鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

修人のシュート

2010年08月29日 | Weblog
2010年08月29日(日)

浦和戦の先発メンバーはランニングなどのリカバリー、その他の選手は実戦形式のトレーニングを行いました。

シュートを放つ修人である。
長・中距離のボール・コントロールは天下一品の修人の放つミドル・シュートは威力抜群と言えよう。
そのシュートをトップの試合で拝める日は遠くないはず。
層の厚いボランチとして、今はベンチ外に甘んじておるが、実力は十分に持っておる。
ポジション争いに勝利し、実力で這い上がってくるのだ。
修人のゲーム・メイクとミドル・シュートで相手を恐怖のどん底へ突き落とすのだ。
待っておる。

浦和戦レビュー

2010年08月29日 | Weblog
【J1:第21節 浦和 vs 鹿島】レポート:勝利を掴みかけていた浦和だったが、最後に鹿島の意地を見た(10.08.29)
8月28日(土) 2010 J1リーグ戦 第21節
浦和 1 - 1 鹿島 (18:03/埼玉/51,177人)
得点者:80' ポンテ(浦和)、90'+5 本山雅志(鹿島)
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あとは歓喜の瞬間を迎えるだけのはずだった。時計の針がロスタイムの5分に差し掛かろうとしていた時、浦和は1-0で勝っていた。

ところが、最後の最後で白星が指のすき間からこぼれていった。鹿島にとっては最後のチャンスだったスローインの場面、新井場徹がペナルティエリア内にボールを放り込み、岩政大樹が頭で後ろに流すと、そこにはフリーの本山雅志が待ち構えていた。浦和の選手も慌てて反応したが、本山は冷静にゴールネットを揺らした。5月5日の名古屋戦を最後にホームで勝ち星のない浦和だったが、またしても勝利はお預けとなった。

全体的にゲームを支配したのは鹿島だった。特に前半は鹿島が完全に主導権を握っていた。マルキーニョスのボールを引き出す動き出し、小笠原満男、野沢拓也を中心とした中盤のゲームメイク、新井場とジウトンの攻撃参加。そういった個々のプレーが有機的に連鎖して、ボールが小気味よく回っていた。「今までやってきた他のチームと比べても、パス回しが格段にうまい」と宇賀神友弥が脱帽したように、鹿島のボール回しは実に巧みだった。

仕掛けも上手かった。鹿島は浦和の守備が薄いところを的確に狙った。中央ではゾーンとゾーンのつなぎ目を狙ってパスをつなぎ、ワイドではサイドバックの裏を突いてフィニッシュの局面を作ろうとした。「上がろうとすると裏を突いてきたし、そういう駆け引きがあって押し込まれたシーンもあった」。サイドで劣勢を強いられた平川忠亮は鹿島のクレバーな攻撃に舌を巻いた。

それに対し、前半の浦和は攻撃でいいところがほとんどなかった。DFラインのところからプレッシャーをかけられてボールを落ち着いて回すことができず、前線にボールを入れることもほとんどできない。苦し紛れのエジミウソンへのハイボールは、ほとんど岩政に跳ね返される。頼みのポンテにボールを預けても、集中マークに苦しみボールをキープできない。浦和はアタッキングサードまで侵入するのにも難儀した。

ただ、攻撃で形を作れなかったことは、結果的に浦和を助けた面もあった。ポゼッションを高めて前に人数をかけたものの、最後のところで崩せずに逆にカウンターからピンチを招くというのが浦和にありがちな失点パターンだが、幸か不幸か、鹿島のプレッシャーに苦しみ、前に行けなかったことで守備の枚数が足りなくなることはなく、自分たちがチャンスを作れなかったかわりに相手にも決定機を作らせることはほとんどなかった。「プレー中に逐一監督からの指示を聞いているわけにはいかない」とは平川の弁だが、劣勢を感じ取った選手たちが自らの判断で守備に重きを置いた判断も素晴らしかった。前半、浦和のシュートはわずか2本だったが、押し込み続けていた鹿島も4本しか打てなかった。

