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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

キイチゴの実5種

2013-06-20 22:32:10 | 花,植物

6月1日,南山の山道にたくさんのキイチゴを見つけました。
キイチゴの実はどれも食べられるということなので,
一粒採り,口に入れてみました。
甘みもあり,ジューシーですが,
最後に苦味が残ります。


葉の形をもとに調べてみると,
ニガイチゴのようです。
果期は5~6月,
種子に苦味があるのでこの名があると書かれていました。


これは葉からしてモミジイチゴの果実です。
モミジイチゴの実は赤ではなく,
オレンジ色です。
当然この実も食べられます。


葉と花の形から,ナワシロイチゴと思われます。
不稔なのか,それともこれから果実が膨らんでくるのか,
キイチゴの中では,実のなるのが一番遅いナワシロイチゴ,
6/1ではまだ実らしきものが見当たりません。


5月の初旬に花をたくさんつけていた道端の
ナワシロイチゴ,
やはり田植えの頃になって実がつくようです(6/15)。


南山の入り口付近,
恵の里山の農場に栽培されていたキイチゴ,
多分,ラズベリーです。
紅い実がたくさんついていました(6/1)。


これはカジイチゴの実,
上谷戸の道端の木に実が数個だけついていました(6/8)。
カジイチゴの実もモミジイチゴと同じオレンジ色です。
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シジミチョウ4種

2013-06-19 23:09:37 | 昆虫
5月から6月,
散歩の途中,道端に見つけ,
レンズを向けてみたシジミチョウたちです。
小さいので見逃し勝ちですが,
気をつけて探してみると,
どこにでも見ることができる小さなシジミチョウ4種です。


クレソンの花にとまったヤマトシジミです。
シジミチョウのシジミは蜆貝ほど小さく,
翅を閉じた形が蜆貝に似ているのでつけられたと思いますが,
日本で食用にされている蜆貝の多くは
大和蜆(ヤマトシジミ)という種だそうです。
蝶と貝の両方にヤマトシジミという名があることになります。


翅裏は薄い茶グレーの地に点のように黒い斑紋が並びます。
年5~6回発生するようで,春から秋にかけて,
幅広い範囲で見られます。
幼虫はカタバミを食草としますが,
写真,そのカタバミの花にとまっているヤマトシジミです。


(ルリシジミ)
翅裏の点模様などヤマトシジミによく似ていますが,
地の色が違います。
こちらは白っぽいグレーです。
この蝶も個体数が多い蝶です。


(ベニシジミ)
アカシジミではなく,ベニシジミです。
アカシジミはゼフィルスの一つで年一回の発生ですが,
ベニシジミは年数回の発生があり,
最も目にすることができるシジミチョウです。


(ベニシジミ2)
前翅が紅色,後翅が灰色の地にそれぞれ斑点が入るきれいな蝶,
春型と夏型では多少色が変化します。
北海道から九州まで,日本全国で見られます。


(ツバメシジミ)
ヤマトシシジミに似ていますが,
後翅裏面の紅い斑紋と尾状突起物の存在が見分け方になります。
写真のものは翅表が黒灰色に見えます。
雌の個体です。雄は青紫色をしています。
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テングチョウにヒメアカタテハ

2013-06-18 22:37:57 | 昆虫

3月に冬眠から覚めたテングチョウを見て,
そんなに多い蝶ではないと思われると書きましたが,
間違いのようです。
あちらこちらにけっこうたくさん見ます。




目立たない姿で地面や道端の落ち葉などにとまり,
姿を消していますが,
人がそばによるとけっこうな勢いで
あちらこちらから飛び立ちます。


年2回ほど発生し,
6,7月が1回目の発生期に当たるそうですので,
発生間もない蝶が集まっていたのかも知れません。
翅を閉じて,枯葉のような翅裏を見せてとまることが多いのですが,
翅を開いた翅表はこんな模様をしています。


