<6.15>
緩慢な動き
グンバイトンボの森、快晴でハッチョウトンボの生殖活動が見られそうです。活発化する正午を目指して移動。
雨が少なく一抹の不安があったものの、湧水で湿地が涸れることはなく、水場が限られて撮影には好都合でした。
縄張りの♂が時に激しく争うのを見ながら産卵を待ちました。
♂ 静止 縄張り行動
ところが、正午を過ぎても産卵が始まりません。湿地の周りを見回ると、♀はすぐ近くに来ていてもこんな調子。
♀ 静止
湿地のなかで羽化直後の個体が見られ、産卵があるのかいよいよ心配になりました。
♀ 羽化直後
♂ 未成熟
12時8分、タイミングを計っていたのかのように、やっと産卵が始まりました。
♀ 産卵
通常なら♀が飛来すれば縄張りの♂が即座に交尾しますが、何故か♂の動きが鈍くなかなか交尾を仕掛けません。
産卵を始めてから3分以上が経過して、やっと捕捉されました。記憶にはない珍現象でした。
交尾態
1頭が交尾すると♂の動きが急に活発になってきました。今まで何をしていたのか。
♂ 飛翔 ♀を巡る争い
♂ 飛翔 産卵警護
♀ 産卵
♀ 産卵休止 近くに♂が止まって警戒
期待に反し交尾も産卵も1♀のみ。約7分間産卵して姿を消すと、湿地は再び静寂を取り戻しました。
♂ 静止
2017.6.15 岐阜県