後半に入っても鹿島ペースは変わらなかったが、浦和にもアタッキングサードまでボールを運ぶシーンが出てきた。ここでも前半の不振が結果的に奏功していた。立ち上がりから攻守に渡って運動量の多いサッカーをしていた鹿島に対し、自陣で守りを固めることが多かった浦和はそれが体力温存につながっていた。「相手があれだけ速くプレッシャーにきたら90分はもたないだろうと思ったし、我慢すれば相手が攻め込んでいる分、スペースができると思っていた」と平川が振り返ったように、鹿島は少しずつ動きが鈍くなり、浦和がカウンターで反撃するシーンが増えていった。

そして80分、浦和が均衡を破る。ペナルティエリア右隅、エジミウソンのパスを受けたポンテが右足を振り抜くと、弾丸シュートがゴール左隅に突き刺さった。このゴールは大ピンチをしのいだあとのカウンターから生まれたものだった。

浦和は先制点を奪ったあとも粘り強い守備で鹿島の攻撃に耐え、何度かカウンターで相手を脅かした。そして、後半ロスタイムを迎え、あとは終了のホイッスルが吹かれるのを待つだけとなったが、あと少しというところで鹿島の執念に泣かされた。

最後は経験の差が出たのかもしれない。「後ろの選手が中盤の選手に声をかけて、ペナルティエリア内にいる必要のない選手には外に出ろと、ボールに行けと言わなければならなかった」とフォルカー フィンケ監督は嘆いたが、鹿島はその欠点を前もってスカウティングで洗い出していた。「試合前から監督にあのエリアは空くと言われていたし、あそこは狙い目だった」と本山が明かしている。

欠点を見抜かれていた浦和と、その盲点を突く準備をしていた鹿島。しかも、ラストプレーになるかもしれないあの局面で、まさに狙い通りの形からゴールを決める。それは百戦錬磨の鹿島だからこそできた芸当なのかもしれない。


以上
2010.08.29 Reported by 神谷正明


浦和の戦術を見抜ききっておったオリヴェイラ監督である。
フィニッシュの精度が高ければ大差の勝利もあったであろう。
しかし結果は異なった。
こういう部分がサッカーの面白いところと言えよう。
何はともあれ、邪悪なるアウェイの地で勝ち点を拾うことが出来た。
采配を揮った指揮官と懸命にプレイした選手を誇りに思う。

誓志、移籍後初ゴール

2010年08月29日 | Weblog
増田の移籍初弾実らず山形黒星/J1

【広島-山形】同点ゴールを決めた増田(左から2人目、撮影・奥田泰也)

<J1:広島2-1山形>◇第21節◇28日◇広島ビ

 山形がアクシデントにも見舞われ、黒星を喫した。前半に接触プレーでDF宮本卓也(27)が右足首を、MF秋葉勝(26)は左ひざを痛めて交代。0-1の後半14分に、MF増田誓志(25)のリーグ戦移籍初ゴールで同点に追いついた。相手の動きも鈍りチャンスも増えたが、勝ち越された。小林伸二監督(50)は「交代カードが1枚しか残っていなくて、タイミングが遅れてしまった」。勝機を見いだしていただけに、悔しさが倍増した。
 [2010年8月28日22時53分]


ハイボールを競り合う山形FW田代(左)と広島DF槙野

増田が同点弾も…山形5戦ぶり失点で黒星
 【山形1―2広島】山形は4試合連続で無失点だった守備が崩れ、5試合ぶりの黒星を喫した。小林監督は「全体的な守備はうまくいっていたが…」と頭をかいた。

 0―1の後半14分にMF増田が同点ゴールを決めたが、終始守勢の展開のまま後半28分に勝ち越しを許した。前半26分にDF宮本が負傷交代したことも守備に影響。指揮官は「相手に合わせたタイミングで交代のカードを切れなかった」と嘆いた。
[ 2010年08月29日 ]