タテハチョウ科テングチョウ亜科に分類される蝶,
テングチョウの名は触角の内側にあるパルピと呼ばれる
下唇髭が前方に伸びて,
天狗の鼻のように見えるからです。




タテハチョウ科のヒメアカタテハ,
テングチョウと似た翅色です。
テングチョウのすぐ近くを,
こちらは日の当たる明るい場所を飛んでいました。
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コミスジ,イチモンジチョウ

2013-06-17 21:37:46 | 昆虫

南山の山道を歩いていると,
黒茶の地に白い三筋の斑模様のある蝶が
目の前の木の葉にとまりました。
このように白い斑模様が三筋の蝶は
ミスジチョウ,ホシミスジそしてコミスジの3種です。


これは斑の模様からコミスジのようです。
3者の中では一番小いさく,
最も一般的な蝶になります。
ミスジチョウの仲間は,
写真を見ると,翅を開いてとまっている姿が多いのですが,
これは珍しく翅を閉じている姿です。
上と同じ個体ですが,
光の具合でしょうか,翅色,きれいな茶色に変化しています(6/1,南山)。


城山公園にいた白い斑が一筋の蝶,
イチモンジチョウです。
ミスジチョウの仲間になります。
白い一筋の斑を一の文字に見立てて,
その名かと思います。


低山の広葉樹林や草原に生息し,
都市部郊外でも目にする蝶です。
この蝶,翅を閉じてとまる場合と
開いてとまる場合,両方があるようです。


開いたときに見える翅表はほぼ黒色に見えますが,
閉じたときの翅裏は光のあたり具合もありますが,
赤茶色に見え,翅の模様もきれいです。
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ダイミョウセセリ,キマダラセセリ

2013-06-16 22:24:42 | 昆虫

アカバナユウゲショウの花に
とまっていた黒い小さな蝶,
タイミョウセセリのようです(5/26)。


姿勢を低くして下から狙って見ました。
花の紅色と黒い蝶,背景には草緑とムラサキツメクサの紅色
きれいな色合いになりました。


ダイミョウセセリには翅の白帯が後翅まである関西型と
白帯が前翅だけの関東型があるそうです。
写真は東京稲城市ですので,当然関東型になります。
雑木林の周辺などではよく見られる蝶のようです。


上とは別な個体,6/9城山公園の草原にて,
他のセセリ蝶が翅を閉じてとまるのに対し,
ダミョウセセリは写真のように翅を開いてとまります。


オレンジ色に茶の斑模様,
色のきれいなキマダラセセリを見つけました(6/9)。
以前に見たキマダラセセリは全体がもっと茶色で,
汚れた感じに思えました。
春型と秋型の差でしょうか,個体によるのでしょうか。
こちらはセセリチョウの決りポーズ,
翅を閉じてとまっています。
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ヒカゲチョウ3種(サトキマダラヒカゲ,ヒカゲチョウ,クロヒカゲ)

2013-06-15 21:00:27 | 昆虫
蝶が続きます。
恵の里山から南山の山道を歩いていて(6/1),
山の葉陰に見つけたヒカゲの名がつく
蝶3種(サトキマダラヒカゲ,ヒカゲチョウ,クロヒカゲ)を掲載します。


翅裏の模様が繊細で美しい蝶がいました。
市街地では見たことのない蝶に思えます。
道の落ち葉や低い草木の葉にとまり,
動作はけっこうすばやく,近づくとすぐ逃げていきます。


翅の模様をよくみると,蛇の目が並んでいます。
生息している場所から考えて,
ジャノメチョウの仲間,サトキマダラヒカゲです。


この蝶,ヒカゲの名からも分かるように,
日陰,やや暗い場所を好みます。
写真,木漏れ日の入りこむ日陰にとまったサトキマダラヒカゲ,
構造色でしょうか,全体的に翅色が変わります。
そして,日を受けた翅の付け根から
きれいな蛍光色のような青色が出ています。


