朝から澄み切った青空となり午後から気温が上昇すると予想されていたので、午後から湯河原梅林「梅の宴」へと出かけてきました。
湯河原梅林(幕山公園)は、神奈川県有数の梅の里であり、約4000本の紅梅や白梅が幕山の斜面に咲き誇る景色や幕山からの眺望も最高で、見頃には園内は大混雑となるのが、例年である。
しかし、今年は異常気象により低温の日が続いたために、例年より2週間以上開花が遅れていると聞いており待ちわびていたが、以降のスケジュールや天候を考慮して快晴のこの日の梅見散策となりました。
湯河原駅からは、臨時バスも出ており2時過ぎに梅林に到着すると、期待以上に開花しており午後の陽を受けて幕山公園の緩斜面には、見事な梅の絨毯が敷き詰められたように、菜の花と共に青空に映えたコントラストが美しい視界が拡がっていた。
梅林の散策路を一回りして、先に梅林最高点へ向かい、さらに幕山山頂へと梅林から41の曲りのつづら折りの険しい山道を駆け上がってみたが、約30分で山頂に到達したときには、腰から崩れ落ちるように脱力感を味わった。
途中では、真鶴など相模湾を望む疲れを忘れる程で、右に見てさらに左に見ての絶景が眼下に拡がっていました。
山頂(625M)の広場には、人影もなく草地の広場となっており、箱根連山や南郷山に相模湾のパノラマ風景は最高でした。
しばしの休息後、再び梅林へと駆け下りて、梅林最高点では、約10人ほどのクライマーが垂直に近い岩肌へロッククライミングに挑戦していたが、幕山はロッククライミングのメッカでもありいつも多くのクライマーの姿を見かけました。
さらに急坂を下ると見頃となっている紅梅や白梅に触れながら進むと、メジロの姿も見られたが、カメラを向ける間もなく飛び去り、春を感じていた。
しだれ梅や早咲きの梅が約600本が咲き乱れる一角に入ると、春の日の温もりを受けて、ほのかな梅の香りが漂っていました。
この後、山頂から眺めた真鶴半島へ行こうと思いつき、急ぎ湯河原駅へ戻ったが、駅前広場には、源頼朝と縁のあった土肥実兵の館跡の石碑が立っていますが、この駅前周辺に土肥氏の館跡だったとは???
改めて歴史の一端を覗きみた思いを抱きながら、真鶴へと向かった。