行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

シメとイカル

2022-03-24 20:00:27 | 
長池公園にてシメとイカルが撮れました(3/16)。
いずれもやや太目で太い嘴の持ち主、
不細工だけど可愛い「ブサカワ」として紹介される小鳥です。


長池公園の里山地域にアトリ科シメがいました。
数年前までは冬になると自宅近くの公園でも見かけましたが
最近は見かけることがなくなりました。
今年初見、初撮りです。


全身茶色系の色彩で、嘴は短かめで太く、尾が短く、
ずんぐりむっくり体型です。
この個体、目の周囲から嘴にかけて、
はっきりした黒色が見られるので雄です。


全身茶色と記しましたが、
後ろから見ると、首回りは灰色、風切羽は青黒色と色味が見られます。


夏毛になっても羽毛の色は変わりませんが、
冬に肉色の嘴は、初夏になると灰色に変わります。
日本では北海道で繁殖し、秋になると本州に渡って来きます。


すぐに高い場所に飛んでいきましたが、
同じ長池公園にアトリ科イカルを見つけました。
イカルも今年初見、初撮りです。
シメより若干細身に見えますが、嘴はシメよりさらに太目、
この嘴で木の実をで廻したり転がしたりして音をたてて、つぶして食べます。
古くは「マメマワシ」や「マメコロガシ」と呼ばれていたようです。


全長はシメより少し大きく23cm、
太くて大きい黄色い嘴が目立ちます。
額から頭頂、顔前部、風切羽の一部が光沢のある濃い紺色、
体の上面と腹は灰褐色で下腹から下尾筒は白色、雌雄同色です。
日本では北海道、本州、四国、九州の山林で繁殖、
北日本の個体は冬季は本州以南の暖地に移動してきます。
コメント
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