蝶といっても,花の蜜を吸うものばかりではありません。
この蝶,樹液や熟果をエサにするようで,
花にとまる性質はなく,
蝉のように木にとまることが多いようです。


ジャノメチョウの仲間は,
基本的にはジャノメの名が入るものと
ヒカゲの名が入るものに分けられるようです。
この蝶,名前もそのままでヒカゲチョウ,
山の林の日陰にいることが多いのですが,
都会の公園の木の下などでも見られる蝶です。


翅の模様など,ヒカゲチョウにとてもよく似ています。
ヒカゲチョウに比べ翅の地色が濃いこと,
後翅にある模様線の曲がり具合などが違うようです。
山地の暗い場所にいて,市街地では見られないとのことです。
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アカシジミとウラギンシジミ

2013-06-14 22:25:32 | 昆虫
6月2日,午前中の1時間ほど,
城山公園の北側の林縁の草葉に蝶を探してみました。


アカシジミがいました。
薄いオレンジ色の翅裏,
ウラナミアカシジミに比べると派手さはありませんが,
草葉の緑色にオレンジ色が映え,きれいです。


ウラナミアカシジミとは近縁にあたり,
ほぼ同じような場所に生息しているようで,
近くに,ウラナミアカシジミの姿も見られました。
この蝶も年一回の発生,5,6月限定の蝶になります。


この蝶も翅を広げてとまることはあまりないようですが,
翅表はウラナミアカシジミと同じ濃いオレンジ色です。
飛んでいる姿はオレンジ色の小さな物体が
ふわふわと空に浮遊しているようであり,
飛ぶ姿からはウラナミアカシジミと区別がつきません。


昨日のミズイロオナガシジミ,オオミドリシジミ,ウラナミアカシジミ
そしてアカシジミ,どれもゼフィルスと呼ばれる
梅雨の時期に年一度だけ見られるシジミチョウです。
ゼフィルスと呼ばれる蝶は日本に25種存在するそうですが,
低山,平地で見られるものは少なく,
上の4種にミドリシジミ,ウラゴマダラシジミを
加えた6種だけだそうです。
この6/1,6/2の2日間に自宅から徒歩30分ほどの場所で,
4種類もゼフィルスが見られ,
写真も撮れました。なにか幸せな気分です。


もう一つ,ゼフィルスではありませんが,
帰り際,水溜りの跡に,ウラギンシジミを発見,
翅裏が白色なのでこの名がありますが,翅表は赤褐色です。
この蝶,年に2~3回発生する蝶,
5月~10月に見られるとありますが,
成虫で冬眠する個体がいます。
今年の3月初旬,冬眠から目覚めたこの蝶を写していました(3月15日掲載)。
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ゼフィルス2(オオミドリシジミとミズイロオナガシジミ)

2013-06-13 22:50:50 | 昆虫
6月1日,梅雨に入り,最初の休日ですが,
よい天気,久しぶりに稲城南山に行って見ることにしました。
この季節,鳥はなかなか撮れないので,
野花そしてウラナミアカシジミで味をしめた蝶が目的です。
レンズは70-300mmの望遠ズームです。


やや深い草に覆われた道に分け入ってみると,
青緑色の翅を輝かせながらシジミチョウが飛んでいました。
姿を追っていると,木の葉にとまってくれました。


そして,山道に散らばる植物体にもとまりました。
家に帰り調べてみると,
これオオミドリシジミです。
低山の雑木林などに6月から7月に見られるシジミチョウ,
ゼフィルスといわれるものの一つです。
すこし珍しい部類の蝶のようです。


なかなか翅を広げてくれませんでしたが,
飛び去る瞬間,ミドリシジミの名の所以である
翅表の青緑を見せてくれました。
翅裏は雌雄同じですが,雌の翅表は茶色をしているそうなので,
これは雄の個体です。