5戦ぶり失点&黒星で11位後退…山形
 ◆J1第21節 広島2―1山形(28日・広島ビックアーチ) モンテディオ山形は前半で2人が負傷交代したことが響き、広島に1―2で惜敗。5戦ぶりの失点と黒星で、11位に後退した。

 山形が勝ち点差1で追いかける広島との直接対決に惜敗した。前半26分にDF宮本が右足首、45分にはMF秋葉が左ふくらはぎを痛めて負傷交代。「広島の足が後半止まり、いけるかと思ったが…」。小林監督は、前半のうちに立て続けに2枚のカードを使ったことで、微妙にゲームプランが狂ったことを悔やんだ。

 後半14分に移籍初ゴールとなる同点弾を決めたMF増田は「攻める姿勢は今までで最も可能性を感じた。自分は得点よりアシストをしたかった」。チームのJ1通算50点目を決めたことよりも、5戦ぶりの敗戦の悔しさが上回った。

 それでも昨季4位の強敵と互角に戦えたことは一つの収穫だ。「全体で戦えば十分戦える。あとはチャンスでの(パス、シュートの)精度があれば…」と指揮官。この悔しさを2週間後にホームで戦う首位・名古屋にぶつける。

(2010年8月29日12時02分 スポーツ報知)

[ J1:第21節 広島 vs 山形 ]

先制されながらも一時は同点に追いつく粘りを見せた山形だったが広島に1-2で惜敗し、5試合ぶりの黒星を喫した。チーム得点王の田代有三(写真)も果敢にゴールに迫ったが惜しくもゴールを奪うことはできなかった。

移籍後初ゴールを奪った誓志である。
チームは攻める姿勢が見え、可能性を感じておるとのこと。
ただ、「得点よりもアシストをしたい」などと贅沢を申しており不安になってくる。
誓志は鹿島でのデビュー戦で豪快な得点を決めており、得点力が魅力な選手である。
アシストなどと言わず、もっともっとゴールを狙って欲しい。
下手な事を申すから、ボランチへコンバートされ持ち味が消えるのである。
適正ポジションである攻撃的MFで結果を出し続けるのだ。
また、田代も先発に復帰しフル出場しておる。
二人の活躍で山形を残留に導いて欲しいところ。
イケメン・コンビに期待である。

オリヴェイラ監督、日本代表に興味

2010年08月29日 | Weblog
Soccer: Oliveira wants Japan job
SAITAMA (Kyodo) -- Kashima Antlers manager Oswaldo Oliveira would be more than willing to coach the Japan national team if asked, the Brazilian said Saturday night.

"If you ask me, am I prepared? Yes," said Oliveira, who has led Antlers to an unprecedented three straight J-League titles in his three years in Japan.

"I know soccer in Japan very well. If I want it? Yes -- if they invite me. Of course I will accept."

"I love Japan. I love to stay here. I want to stay here, and I would love to have the national team. I don't run, I don't escape for the answer. But I cannot judge; this is not my responsibility."


Oliveira, who has received acclaim around the industry for his achievements at Kashima, was given the recent backing of Japan defender Marcus Tulio Tanaka and Cerezo Osaka coach Levir Culpi to succeed Takeshi Okada.

Oliveira has been offered to coach Brazil twice in the past in 2000 and 2003, he said.

Japan Football Association technical director Hiromi Hara has been conducting his search for a new manager overseas, but as of Saturday, no deal with any of the three candidates had been struck.

Hara, the acting coach for Japan's upcoming two games against Paraguay and Guatemala, would only say he had made "progress" and that he was "definitely close to reaching an agreement."

The JFA has said it will break off negotiations with the unnamed candidates sooner rather than later, and if it does, Hara could start looking inside Japanese shores.

Oliveira, alongside Nagoya Grampus' Dragan Stojkovic and Gamba Osaka's Akira Nishino, has been frequently mentioned as one of the most qualified to coach Japan in the J-League.

