行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

目覚め、ルリタテハとドングリ

2022-03-11 20:00:38 | 昆虫
急に暖かくなった3月初旬の里山道、
冬眠から目覚めたルリタテハがいそがしく飛び回り、
木の幹に翅を休めました。


枯れ葉の中から跳び出し、
勢いよく飛んだルリタテハ、
フユヅタの絡まる樹の幹にとまり、
翅をゆっくりと開いたり、閉じたりしていました。


ルリタテハは成虫で越冬するタテハチョウ科の蝶。
春の訪れとともに目覚め、
平地の森林内などを飛びまわります。


翅を閉じた裏面は細かい模様のある濃褐色、
樹皮や落ち葉に似せた地味色です。
翅の外縁はもともと小さな凹凸が見られ、越冬で傷みではありません。


翅表面は濃い黒褐色の地に
「瑠璃」の名の通りの鮮やかな瑠璃色の帯模様が入ります。
翅を閉じた翅裏は地味ですが、翅を開いた翅表は鮮やかで目をひきます。


別の個体、地表にとまり翅を広げて、
春の日を体いっぱいに浴びていました。


ルリビタキがいたすぐ近くの斜面、
いくつものコナラのドングリが根を伸ばし、芽を出していました。
ドングリの芽吹きです。


芽吹きのドングリの横にはセントウソウの羽状複葉が伸びていました。
セントウソウ、
3月下旬から4月、もう間もなく白い小さな花をつけるセリ科植物です。
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