鹿島アントラーズ原理主義

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シャルケ・篤人、ドイツ・スーパー杯報道

2010年08月09日 | Weblog
内田がクローゼ吹っ飛ばした/ドイツS杯
<ドイツ・スーパー杯:バイエルン2-0シャルケ>◇7日(日本時間8日)◇ドイツ・アウクスブルク

 【アウクスブルク=中野吉之伴通信員】シャルケDF内田篤人(22)が公式戦デビューとなったドイツスーパー杯に右サイドバックでフル出場し、昨季2冠の王者バイエルン相手に堂々と渡り合った。前線への正確なパスで攻撃の起点となり、自らもオーバーラップで好機を演出。守ってもスピードに乗ったランニングでドイツ代表MFシュバインシュタイガーの突破を封じるなど、存在感をみせた。試合は敗れたが、21日の開幕戦(対ハンブルガーSV)に向け、レギュラーの座をほぼ確実にした。

 W杯ドイツ代表のスター選手5人を向こうに回し、内田に気後れはなかった。まず開始46秒、バイエルンFWクローゼへ縦パスが入る。背後から飛び込み、勢いよく吹っ飛ばした。昨季2冠の王者相手に、所信表明とも言うべき一撃だ。

 前半6分には右サイドからスルーパスを通し、FWラウルのシュートの起点となった。同30分にはオーバーラップからゴール前へ折り返し、バイエルンを慌てさせた。同37分にはMFシュバインシュタイガーの強引なドリブル突破に食らい付き、ボールをカット。試合は終盤に2失点して敗れたものの、内田は攻守に幅広い動きを披露するなど、上々の内容だった。

 内田 まず、このスタジアムの雰囲気がすごかった。90分出るかどうか分からなかった。90分は久しぶり、大変だね。アピールするというか、練習の中でも自分に足らないものが分かってきて、それに取り組んでいくという感じ。1つ1つ大事にやっていきたい。

 新シーズンを告げるスーパー杯で定位置をつかみ、新加入したラウルとともにフル出場。マガト監督の期待の表れだった。右MFファルファンとも息の合った動きを見せるなど、チームにも溶け込みつつある。

 内田 こっちの選手は試合前日にビールを飲むのがすごい。こんな大きいやつ(500ミリリットルのジョッキ)ですよ。飲めって言われたけど…。いろんなことに慣れていきたい。

 16日にはドイツ杯、そして21日にリーグ戦も始まる。線の細さから不安視されたドイツ移籍だったが、屈強な男たちにもまれ、内田は心身ともにずぶとくなっているようだ。
 [2010年8月9日7時54分 紙面から]

シャルケ・内田、公式戦フル出場デビュー
2010.8.9 05:00
 ドイツ・スーパー杯(7日、ドイツ・アウクスブルク)J1鹿島からシャルケに移籍した日本代表DF内田篤人(22)が、移籍後初の公式戦でフル出場デビューを果たした。試合は南アW杯得点王のFWトーマス・ミュラー(20)らにゴールを許し、強豪バイエルンMに0-2で敗れたが、本職の右サイドバックで奮闘。「あまり危ない場面はなかった」と笑顔を見せた。

 前半6分には中盤から縦のスルーパスを通す場面も。これが新加入のFWラウル・ゴンサレス(33)のヘディングシュートにつながった。

 試合前日にビールで乾杯する仲間の横で、バナナジュースを飲むなど“ドイツ流”に溶け込んだとまではいかないが、「練習は日本と違ってガッシガシやってる。一生懸命やっていきたい」。内田の挑戦は、始まったばかりだ。(円賀貴子通信員)

内田復活フル出場!シャルケ公式戦“上々”デビュー

<バイエルンM・シャルケ>シュバインシュタイガー(上)と競り合うシャルケ・内田
Photo By AP


 ブンデスリーガとドイツ杯の昨季優勝チームが対戦するドイツスーパー杯が7日に行われ、昨季リーグ戦とドイツ杯を制したバイエルン・ミュンヘンと、リーグ戦2位のシャルケが激突した。シャルケの日本代表DF内田篤人(22)は右サイドバックで先発し公式戦デビュー。積極的なオーバーラップを見せるなど、攻守で持ち味を発揮してフル出場。試合は後半の2失点で0―2で敗れたものの、可能性を感じさせるドイツデビューとなった。

 シーズン幕開けとなるドイツスーパー杯で、内田が復活の一歩を踏み出した。右サイドバックの定位置をつかみ取り、昨季の欧州CL準優勝のバイエルンMを相手に公式戦デビュー。0―2で敗れたこともあり、手応えを聞かれても「普通じゃないですか」とこれまで同様にあまり感情を表に出さなかった。だが、90分間のプレーでは随所に内田らしさを披露した。

 内田の最大の持ち味は積極的な攻撃参加。7月31日のハンブルガーSVとのプレシーズンマッチなどでは守備に追われる場面が多かったが、この日は右MFファルファンと絡みながら攻め上がる場面が多く見られた。前半6分には内田が起点となりFWラウルのシュートにつながった。守備では後半26分にバイエルンMのMFミュラーの前に出て相手のパスをカットするなど積極性を見せた。

 「90分やったのは久しぶりだったから長い。気持ちが疲れるかな」と苦笑いしたが、実戦を重ねるごとにたくましさは増している。一方でクロスは精度と味方との連係がいまひとつだっただけに「前半にちょっとチャンスがあったので、あれが中のFWと合ってくれば…」と課題も口にした。

 岡田ジャパンでは不動の右サイドバックだったが、W杯南アフリカ大会では直前の戦術変更などにより出場機会に恵まれなかった。シャルケに合流してからは風邪で約2週間実戦を離れる時期もあった。それだけに、上々のデビューとなっても、全く満足していない。「こっちに来てから、自分に足りないものを練習中から感じることが多い。日本とはだいぶ違うので、ドイツのスタイルに慣れていければ」。高い目標を掲げる内田の挑戦は、始まったばかりだ。(三村祐輔通信員)

 ≪シャルケの昨季≫リーグ戦は優勝したバイエルンMと勝ち点5差の2位。残り6戦で首位浮上も、直後に勝ち点2差をつけていた2位バイエルンとの直接対決にホームで敗れ、52季ぶりの優勝が遠のいた
[ 2010年08月09日 ]

内田、開幕先発決定的!バイエルンと渡り合った
 ◆ドイツ・スーパー杯 バイエルン2―0シャルケ04(7日・アウクスブルク) 昨季リーグ戦とリーグ杯2冠のバイエルンと、リーグ2位のシャルケ04が激突。シャルケの日本代表DF内田篤人(22)は右サイドバックでフル出場。試合は0―2で敗れたが、攻撃にも積極参加し持ち味を出し開幕先発を決定的にした。

 シーズン幕開けを飾る初の公式戦で、内田がバイエルンに堂々と渡り合った。「この前の(練習)試合が30分ハーフだったから、今回も30分かと思いながらやっていた」というが、試合開始から激しいプレーを見せた。わずか45秒、FWクローゼとハイボールを競り合い、後ろから倒してファウルを取られた。W杯3大会連続得点の偉業達成者に、臆することはない。

 前半6分には前線へ縦パスを通す。高めの位置に張り、中央で待つFWラウルへのクロスも何度も試みた。昨季2冠の王者バイエルンに敗れても「手応え? 普通じゃないですか。危ないところはなかった」とケロっと振り返った。

 ドイツに行ってもマイペースぶりは変わらない。試合前夜に選手全員が集合。巨大ジョッキのビールで交流を深める中で「僕はバナナジュース。何で飲まないの?と言われたけど、倒れちゃうよ」と笑う。試合前の指示が書き込まれたボードの名前は「アシト」と間違われ、言葉は「全然分からない」がフル出場でアピールは十分。21日のリーグ開幕戦ハンブルガーSV戦(アウェー)の先発へ、大きく前進した。

[2010/8/9-06:01 スポーツ報知]

昨日の速報に続く、詳細の報道である。
篤人のコメントが報じられておる。
篤人はドイツでも飄々とマイペースを貫き元気でプレイしておる様子。
試合前日のビールによる乾杯に驚きながらも自分はバナナジュースで調子を合わせておる。
試合の方も、バイエルン。ミュンヘンの鉄壁・ミューラーの前でパスカットを見せるとは、堂々としたものであろう。
鉄壁・ミューラーは、自由惑星同盟のヤン・ウェンリーに「良将」と言わしめ、その功でローエングラム王朝成立後は最年少ながら上級大将の筆頭とされた提督である。