中国「千人計画」の罠

中国「千人計画」は既に始まっている。アメリカでは、この計画を壊滅させようと必死に動いているという。この計画、一体どのように進められているのか。要は、世界中の科学技術者をかき集めて中国共産党並びに中国人民解放軍に協力をさせようというのである。対象になるのは科学技術者であり、人文系の人間は対象になっていないという。アメリカには数百ヶ所の拠点があり、そこで人集めをしているという。協力者を集めて、中国へ科学技術情報を中国に送り込むのだ。日本ではどうなのか。日本には既に四十数ヵ所の拠点が置かれていて、そこで活動をしているらしい。呼びかけられた人は当然接待を受ける。その接待は大変なもので多くの人がはまってしまうという。まあ、食べたり、飲んだり、プレゼントを受けたり、最後は知れたものよ。

どこの国でもスパイ行為は犯罪になるが、それが巧妙になると、本人がスパイ行為をしていないような気持になってしまうという。思想をうまく埋め込んでしまうのかもしれない。催眠術を使うのかもしれない。本人がその気になってしまうというのだからどうしようもない。何回も書くが、スパイ行為は犯罪である。お金ををもらおうがもらうまいが行為そのものが犯罪なのである。科学者がどのような話術でスパイに仕立て上げられるかは知らないが、既に行動している人がいるだろう。中国に集められた情報は国防部が一括管理をして、中国の科学者が分析をし軍事転用をして兵器に早変わりをするのである。恐らく、情報を出した科学者は、自分が出した情報が兵器に転用されていることなど全くわからない場合が多いのではないか。

アメリカでは既に千人計画に参加している科学者を捜索しているはずだ。そのうちにアメリカから日本へも千人計画の詳細が知らされてくるはずだ。アメリカでは既に千人計画に参加していると思われる科学者の一覧表が出来上がっているのではないだろうか。第２次世界大戦後の昭和２５年にに行われたレッドパージのようなことが起きるのではないか。ネットなどでは、日本にあるといわれている「千人計画」の拠点の多くが地方の大学や地方の民間機関が多いともいわれている。小生は、戦後に起きたレッド・パージのようなことが行われたら政情不安が一気に高まるのではないか、と危惧している。我々はネットくらいしか情報源がないが、ことが大きくならなければいいのだが。一部の科学者は、「千人計画など嘘だ」といっているという。

しかし、今の中国だったら、「千人計画」というのもあっておかしくない。アメリカでは既に逮捕者が出ているという。日本も何時までもお花畑では済まなくなるよ。