を現します。
ツグミより警戒心が弱いのでしょうか、
眼があいましたが飛ばずに藪陰に移動しました。


黄褐色の地に濃い褐色の三日月斑が見事、
この斑を虎の縞模様に例えてのトラツグミの名、
この斑模様、枯葉の藪の中での迷彩色になっているようです。


ツグミ科ツグミ
こうして後ろから羽を見ると
茶褐色のグラデーションがきれいです。


1月になり、
木の実が少なくなり、
ツグミが地上で餌を探し始めました。
そのツグミ、額縁の中に入れて見ました。


我が家の庭にいたツグミ、
散歩から帰ると飛び立ち、
燐家の庭木にとまりました。



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1月17日の散歩、楓(ふう)の果実など、

2016-01-20 20:20:37 | 動物
暖かい、暖かいと思っていたこの冬ですが、
急に訪れた弾丸低気圧による全国的な寒波、
各地で暴風そして大雪、大きな被害が出ているようです。

18日、東京の多摩地区でも10cm程度の積雪となりました。
その前日、雪が降る前にと思い暖冬の1月の木々の姿を写して見ました。


公園の細道、
空を見上げるとたくさんの丸い果実がついています。
プラタナス?、
よく見ると果実にウニのようなイガイガ、
樹肌もプラタナスのものとは違います。


幹を写して、
家に帰り調べてみると楓(フウ)、
台湾楓(タイワンフウ)、三角葉楓(サンカクバフウ)の別名もあるようです。
同じフウ科のものに、
よく知られた紅葉葉楓(モミジバフウ)があります。
両者とも紅葉が美しく、
カエデの仲間と間違えられたので楓と名が付けられたとのこと。
三裂(三角)葉が楓、五裂(紅葉)葉が紅葉葉楓、
葉がよくわかる見わけ方です。


山野にもよく見られるアオキ、
果実が光沢のある美しい赤色となっていました。


蔓枝にぶら下がりついたたくさんの紅い果実、
ツルウメモドキです。
10月下旬から見ていますが、
この時期にまだたくさんの果実がついているのが驚きです。


枯芙蓉とも呼ばれるフヨウの果実(種)。
アオイ科フヨウ属フヨウ、木本です。


ツツジ科アセビ、
昨年の夏からできている蕾ですが
膨らみ色づきもよくなってきました。


ジンチョウゲ科ジンチョウゲ、
間もなく開花しそうです。



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もう1月です。まだ1月です。

2016-01-19 20:00:28 | 花,植物
1月17日、
季節はずれの矢車菊が咲いていました。

1月中旬を過ぎ、冬らしい気候となってはきましたが、
12月から正月にかけての暖冬が
植物をすっかり狂わせてしまったようです。
散歩道のところどころに季節はずれの花を見つけることができました。


ヤグルマギク、
4月下旬から5月の連休ごろによく見ます。
定番の青紫色の花、
蕾もあり、複数の花が立派に咲いていました。


アオイ科ゼニアオイ、
これも本来は初夏の花ですが
以前にも冬に咲いているのを見たことがあります。


キンポウゲ科(ヒメ)リュウキンカ、
こちらは早春から咲きはじめるようですが
今年は同じキンポウゲ科の黄色の花フクジュソウより
こちらの方を早く見ることになりました。


残菊、
まだ花色も葉色も秋の様子を残しています。


葉はしおれていますが、
まだヒマワリが倒されずに残され、
花をつけています。
もう1月も半分を過ぎているのです。


シソ科ヒメオドリコソウ、
これは早くも花が咲きました。


シソ科ホトケノザ、
初春の代表的な野の花です。






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4種のセキレイの仲間

2016-01-18 20:00:37 | 
昨日に続いて多摩川にて。
いずれも川辺の石の上に見つけたセキレイ科、
セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイそしてタヒバリの4種です。


セグロセキレイ、
その名のように頭から肩、背にかけてが濃い黒色です。
ハクセキレイと似ますが
眼の下部、頬に当たる部分が黒いのがセグロセキレイです。


ハクセキレイ1、
頭部から背中が灰色、顔も白色、
これぞハクセキレイという体色、
これならセグロセキレイと間違えることもありません。


ハクセキレイ2
川辺にもたくさんいるハクセキレイ、
この個体は頭部から背中にかけて濃いグレー、
頬の部分にもグレーが見られます。
光の加減によってはセグロセキレイと見間違うこともありそうです。