Oliveira said he has not spoken with Kashima officials about the Japan job, but added that a clause in his contract allows him to leave if and when an offer is tendered.

"Kashima people, they are reserved," the former Corinthians boss said. "They never talk to me about the national team. They don't want me to leave."

"But I'm always prepared to leave; in my contract, I have this very well explained. Any national team."


Oliveira also said that as a native of Brazil, he could offer Japan pluses that non-Brazilian managers could not at the next World Cup in 2014.


"I know everything about soccer in my country," he said. "I know where they are going to play, and I will feel at home. I think this is a strong point, not only me but any Brazilian coach should have in any national team in this circumstance."

(Mainichi Japan) August 29, 2010

日本代表監督を引き受ける用意があると語るオリヴェイラ監督である。
鹿島との契約条項には、代表監督のオファーがあれば鹿島を去れるとの記述があるとのこと。
現時点に於いて、日本代表の監督に最も相応しい人物を挙げろと問われれば、オリヴェイラ監督であると言う以外に答えは無かろう。
しかしながら、史上初の四連覇が掛かり、二度目の三冠を狙う我等の指揮官を失うことは、非常に痛手である。
我等としては、そうならぬ事を望むしか無い。
とはいえ、セレッソのクルピ監督名古屋の闘莉王に推されるように、オリヴェイラ監督の手腕を評価せざるを得ない。
もし、彼が鹿島を去ることとなった場合でも、今までと変わらぬ気持ちでいたいと思う。
我等は目の前の試合に集中である。

浦和戦報道・コメント

2010年08月29日 | Weblog
J1リーグ 第21節
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
我々の方がチャンスを多く作っていたので、勝ってもおかしくなかった。ただ、勝負というのはそこを決めきれるかどうか。レッズさんは3回のチャンスのうち1回を決めきり、我々はそれ以上のチャンスを作っていたが決めきれずにいて、最後の最後に決めきることができた。今日まで決めきれずに終わった試合が続いていたので、最後に決めきることができたことは収穫だと思うし、勝点を拾えたことはプラスにとらえたい。

【曽ヶ端 準】
最近の中では内容が良かった。自分の仕事も少なかったので、チームとして良かった手応えはあったし、先制されて最後に同点に追いついたことは良かった。ただ、内容的には勝点3が欲しかった試合だった。

【興梠 慎三】
浦和の決定機はほぼゴールのシーンだけだったと思うし、勝てなくて悔しい。ここ何試合かに比べたら内容は良くなったが、勝たないといけない試合。これからまたやらなければならない。

【青木 剛】
勝点3取れなかったのが、悔しい。最近は追いつかれる試合が多かったので、追いついたということは良かったと思う。前半はポンテが起点になることが分かっていたのでそこをうまくつぶせたが、後半カウンターでやられたのが悔しい。

【野沢 拓也】
ウチは勝点1のチームじゃない。負けているようなものだし、悔しい。とにかくシュートまで持ち込まないと勝てない。相手のプレッシャーもなかった分、悔しい。

【本山 雅志】
(同点シーンは)監督が試合前に言っていたポイントだし、横からのボールだとあそこが空くと言っていたエリア。ボランチのポジションに入っていたので、あそこに詰めようとしたのは良かった。入る前から見ていて、いい試合だし、決勝のような緊迫感があったと思う。負けていたのでゴールやアシストを意識して入った。追いついたことは良かったが、チームとしては勝ちに行った試合。勝点2を失ったことは悔しいし、反省する部分はしっかりと反省して次に臨みたい。


2010年08月28日(土)

