『中国軍の標的は台湾総統府?…演習に酷似の建物』という記事を見て、やっぱり中国は台湾も欲しいという事がよく解った。中国が欲しいのは、尖閣諸島を含む沖縄諸島、台湾、フィリピ、、そして南沙諸島だ。取り敢えず南沙諸島は手に入りそうだが簡単にはいかない。尖閣諸島を含む沖縄諸島はどうだろうか。個々も簡単ではないが、沖縄県知事を上手く巻き込んで手に入れようとしている。台湾は、簡単そうでそれほど簡単ではない。アメリカが後ろで見ているからだ。フィリピンはどうか。これは最も難しいだろう。
中国は完全に国土拡大計画に埋没している。侵略戦争をそれとなく仕掛けて、奪い取る作戦だろう。何故国土に拘るのだろうか。アメリカと対等に対峙するための布石なのか。経済的には世界第2位までに成長したかに見えるが、所詮工場国である。自国で先端技術の開発をするわけでもなく、他国が開発した技術にタダ乗りして発展してきた国だ。開発という言葉を知らなくてても世界第2位になることが出来た。
今後アメリカやヨーロッパを抜いて世界のトップに立つにはどうすればいいのか。今のままでは世界第2位を維持するのが精一杯だろう。例えGDPが世界第1位になったとしても、それは形だけのものであり、中身は世界のベスト5にも入らないだろう。それでも形だけでもいい、というのなら今のまま進めばいい。問題は国土拡張計画がなぜ必要なのか。共産党一党独裁を維持するために方策なのか。民主主義国でないために、どこかに蟻の穴ほどの欠陥が出てくれば、一挙に大きな堤防も崩れてしまう。
今の中国は、チベット、ウイグル、少数民族、なども問題と同列に宗教問題が出てきそうだ。いや、既に、中国の西の国境では紛争が拡大されることになるだろう。共産主義を守るためにイスラム教を受け入れることは絶対にできない。宗教との競合は共産主義と相いれない。キリスト教とイスラム教の戦いよりも大変になるかもしれない。何しろ共産主義は宗教を受け入れることは絶対にないのだから。ロシア正教とロシア政府は特別な関係にある。中国の場合はイスラム教を受け入れる余地が全くない。
中国にとって国土拡張と宗教問題は今後の大きな課題となるだろう。国をひっくり返させるような問題に発展するかもしれない。現にキリスト教教会の十字架を教会に設置することを禁止している。宗教を甘く見ている共産党幹部たちの運命は如何に。