東京スカイツリーの完成記念の特別展『ザ・タワー~都市と塔のものがたり~』が江戸東京博物館で開催されており、出かけてきました。
博物館に着くと入口で、PRキャラバン隊の「えどはくタワーズ」(バベルくん、東京タワーくん、凌雲閣さん、エッフェル塔さん、通天閣くん)の出迎えを受けますが、この日は残念ながらパフォーマンスの披露はお休みでした。
会場に入ると、19世紀からパリや大阪、東京での歴史的な都市と塔の変遷を約300点を超える貴重な資料で紹介されていますが、古今東西昔から人は『塔・タワー』に特別の想いを寄せていたようです。
残念ながら、会場内は撮影禁止でしたので、その情景を紹介できませんが、特に、エッフェル塔や通天閣、東京タワーの設計図面の青図が展示されていたので設計段階の過程を知ることが出来て興味が倍加しました。
パリのシンボルであるエッフェル塔もパリ万博の目玉として建てられたが、当時はその姿が醜いと悪評を買い、パリの恥と酷評されていたそうです。
日本では、高いところに憧れて、富士山などに人気殺到し、文明開化後に、高楼の建築が盛んになったようで、浅草に出来た展望台「凌雲閣」(52M)は、浅草のエッフェル塔として人気を集めたそうです。
一方、大阪では、「通天閣」(75M→103M)が大阪新世界のシンボルとして、当時の東洋一の高さを誇っていたそうで、現代のタワーブームへの火付け役になったのだろうか?
エッフェル塔の312Mを抜いて世界一の高さになった東京タワー333Mは、竣工して50年余になるが、スカイツリー完成後も東京のシンボルとして 東京都心の夜空を彩る光景は、これからも東京人の心から離れることはないであろう・・・・
特別企画展会場から出て、常設展会場に移るとあの大阪万博のシンボルタワーだった「太陽の塔・黄金の顔」の実物が展示されており、直系11Mの黄金の顔を眺めながら当時の様子を思い出していた。
この後、併設されていた企画展「芝 増上寺~秀忠とお江の寺」を観て歩いたが、お江ゆかりの寺であり徳川家の菩提寺として親しみを持って回っていたが、将軍家の霊廟など隆盛の一端を見る思いでした。