ハクセキレイ3、
頭部が黒色ですが頬が真っ白です。


キセキレイもいました。


タヒバリ。
本州以南に普通に渡来し、
農耕地、川原、海岸などの開けた土地に群れで生活する
セキレイ科の冬鳥、
多摩川の河原にもよく見られます。
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ハクチョウとカモメ

2016-01-17 20:00:40 | 
多摩川にハクチョウがいると聞いて
その辺りに行って見ました(1/15)。


いました。
白い大きな鳥が悠然と泳いでいます。
その姿形はまさしくハクチョウ、
しかし、体色に茶色が残り、白さがくすんでいます。
まだ幼鳥のようです。
ハクチョウがその名のように真っ白になるには、
生まれてから2年ほどの月日が必要なのです。


聞くところによると、
12月初旬から一羽だけで
ずっとここにとどまっているとのこと。
嘴の色合い、小さな眼、
コハクチョウと聞いて来ましたがコブハクチョウです。


コブハクチョウはもともとは迷鳥以外に日本では見られないはずの鳥。
湖や動物園などで飼育されていたものが放鳥され、
今は野生化しているものが多く存在するそうです。

上、写真を逆さにしています。


このコブハクチョウ、
野生のDNAが薄れてしまっているのか、
人のいる岸辺近くに平気でよって来て、
顔のアップも撮らせてくれます。
成鳥になると、この嘴がオレンジ色になり、
その上部に黒い瘤が現れてきます。
それがコブハクチョウの名の由来です。


同じ多摩川にユリカモメがいました。
ここは河口から32km地点、
海から小1時間かかるでしょうか、
飛んで上ってきたようです。
冬の海には多く見られるユリカモメですが
川では新鮮に思えます。


岸辺にいたハゼでしょうか、
魚を捕まえたようです。
どこかうれしそうな表情に見えます。


白く、形もよく、かわいい仕草のユリカモメ、
東京都のシンボル鳥です。
都鳥(みやこどり)とも呼ばれ、
お台場を走る新交通システムにもユリカモメの名がつけられています。




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1月13日、植物雑写帳

2016-01-16 20:00:31 | 花,植物
やっと冬らしい寒さの訪れた1月13日、
自宅近くを散歩、鳥撮りと思いましたが
逃げない植物の方を多く撮ってきました。


スズランスイセンに似た白い花、
スノードロップです。
2~3月、早春に咲くとされていますが
今年はやはり早いようです。
ちなみにスズランスイセンにはスノーフレークの別名があります。


黄色のラッパスイセンも開きはじめました。
今年の日本水仙はずいぶん早く、
12月の中ごろ咲きはじめましたが
この水仙も例年よりずいぶん早いように思います。


バラ科の低木、クサボケです。
これも春3~4月に咲く花、
暖冬に季節を間違えて咲いたあわてものがいたようです。


シラユキゲシも一つ二つと花開いていました。
しかし、咲いたのはいいのですが
ちょうど訪れた寒さに花が傷み、
シラユキゲシの特徴のあの白さがなくなっています。


家の3年越しのシクラメン、
12月から下旬から勢いよく、
ますます花数を増やしています。


トチノキの紅い冬芽が輝いていました。
これも例年より膨らみが早いように思います。
昔、栃光というお相撲さんがいたのを思いだしました。


広葉落葉低木のニシキギ科マユミ、
まだ崩れて果実も残っていましたが
きれいに紅葉した葉がたくさんついていました。
これも暖かいせいと思います。
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ロウバイ(蝋梅)

2016-01-15 20:00:37 | 花,植物
暖冬の今年、
早いものは12月の中ごろ咲いた蝋梅です。
1月も10日過ぎると、
どこの蝋梅も満開と思えるほどに咲いていました。