本日行われたJ1第21節浦和戦は、1-1のドローに終わりました。

【J1:第21節 浦和 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(10.08.28)
8月28日(土) 2010 J1リーグ戦 第21節
浦和 1 - 1 鹿島 (18:03/埼玉/51,177人)
得点者:80' ポンテ(浦和)、90'+5 本山雅志(鹿島)
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●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:今日の結果はフェアだと思うか?
「フェアかどうかというのは、表現的に本当に難しい部分があるのではないかと思う。正直、個人的にはチャンスの数を比較すれば、鹿島が勝っていてもおかしくなかったと間違いなく言える。ただ、サッカーはチャンスを決められるか決められないかの勝負。レッズは明らかなチャンスが3回あって、そのうち1本を決めてきた。我々はそれ以上のチャンスがあったが、それを決められず、最後にようやく決めることができた。この試合ではチャンスをしっかり決めるということが、最後にできたのが唯一いい部分だった。他の試合では押していても、最後に決め切れずに引き分けたり負けたりが続いていた。今回、こういう形で終わったのはある意味、収穫だと捉えるべきかと思っている。特に時間帯を考えれば、敗戦濃厚の状況から勝点を拾ったわけなので、プラスに捉えた方がいいと思う」

Q:失点した後に本山、大迫を投入したが、もう少し早い時間帯に動くことは考えなかったのか?
「内容からして、我々に崩れているところはなく、逆にいい形を作っていた。あとは精度、質の問題だけだったし、チャンスも多く作れていたので、流れ的に変える必要はなかった。ただ、みなさんご存知の通り、システマティックに本山を一定の時間帯になったら入れるというのは当たり前のことだった。フェリペがまだ日本のサッカーのリズムに慣れていないところがあるので、2人でうまくやっていければいい。失点したところで、時間帯を考えれば、心理的な部分で相手はリードを守ろうとするし、そうなると全体が下がり、中盤のラインも下がる。そこでボランチ2枚がいても何の意味もないので、大廹を入れ、本山にはゲームを作る、リズムを作る、スルーパスを出す、フィニッシュをするというのを求めたが、最後にしっかりと決めてくれた。それから、今日、大迫には点を取るチャンスがあったわけだが、未熟さ、試合に対する心構えがしっかりできていないことが明らかなプレーがあった」


以上

【J1:第21節 浦和 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(10.08.28)
●本山雅志選手(鹿島):
Q最後に同点ゴールを決めたが?
「あそこは誰もいなかった。試合前から監督にあのエリアは空くと言われていたし、あそこは狙い目だった。次につながる勝ち点になると思う」

●興梠慎三選手(鹿島):
「今日はみんな、前からプレスをかけていてよかったとは思うけど、結果がね。この試合にかける思いはみんなすごい強かった」

Q:チャンスがありながら結果が出なかった。
「僕はシュートゼロだったし、決定機もあんまりなかったかもしれないけど、この内容で引き分けは…。向こうは決定機が1回くらいしかなかったし、勝ち切れなかったことが悔しい。勝てた試合だと思う。内容はここ何試合かと比べるとすごいよかった。結果的に追いついて勝点1を拾えたことは大きいけど、内容からしたら、うちの方が押していたと思うし、引き分けに終わったのは悔しい」

●青木剛選手(鹿島):
Q:ポンテをよくマークしていたが?
「ポンテが起点になるというのはわかっていたので、とりあえずそこは絶対に潰そうと思っていたし、それはうまくいったと思う。後半はカウンターから失点してしまって、そこはケアしていたところだったが、やられてしまった」

Q:今シーズンは控えが多いが?
「今季2試合目のスタメンだったけど、前半で自分のなかで手応えを感じるプレーも多かったので、その手応えを忘れずにまたやっていきたい。この前の試合で先発したなかでの今日のスタメンだったので、ビデオで確認していたし、前の試合からもっとこうしたいというのは自分のなかにあったし、1試合やっていたことで、自分のプレーの良い点、悪い点をしっかり整理して試合に入れた」

Q:具体的には?
「カウンターをしっかりケアしたり、セカンドボールを拾うこと。それは立ち上がりからしっかりやろうと思っていた。後半はその勢いが少し落ちてしまったので、90分間通してそれができるようになればいい」


[ J1:第21節 浦和 vs 鹿島 ]

