行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

3月中旬のスミレ

2022-03-26 20:00:51 | 花,植物
3月13日と19日、
春野にアオイスミレ、ナガバノスミレサイシンそしてタチツボスミレ、
早咲きのスミレを写しました。


カタクリが一つ二つと咲きはじめた林縁にアオイスミレ(葵菫)を見つけました(3/13)。
スミレの仲間ではもっとも早く咲く種です。
葉が丸く葵の葉に似るのでこの名があります。


上とは葉の質感が少し違って見えますが
花の咲き方からこれもアオイスミレです(3/13)。
葉の上に花をのせるように咲き、
花弁が波うちすっきり開かないことがアオイスミレの特徴になります。


小さく咲いたこの白スミレ、種かよくわかりませんでしたが
よく見ると柱頭が鉤状に曲がっています(3/19)。
これもアオイスミレのようです。
アオイスミレには薄紫色以外に白花もあり、
他のスミレと違い柱頭の先端が鉤状に曲がるのが特徴です。


カタクリが咲く山斜面、
ナガバノスミレサイシンが花茎を伸ばし花をつけていました(3/19)。


このスミレも春まだ早い時期に湿った林のふちや林内などに見られ、
葉の展開より早く、花茎を伸ばし直径2~2.5cmほどの淡い紫色の花をつけます。
落ち葉の中に葉がなく小さな花が一つポツンとあると、
どこかたよりなさげに見えます。


花より遅く開く葉は光沢のある濃い緑色で長さ5~8センチの披針形、
葉が出てくると大型のスミレと表現される理由がわかります。
葉は花後にさらに大きく成長します。


タチツボスミレも早いものが花をつけていました(3/19)。


日本で最も身近に見られるスミレ、
道ばたなどに普通に生えています。
花色は多くが薄紫色、丸い葉と立ち上がる茎が特徴です。

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