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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

立葵(たちあおい)

2009-06-20 22:35:36 | Weblog
立葵

 色々の立葵,手前に銭葵も



中国原産,日本には古くに薬草として渡来,
平安時代は唐葵と呼ばれていたが,江戸時代に立葵と言われる。
ハイビスカス,芙蓉などと同じく,アオイ科の多年草,
茎が真っ直ぐに伸び,2mほどに成長し,
5月下旬から夏にかけて,径10cmほどの大輪花を茎にそって穂状につける。
深紅,赤,桃,赤紫,白など多くの花色があり,
人が立っているように真っ直な姿から立葵,
昨日の掲載した銭葵よりかなり背が高い。

昨日,銭葵から,銭形平次と水戸黄門を連想すると書いたが,
「この葵の紋所が目に入らぬか,控え,控え」でおなじみの徳川家の葵紋は,
残念ながら,この立葵,銭葵などのアオイ科植物のものではない。
双葉葵というウマノスズクサ科の多年生蔓草の葉の図案化である。
双葉葵の葉を円形に3つ並べ,三つ葉葵としたのが,
水戸黄門の金色の印籠に輝く徳川の家紋である。
もともとは,葵紋は京都の賀茂(鴨)神社の紋である。
従って,賀茂(鴨)神社のお祭り,
葵祭の葵はウマノスズクサ科の双葉葵が由来になる。

紅と白垣根の先の立葵
コメント
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