野党連合、政権批判だけで具体的提案はゼロ

野党連合は、政権を批判するだけで一体何をしようというのか。国内問題で唯一飛びぬけた議題が老後２０００万円不足である。若しもこれで政権を執ったら一体どうするつもりなのか。国民の一部を先導し政権を獲得してしまったら、今の野党連合は即座に崩壊してしまいそうだ。何故なら、政策協定が殆んど何もできていないからだ。外交はどう進めるのか。安全保障は、何処の系列に入るのか。肝心の年金は即座に増やすつもりなのか。それこそ国家破産状態にもって行くかもしれない。

国家をデフォルトにもって行ったら世界の笑いものになってしまうだろう。それよりも、世界から相手にされなくなり、貧困国家に陥るかもしれない。野党が政権を執ったらどのような国づくりを考えているのかぜひ聞きたい。貧困層を格上げする、と言っているが、最低賃金を韓国と同じように大幅にアップしたら、日本でも韓国と同じように中小企業は破綻をするところが続出するのではないか。要は、無理な経済政策を遂行すれば何処かに無理が生じてしまうのだ。

それは安全保障も全く同じ。現在はアメリカとの関係を密に進めているが、これをひっくり返すようなことをすれば、日本は韓国と同じ道を歩むことに繋がるだろう。アメリカ、中国、ロシア、という超大国とどのような関係を持って進めていくか、極めて重要なのだ。特に安全保障は、下手をすると韓国の二の舞を演じることに繋がる。今の野党連合には安全保障に関しては殆んど何も考えていない、というよりも野党各党の考え方がバラバラなのである。このままどのように進めても一枚岩に纏まることは殆んどない。

野党は政権欲しさに連合関係を作ったが、中身は全く異なる考え方の者が集まっただけ。お雑煮の中に肉、魚、野菜、果物、様々な香辛料などすべてのものをぶち込んだようなものだ。ごちゃ混ぜになった状態の野党連合は国会をどのように進めるつもりなのか。一部の国民は野党連合に何らかの期待をするかもしれないが、烏合の衆のような野党連合が纏まって何かきっちりしたことをすることができるとは思えない。即席で政策を造ったとしても具体的なことを
聞かれると殆んど答えられないと思う。

何時の世でもいえることだが、政権批判することだけなら簡単にできる。老後２０００万円問題は、それほど重要だとは思えない。こんな問題だけで政権を獲得しても国が右往左往するだけだろう。旧民主党政権の二の舞をするのがせいぜいだ。野党で煽動している二人の女性国会議員は、ただの人形に過ぎない。政治をおもちゃにしているように見える。上げ足と取ったり、重箱の隅を突いたりするだけではないか。若しかして、こんな政治家に政権を取らせたい人がいるとしたら、そういう人は単なる烏合の衆ということだ。