並んで植えられた山道のソシンロウバイ、
満開の様子です。


これはロウバイ、
花の中心部に赤紫色があります。
よく見られ、一般にロウバイと呼ばれているものの多くは
ソシンロウバイという品種、
花の中心部も黄色です。


この花びら(のようなもの)が蝋のように透明感があるので、
蝋梅の名があります。
青空を背景にして、その質感がわかるように写して見ました。


まだ昨年の果実がついたまま花が咲いています。
これも一つ上も中心部まで黄色、
ソシンロウバイです。


ロウバイ科ロウバイ属ロウバイ、
この花、びらとガクの区別がないそうです。、
中国原産で日本には江戸時代に渡来、
カラウメの別名があります。


今年は本格的に寒くなる前に梅の花が咲いてしまい、
木に先ず一輪咲いた紅梅を写して見ましたが、
「梅一輪一輪ほどの暖かさ」という趣を感じません。
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雌雄のシメ

2016-01-15 20:00:22 | 
稲城中央公園、
自宅近く、筆者の散歩コースの一つです。
小さな林間があり、冬になると小鳥も見られます。
この小鳥、例年少なくなっている気がしますが
特に今年は少ないように感じます。
それでも正月の7日、シメの姿を撮ることができました。


小鳥が飛びたち樹にとまりました。
その付近に近づいて見ると
いました恰幅のよい、太めの小鳥が、
一度見たら忘れないこの姿、シメです。


アトリ科シメ、
アトリ科特有の短く太い嘴も観察のポイントです。
この嘴から蝋嘴鳥(ろうしょうちょう)の別名もあるようです。
この嘴で木の実などを割って食べます。
また、春になるとこの嘴、
徐々に夏仕様の銀色に変わっていきます。


眼の周辺が黒色で歌舞伎がかったいかつい顔、
雄の特徴です。


こちらは12月に撮ったシメの雌、
全体的に色が淡く、
眼もと付近の黒色が見られません。


はっきりは見えていませんが
風切羽は金属光沢の濃い青色です。




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キセキレイの水浴び

2016-01-14 20:00:38 | 
上谷戸親水公園の小さな流れ、
餌が少ないのか、
イタチやチョウゲンボウなどの天敵のせいか、
カワセミの姿がこのところ見られません。
代わりにキセキレイが水辺の岩から岩へと飛びまわっています。


キセキレイ警戒心が以外と強く、
近くで写そうと近寄るとすぐに逃げます。
水浴びをしているところを見つけ
そっと近寄って見ました。
光の具合がもう一つですが水浴びの姿どうにか写りました。


少し回りこんで横から、
ピントもしっかり合ったようです。


水辺の石に上がり、
羽の水を飛ばしています。
後で見るとシャッタースピードが1/100、
被写体ぶれがありますが
動きが見えてこれはこれでよいかもしれません。


羽もほぼ乾いたようで、
これで水浴び作業終了、
これから飛び立ちます。


セキレイ科セキレイ属キセキレイ。
腹部の黄色が美しい小鳥です。
夏毛は腹部が一面黄色ですが
冬毛は白と黄色のグラデーションになります。
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アオサギはやはり青かった

2016-01-13 20:00:44 | 
アオサギ、大河川、湖沼、田んぼなど
どこにでも出現する馴染みの深い鳥です。
ほとんどグレーの体色ですがなぜかアオサギです。


幅1mほどの小さな流れに、
アオサギが下りてきました。
その目つき、仕草からは
ここで食事にありつこうとしているようです。


餌探しに夢中なのか、
人との距離を見切っているのか、
首を上げ下げしながら眼の前を通り過ぎて行くアオサギ、
その名のように青く写して見ようかと
WBをオートから白色蛍光灯にして見ましたが
やはり、灰色、灰鷺が適切なようです。


1m近くにたまった水の中をじっと覗き、
なにか獲物を見つけたようです。
この後、このアオサギ君、思わぬ行動に出ました。
カワセミのように水の中にダイビングしたのです。


しかし水が思ったより深かったようで、餌獲りに失敗、
溺れまいとしてバタバタとしながら陸に上がり、
恥ずかしそうに退散していきました。

水鳥ともいえるアオサギ、
泳いでいるのを見たことがありません。
果たして、泳げるのかと疑問になりました。
Webで調べてみると、
「泳げないことはないが普通は泳がない」が適切なようです。


別な日にほぼ同じ場所で
WBオートで写したアオサギ、
よく見ると背中からお尻にかけての羽根に淡い青色が見えます。
そしてその内側にさらに濃い色の青色が見えています。
これでアオサギの名の疑問も解決です。
昔の人はこの青色を見てアオサギの名を付けたのでしょう。
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