4試合ぶりの出場となったマルキーニョス選手。途中PKのチャンスもあったが、浦和GK山岸の好セーブにあい、5試合ぶりのゴールを決めることはできなかった。

[ J1:第21節 浦和 vs 鹿島 ]

「今日はみんな、前からプレスをかけていてよかったとは思うけど、結果がね。この試合にかける思いはみんなすごい強かった」と試合後語った興梠慎三
選手。写真は空中で競り合う興梠選手(鹿島)。


本山ロスタイム弾鹿島何とかドロー/J1
<J1:浦和1-1鹿島>◇第21節◇28日◇埼玉

 王者鹿島が辛うじて勝ち点1を拾った。後半50分。DF新井場のロングスローをDF岩政が落としたところに走り込んだMF本山雅志(31)が、値千金の同点弾を奪取。だが、5試合ぶりの白星をつかめず、試合終了と同時に選手はがっくりと肩を落とした。

 「おれらは勝ち点1で満足できるチームじゃない」とMF野沢はこぼした。7月31日の神戸戦以来、勝利から見放され、J1最速の350勝到達も持ち越されたまま。後半14分にFWマルキーニョスがPKを止められたシーンは、苦しいチーム状態を示していた。

 持ち味の運動量が暑さによる消耗で激減する夏場に弱く、リーグ戦開催時期の3月から12月の10カ月で、8月の勝率は最低の4割6分3厘(80戦37勝9分け34敗)。今月は3分け2敗で00年以来2度目のリーグ戦8月未勝利に終わり、本山も「勝ちにいった試合なので残念」と悔しがった。

 9月も暑さが残るだけに消耗戦は続くが、この日の粘り強い戦いは光明になるはず。日本代表の岩政は「僕たちはいい準備をして、球際を厳しくやって勝つ確率を上げるしかない」と話した。首位名古屋とは勝ち点7差だ。【菅家大輔】
 [2010年8月29日7時45分 紙面から]



【浦和-鹿島】浦和細貝と競り合う鹿島小笠原(右)(撮影・栗山尚久)

あえぐ鹿島、なんとかドローも8月勝利なし
2010.8.28 22:43


浦和-鹿島 後半ロスタイム、同点ゴールを決めガッツポーズを見せる鹿島・本山(中央) =埼玉(撮影・大橋純人)

 J1第21節第1日(28日、浦和1-1鹿島、埼玉)試合終了間際、途中出場の本山のゴールで追い付いた。だが、この日もそこまでだった。8月は3分け2敗で白星がないまま終了。昨季も苦しんだ夏場に鹿島があえいでいる。

 不調の最大の要因は、強さの基盤となっていた素早い攻守の切り替えの欠如だ。失点シーンが象徴的。好機の後に浦和にカウンターを浴びると、シュートを放つポンテに誰も寄せられなかった。DF岩政は「カウンターに気を付けようと言っていたが、それでゴールを入れられた」と表情をゆがめた。

 絶好の得点機も逸した。後半14分のPKは故障から復帰したマルキーニョスが相手GK山岸の好セーブに遭い、その直後のマルキーニョスのヘディングシュートはクロスバーに阻まれた。つきにも見放された格好だ。

 首位の名古屋との勝ち点差はこれで7。オリベイラ監督は「こういう形で終えたのがある意味で収穫。敗戦から勝ち点1を取れたのをプラスに考えたい」と力なく言った。4連覇を狙う王者の底力が問われている。


前半、浦和・柏木(奥)と競り合う鹿島・小笠原


後半ロスタイム本山弾で鹿島執念のドロー

<浦和・鹿島>後半ロスタイム、同点ゴールをきめた鹿島・本山(中)は大迫(右)と喜ぶ
Photo By スポニチ


 J1第21節第1日は21日、各地で行われ、前節3位の鹿島は0―1で迎えた後半ロスタイムの50分、途中出場のMF本山雅志(31)が起死回生の同点ゴール。アウェーで浦和と1―1と引き分け、暫定3位をキープしたものの、5試合勝ちなしで首位・名古屋との勝ち点差は7まで広がった。