帰り道,山の出口近くの木の葉に
オオミドリシジミに似たような
シジミチョウがとまっていました。
これはミズイロオナガシジミです。


ミズイロオナガシジミもゼフィルスの一つ,
個体数はオオミドリシジミに比べるとかなり多いといわれています。


ウラナミアカシジミ,南山にもいました。
この蝶,飛ぶとすぐ分かることもありますが,
クヌギ,コナラの多い,多摩丘陵には
まだ,けっこうな数いるようです。
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ゼフィルス1,ウラナミアカシジミ

2013-06-12 21:06:43 | 昆虫

自宅から城山公園の山道を歩いていると,
オレンジ色の小さな蝶が数匹ひらひらと
草の中をそして木の葉の中をさまよっていました(5/26)。


とまった姿を見ると,
オレンジの地に黒の縞模様の翅,
これはゼフィルスと呼ばれるシジミチョウの一つ
ウラナミアカシジミです。美しい翅模様です。


この蝶,ほぼ6月限定の蝶です。
5月末から6月,雑木林などに,年一回だけの発生をし,
そして卵を産み,一生が終わります。
卵はそのまま越冬し,翌年の春に孵化し,
そして,5月末から6月,蝶になります。


幼虫の食樹はクヌギやコナラなどの若い樹であり,
これらの木を利用して,
炭焼きなどがされた昔は個体数も多かったとのことですが,
開発,雑木林等の減少により,
最近はめっきり個体数が少なくなってきているそうです。


この蝶,神のいたずらなのか,他の蝶に比べると
後翅がとても大きく,バランスが悪く見えます。
後翅を少し後ろにずらしてとまると,
まるで2匹が重なっているようです。


なかなか翅を開いてくれませんが,
この蝶,翅表はきれいなオレンジ色です。
後から翅表を覗いてみました。

野花を探して,山道を歩いていて,
こんな美しい蝶にめぐり合い,
写真もたくさん撮れました。
蝶にはまりそうです。
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オオキンケイギク,ブタナ

2013-06-11 20:42:15 | 花,植物
大金鶏菊(オオキンケイギク)と豚菜(ブタナ),
漢字で書くと両方とも動物の名があります。
また,いずれもキク科の黄色の花を咲かせる帰化植物で,
日本の野にかなりの勢いで繁殖し,野生化しています。


オオキンケイギク,
6月の花と思っていましたが,
温暖化で早くなっているのか,今年が早かったのか,
5月の中旬には,家の周りの空き地に
はやくも一斉に花を開いていましたが,
その花も,6月初旬には盛りが過ぎ,
数が少なくなっています。




北アメリカ原産,
もともとは観賞用に持ち込まれたので派手さもあり,きれいな花です。
2000年代前半には,住宅開発地の法面などに
ワイルドフラワーとして播種されていたこと,
また,宿根草であり,種も多くできるなど,
繁殖力が強く,各地で急速に分布を広げたようです。
柿の木を背景にした上2つの写真(5/19),
同日,同場所,同じカメラでほぼ同じ設定ですが,
角度を変えたことにより,花色がずいぶん変化します。
写真を見て少し驚きです。


在来植物の生育を阻害するとして,
2006年に特定外来生物に指定され,
栽培,販売,運搬などが禁止されていますが,
5月から6月のこの時期,
いまでも,もっとも目につく野の花です。


オオキンケイギクほどの繁殖力はないようですが,
ブタナも群れて咲いているのをよく見ます。
これも柿の木の下,群れて咲いていました(5/19)。
宿根草であり,花がタンポポに似ているので,
タンポポモドキの名もあります。


タンポポと違うのは花茎が長いこと,
山地にも分布を広げているようで,
山道の草地に花茎を伸ばして一つ,二つ咲いていたブタナの花に,
スジグロシロチョウがとまっていました(6/1,南山にて)。
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