ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ハッチョウトンボ 2017<6月①>

2017-06-20 | ・ハッチョウトンボ

<6.15> 

緩慢な動き

グンバイトンボの森、快晴でハッチョウトンボの生殖活動が見られそうです。活発化する正午を目指して移動。
雨が少なく一抹の不安があったものの、湧水で湿地が涸れることはなく、水場が限られて撮影には好都合でした。
縄張りの♂が時に激しく争うのを見ながら産卵を待ちました。

♂ 静止 縄張り行動








ところが、正午を過ぎても産卵が始まりません。湿地の周りを見回ると、♀はすぐ近くに来ていてもこんな調子。

♀ 静止




湿地のなかで羽化直後の個体が見られ、産卵があるのかいよいよ心配になりました。

♀ 羽化直後


♂ 未成熟






12時8分、タイミングを計っていたのかのように、やっと産卵が始まりました。

♀ 産卵


通常なら♀が飛来すれば縄張りの♂が即座に交尾しますが、何故か♂の動きが鈍くなかなか交尾を仕掛けません。
産卵を始めてから3分以上が経過して、やっと捕捉されました。記憶にはない珍現象でした。

交尾態


1頭が交尾すると♂の動きが急に活発になってきました。今まで何をしていたのか。

♂ 飛翔 ♀を巡る争い


♂ 飛翔 産卵警護


♀ 産卵


♀ 産卵休止 近くに♂が止まって警戒




期待に反し交尾も産卵も1♀のみ。約7分間産卵して姿を消すと、湿地は再び静寂を取り戻しました。

♂ 静止

2017.6.15 岐阜県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする