鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

Happy Birthday 野沢!

2010年08月12日 | Weblog
2010年08月12日(木)

土曜日のFC東京戦に向けて、30分間の紅白戦を実施しました。また、今日は野沢選手の29回目の誕生日です。

真剣な眼差しの野沢である。
獲物を狙うハンターと言っても良かろう。
目線はアシストするストライカーの足下か、はたまたゴール隅か。
得点に絡む野沢の動きは華麗で美しい。
野沢も29歳というサッカー選手に於いてはもっとも脂の乗った年齢となった。
素晴らしいパスと美しいゴールの量産を願う。
今季は得点王を狙って欲しい。
頼もしい野沢の誕生日を祝いたい。
おめでとう。

清水戦コラム

2010年08月12日 | Weblog
【Jリーグ】清水と鹿島、明暗分かれたJ1首位攻防戦
週末の7日に清水まで行き、清水エスパルス対鹿島アントラーズの首位攻防戦を見た。小野伸二復帰後、初の清水戦とあって、同じ黄金世代の小笠原満男、中田浩二、本山雅志らは燃えるものがあっただろう。彼ら79年組がズラリと並ぶだけでなく、86年組が多いのもこのカードの特徴。清水の岩下敬輔、岡崎慎司らにしてみれば、鹿島の興梠慎三には負けられない。岩下と興梠はともに九州出身でお互いの手の内は分かり合っているはずだし、岡崎と興梠もライバル意識があって当然だ。そんな因縁が絡み合う中、J1首位を争う両者が激突した。

猛暑の時期にしては珍しいほど富士山がくっきり見えるアウトソーシングスタジアム日本平での一戦は、最近好調の清水が立ち上がりから主導権を握った。岩下ら守備陣がタイトなマークに行き、小野伸二がしっかりとボールを収めて周囲を動かす。彼がいるだけでリズムに変化をつけられる。やはり今季の小野加入効果が絶大であることを改めて実感させられた。また岡崎、ヨンセン、藤本淳吾はさすが合計22ゴール(試合前の時点)を挙げている3トップらしくアグレッシブさが光った。清水の勢いは凄まじいものがあった。

鹿島はボールを支配できず、守勢に回る時間が非常に長かった。今季の彼らはボールポゼッションにこだわらず、相手が持ったところに激しくプレスをかけ、素早い切り替えから一気にゴールに迫るという形が多い。多少ボールを回されても問題ないという意識は多くの選手にあったのだろう。この日も前半はギリギリのところでしのいでいたが、大きなアクシデントが発生する。エースのマルキーニョスが右太もも肉離れを起こし、途中離脱を強いられたのだ。代わって興梠が出てきたが、大迫と興梠の2トップだと思うように前線でタメが作れない。新井場徹、ジウトンの両サイドバックが攻撃参加する回数も極端に少なかった。

そんな中、清水は藤本のPKで先制。前半を1-0で折り返した。後半は鹿島が前半よりも前がかりになるが、得点につながる形を作れない。それでもワンチャンスをモノにできるのが鹿島。新井場のクロスに興梠が飛び込み、1-1に追いついた。これで耐えてドローに持ち込めれば鹿島のゲームだったのだが、清水の勝利への意欲が勝った。試合を決めたのは途中出場の枝村匠馬。岡崎が胸トラップで落としたボールに伊野波雅彦が反応したが、クリアしきれず、ここに枝村が飛び込んで体ごとゴールに持っていったのだ。枝村の泥臭さ、飛び出しの鋭さを買って投入した長谷川健太監督の采配がズバリ的中した形だ。この日、鹿島はオリヴェイラ監督がベンチ入り禁止で、奥野僚右コーチが指揮を執っていたが、この影響も少なからずあったのかもしれない。

この試合から導き出せることは、清水の好調ぶりと鹿島の選手層の薄さだ。

まず清水に関しては、今季、攻守のバランスが非常にいい。序盤戦は岩下や児玉新、市川大祐ら昨年主力だった守備陣が次々にケガをするなど不安も見られたが、ボスナーや平岡康裕が奮闘して穴を埋めてきた。本田拓也ら中堅選手の成長も見られ、使える戦力が大幅に増えたことも好調を支える要因といえる。市川と右サイドバックを争うようになった辻尾真二、中盤の重要な戦力の1人になった山本真希、昨季の不振から抜け出した永井雄一郎、活躍の場を広げつつある大前元紀らを長谷川監督は陣容に加え、頻繁にメンバーを代えながら戦っている。これもチームの活性化につながっている。南アワールドカップから戻った岡崎も彼らに刺激され、よりプレーの幅を広げようとしているようだ。

そして何といっても小野である。鹿島戦では後半途中にベンチに下がったが、それまでのボールコントロール、ゲームメーク、チームに落ち着きをもたらす働きなどを含め、異彩を放っていた。鹿島の小笠原も同じような役割を担っているが、小野の方がより攻撃的でイメージが豊富なようだ。2人のマッチアップは意地と意地のぶつかり合いで非常に興味深かったが、この日に関してはやや小野の方が上回った印象だった。このようないい部分が安定して出せれば、清水のリーグ初優勝もみえてくるかもしれない。

一方の鹿島は不安要素が山積している。まずFWだが、大黒柱のマルキーニョスの離脱が決定的なだけに、ここ数試合は興梠、大迫勇也、佐々木竜太の3人で乗り切らなければならない。昨季までは田代有三(山形)もいたし、ダニーロ(コリンチャンス)も時にFWとして使えたが、今季は彼ら3人に野沢拓也を上げるくらいしかFWの穴を埋める方法が見つからない。守備陣にしても、シーズン途中に内田篤人(シャルケ)と李正秀(アル・サッド=カタール)が抜け、新井場を右に回し、ジウトンを左に入れるという苦肉の策を採っている。センターバックのバックアップは大岩剛も青木剛もいるが、サイドの方はもしケガ人が出たら厳しい。若手を引き上げるのがうまいオリヴェイラ監督だけに、ここからてこ入れを図るはずだが、夏場の連戦を乗り切れなければ、4連覇への道は険しくなりそうだ。

大一番で明暗を分けた清水と鹿島。彼らの今後の行方が気になる。


元川 悦子 08月09日17:29

鹿島の選手層を心配する悦っちゃんである。
確かにFWの軸であるマルキーニョスが負傷し、FW登録の選手は残り3人となった。
とはいえ、鹿島のシステムは2TOPであり、レギュラーの二人と控えの一人がおれば申し分がない。
紅白戦に於いては、小谷野がFWとしてサブ組に入ることとなり、攻撃的MFはヤスと本山という豪華な布陣となろう。
なんら不安要素は無い。
逆に、大迫の大ブレイクを目の当たりに出来ると思うと期待に胸が張り裂けそうである。
SBにしても、ベンチ入りしておる當間に加え、宮崎に笠井健太とコマは揃っておる。
いざとなれば青木もユダもおる。
何なら本山もプレイ実績有りである。
ここ数年、夏場が苦手と印象づけられておるが、選手たちにそのような気持ちはない。
我等も強い気持ちで声援を送り、夏の暑さを吹き飛ばしたい。