 本山が一撃で仕留めた。0―1のまま、ロスタイムは表示された4分を経過。敗戦は決定的と思われたが、DF新井場のロングスローを日本代表DF岩政がゴール前で競り合い、こぼれ球を途中出場の本山が右足で同点弾を決めた。キックオフ後のワンプレーで試合は終了したため、まさに値千金のゴール。「シュートコースはしっかりと見えていた」と振り返ったベテランのこの試合唯一のシュートで、鹿島は負けゲームを引き分けに持ち込んだ。

 本山は今季開幕前に椎(つい)間板ヘルニアの手術を受けて戦線離脱。W杯中断前の名古屋戦(5月16日)で復帰即ゴールを決めたが、中断中には右ふくらはぎを痛めて再び離脱した。7月24日の磐田戦で復帰した後も途中出場が続き、本人も「コンディションは悪い」と明かしていたが、チームの苦境で決定的な仕事をしてみせた。

 試合前日、オリヴェイラ監督は約1時間のミーティングで選手にカツを入れていた。8月はこれまでの4試合で白星がなく、26日の紅白戦でも控え組に0―1で敗戦。「どうやって3連覇できたと思っているんだ。どのチームよりも走って、戦ってきたからだろ。スタジアムにおまえらの高級車が並んでたけど、それに見合う活躍をしろ」とゲキ。GK曽ケ端が「あれで引き締まった」と話したように、王者の闘争心が試合終盤で結果となって表れた。

 劇的な同点弾で追いついたが、8月は3分け2敗の白星なしで終了。名古屋との勝ち点差は7まで広がった。岩政は「ここ数試合できていなかった(球際の)厳しさを出せたのは良かった」と手応えを口にしながらも、「勝ち点1を拾ったというよりも、勝ち点2を失ったと思ってる」と厳しい表情。4連覇へ、執念のドローを9月反攻に結びつけるしかない。
[ 2010年08月29日 ]

本山、ロスタイム弾も鹿島痛いドロー

後半50分、同点ゴールを決めた鹿島・本山がガッツポーズ(左から2人目)

 ◆J1第21節 浦和1―1鹿島(28日・埼玉スタジアム) 鹿島が優勝争いから一歩後退した。後半14分、PKを得たが、FWマルキーニョスが痛恨の失敗。その後、浦和に先制を許し、後半ロスタイム、MF本山のゴールで勝ち点1を拾うのが精いっぱいだった。これで5試合連続未勝利(3分け2敗)で、8月も勝ちなし。本山は「ゴールは決まったけど、チームが勝てなかったので残念」と唇をかんだ。

 ただ、光明もある。今年2月にヘルニア手術を受け、その影響で本調子ではなかった本山が復活のゴール。「最近は追いつかれて、引き分けという試合が多かったが、今日は追いついての勝ち点1。次につながる勝ち点にしたい」と言い放った。また、今季2試合目の先発出場したMF青木も「手応えがある」。首位名古屋との勝ち点差は7に開いたが、リーグ4連覇の目標は変わらない。
(2010年8月29日06時01分 スポーツ報知)


後半ロスタイム、同点ゴールを決めた鹿島・本山(左)は大迫と抱き合って喜んだ

鹿島追い付く
2010/08/29(日) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁

 J1鹿島は28日、埼玉スタジアム2002で浦和と対戦し、本山が後半ロスタイムに得点、1-1で辛うじて引き分けた。今季通算成績は10勝7分け4敗、勝ち点37で順位は暫定3位。
 鹿島は押し気味に試合を進める中、後半14分にマルキーニョスがPKを失敗するなど徐々に流れを逸し、35分に失点。それでもロスタイム、途中出場の本山がゴール正面から鮮やかなシュートを決め、土壇場で勝ち点1を奪った。



