仕事帰りに見てきました。1968年の京都が舞台で主人公は高校生。私なんかはちょっと下の世代に属するのですが、ズバリ彼らと同年代の職場で隣の席の方が「いい映画だ」としきりに言うもんだから、予定(本当は「Ray」を見るつもりだったのですが)を急遽変更してパッチギ!にしたのでした(その映画館はミニミニシネコンなので、3本の映画を同時上映しているのです)。
この映画を「ロミオとジュリエット」だと言う人も . . . 本文を読む
夕べ、BSでとてもいい映画をやっていました。「アラバマ物語」(1962年)です。
時々、こんな昔のモノクロの映画を見たくなります。まやかしのCGなど知らなかった時代の、光と影を丹念に切り取った映像。そして米国という国の持つ良心。
原作は、ピューリッツァ賞受賞のハーパー・リー作“To Kill a Mockingbird”(『ものまね鳥を殺すには』)です。彼女の少女時代の出来事がモチーフとなって . . . 本文を読む
NHKで放映しているドラマ「ハチロー」を初めて見ました。
サトウハチローを演じているのは唐沢寿明。ハチロー本人を知らないし、原作の『血族』(佐藤愛子)を読んでもいないのでイメージと合っているのかどうかわかりませんが、滑舌の良さは相変わらずで、落ち着いて見ていられますね。
父・佐藤紅緑に反抗しながらも、結局は父と同じハチャメチャ人生を送ったハチローですが、その血には、父の故郷津軽の風土が色濃く反 . . . 本文を読む
「普通の人間」は「人を殺したりできない」ものだとすると、人を平気で殺すことができる、しかも自分より「弱い」人間を殺すことができる人は「異常な人間」だというしかないでしょう。
テレビのニュースでこれだけ立て続けに「異常な人間」を見せられると、さすがに気分が滅入ります。小学生を誘拐して殺す、発作的に赤ちゃんを殺す、酒酔い運転で人の列にクルマを突っ込んで逃げる…。いったいどうなってるんだろう。付け加え . . . 本文を読む
『ダ・ヴィンチ・コード』の最後の舞台となるのが、スコットランドのロスリン礼拝堂です。
─テンプル騎士団は、エルサレムのソロモン神殿を精巧に模してロスリン礼拝堂を設計したという。西の壁や方形の小さな聖所を真似て造り、地下室は最初の九人の騎士たちが貴重な宝を掘り出した聖なる空間に似せたらしい。テンプル騎士団が最初の隠し場所になぞらえて聖杯の新たな安置場所を建てたという考えと相通じるものがあるというこ . . . 本文を読む
─驚いたことに、死体の周囲に大きな円形が浮かび上がった。ソニエールは横たわってからペンで自分のまわりに長い弧をいくつか描き、円の中におさまる図を作り上げていた。
一瞬にして意味が明らかになった。
「」だ」ラングドンは息を呑んだ。レオナルド・ダ・ヴィンチのいちばん有名な素描の等身大の複製がそこにある。─
ルーブル美術館館長のソニエールは、死の間際に様々なメッセージを暗号に託して残していますが、最も . . . 本文を読む
プロ野球が今日一斉にキャンプインしました。楽天ゴールデンイーグルスやソフトバンクホークスの新しいユニフォーム姿を見て、パ・リーグも変わったんだなあと改めて思いました。私にとっては、「近鉄バファローズのいないパ・リーグ」という史上初めての(当たり前か!)つらく悲しい野球シーズンの開幕です。
あー、今シーズンはこんな寂しい思いを何度しなきゃならないのでしょう。オープン戦始まる! 順位予想。ペナントレ . . . 本文を読む