『政敵葬り「第2の毛沢東」目論む習近平国家主席 経済危機、「一帯一路」は中華帝国の世界侵略宣言』という記事を見て考えてみた。特にAIIBを中国主導で設立したのだが、ここに多くの国が参加している。AIIBは中国の発展のための政策を実施することが目的である。それを世界の国々がどう言う訳か中国に協力をする、という方向に向けた。しかし、日本とアメリカは参加を拒否した。
AIIBに参加した国は一帯一路の政策が何を意味するのか理解しているのだろうか。参加した国は金を支払うことになる。そこから得られる配当金目当てに出資をしたという事なのか。中国は鉄鋼などを多く造りすぎてしまった。製造業は国が物を造ることを奨励したためにがむしゃらに造ってしまったのだ。物は造ったら売れないと困る。国内企業などが造ったものを買ってくれないと余ってしまうのだ。
要は精算と需要のバランスを考えないでただ造ってしまった。そしてそれが余ってしまった、という簡単なことなのだ。この余ったものと、これから製造されるものをどうしても使いたい、という事が国の使命でもある。その目的を果たすために一帯一路なる政策を打ち立てたのだ。この事業に外国が関わることが出来るのか。絶対にそのようなことはない。物と人はすべて中国から提供されるため、外国からは何も生まれない。
潤うのは中国だけなのである。こんなカラクリが誰も解らないはずはない。しかしこの政策の裏側は違っている。中国に協力をしないと貿易上の不利益が生まれるのだ。貿易を盾にとってAIIBに参加させたという事になる。この政策を実行に移せば、中華帝国が実現するかもしれない。嘗てのローマ帝国、蒙古帝国以来である。AIIBは中国のための、中国人のための政策である。
中国が未来永劫、繁栄した国になるための政策、それがAIIBなのだ。世界を中国を中心にしたい、という強い考え方だ。世界を侵略できれば嘗てのローマ帝国と同じように成れる、という夢である。中国共産党が今後も維持できるようにするには世界を支配することだ。果たして習近平は第二の毛沢東に成れるだろうか。
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