【写真説明】
浦和-鹿島 前半43分、浦和・山田(左)に倒される鹿島・興梠=埼玉スタジアム


結果は残念であったが内容は非常に良かった。
チームのバランスも良く、試合を支配し続けておった。
交代で入った大迫はチャンスを作り、本山はゴールを奪っておる。
特に本山に対しオリヴェイラ監督は的確な指示を出しており、采配的には勝利しておったと言えよう。
その指揮官が大迫に苦言を呈しておる。
大きなチャンスを作っただけに、ゴールという結果を求めたかった。
大迫が若さと未熟さを露呈してしまった結果となったわけではあるが、この経験を元に、成長してくれると信じたい。
チームの状態は良くなった。
次は結果である。
まずはナビスコ杯へ照準を定め、集中していきたい。

シャルケ・篤人、リーグ戦初先発

2010年08月29日 | Weblog
内田リーグ戦初先発も敗戦/ブンデス

ハノーバー戦の前半、ヘディングで競り合うシャルケの内田(共同)

<ブンデスリーガ:ハノーバー2-1シャルケ>◇28日◇ゲルゼンキルヘン

 シャルケの日本代表DF内田篤人(22)が28日、リーグ戦で初先発した。6万を超える大観衆となった本拠開幕のハノーバー戦。右サイドバックで起用されるも、攻守に持ち味を発揮できず後半17分に途中交代した。開幕戦では途中出場も、自分のミスをきっかけに決勝点を献上しただけに雪辱を期したが、1-2で敗れ連敗スタートなった。

 [2010年8月29日10時11分]

シャルケ・内田、初先発もチーム連敗
2010.8.29 05:01


リーグ戦初先発の内田は、ドリブルで敵陣深く攻め込んだが勝利は呼べなかった(共同)

 ブンデスリーガ・シャルケの日本代表DF内田篤人(22)は28日、リーグ2戦目のハノーバー戦(ホーム)に右サイドバックで初の先発出場を果たしたが、後半17分に交代。1-2で敗れ開幕2連敗となった。

 2トップの一角は元スペイン代表のラウル。6万1000人を超す大観衆の前で積極的に攻撃参加した内田は、前半20分と25分にシュートを放ったがゴールはならず。チームは前半31分、後半4分に失点。内田も自らのサイドで大きく突破を許すなど、相変わらず守備の課題ものぞかせた。


シャルケが開幕2連敗 内田は先発出場も見せ場を作れず

シャルケが開幕2連敗。内田(右)は先発したものの、後半に交代した【Bongarts/Getty Images】
 ドイツ・ブンデスリーガ第2節が28日に行われ、開幕前には優勝候補筆頭と言われたシャルケ04がホームでハノーファー96に1-2で敗れ、予想外の開幕2連敗を喫した。

 シャルケにとってホーム開幕戦となったこの試合、終始試合の主導権を握ったのはハノーファーだった。シャルケは、ラウル、ファルファン、エドゥ、ラキティッチら自慢の攻撃陣が沈黙。逆にハノーファーは30分、モアとラウシュの素早いコンビから先制点をたたき出す。

 後半に入っても調子が上がらないシャルケを尻目に、ハノーファーは49分、モアが相手DFマティプのミスを突くと最後はアブデラウエが決め、2-0とシャルケを突き放す。その後もハノーファーはシャルケのゴールを襲うが、ヤ・コナンが再三の決定機を外したおかげで、シャルケは大量失点を免れる。
 一方、劣勢に立たされたシャルケは、82分にようやくラキティッチのクロスをジョーンズが頭で押し込み1点を返すが、反撃もここまでだった。今オフ、大型補強を行ったシャルケのふがいない戦いぶりに、ゲルゼンキルヘンのサポーターたちもブーイングを浴びせるしかなかった。

 なお、日本代表DF内田篤人は右サイドバックとして先発出場を果たしたが、見せ場を作れないまま62分に交代した。

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リーグ戦、初先発のシャルケ・篤人である。
積極的に攻撃参加し、シュートを放ったとのこと。
自慢の攻撃力をアピールし、レギュラーを掴むのだ。
日本代表でも期待しておる。