鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

好調、興梠慎三

2010年08月02日 | Weblog
2010年08月02日(月)

土曜日の神戸戦先発メンバーはオフとなっており、その他のメンバーは9時からトレーニングを行いました。

調子の上がる慎三である。
残念ながらバースデイ・ゴールはならなかったが、神戸戦で途中出場を果たし、健在をアピールした。
次節は先発もあり得る。
楽しみなFWであろう。
日本人離れした身体能力で、相手を抜き去りゴールを決める、そこが彼の魅力である。
慎三本人も申すとおり、マルキーニョスとの連携を深め、お互いに得点を決め合う姿は理想的な2TOPと言えよう。
清水戦での復活ゴールに期待したい。

シャルケ・篤人、先発出場

2010年08月02日 | Weblog
内田、ラウルと初競演!2―1勝利も連携不足
 ◆リーガトータル杯準決勝=30分ハーフ= シャルケ04 2―1 ハンブルガーSV(31日・ゲルゼンキルヘン) シャルケ04の日本代表DF内田篤人(22)は31日、ホームで行われた4チーム対抗のリーガトータル杯準決勝、ハンブルガーSV戦(30分ハーフ)に先発出場。同28日にRマドリード(スペイン)から加入したばかりの元スペイン代表FWラウル(33)と初競演。2―1で勝った。

 スペイン代表最多の国際Aマッチ44得点のストライカーと同じ青のユニホームで先発した内田だが、中盤との連係の悪さが目立ち、クロスも再三、相手に阻まれた。前半終了の30分で交代し「ドイツ語がまだ、何を言われているのか、どんなプレーを要求されているのか分からない」と、言葉の問題を明かした。

 ラウルは全体練習参加1回だけで実戦に臨み、57分間プレー。0―1の後半12分、右サイドのペルー代表MFファルファン(25)へロングパスを通し、FWエドゥ(28)の同点ゴールをおぜん立て。「ファルファンとはスペイン語で話せるし、コミュニケーションはOK」と貫禄を見せた。内田は「前の選手にもっとボールをつなげればよかった」と反省しきりだった。

[2010/8/2-06:01 スポーツ報知]

先発出場も途中交代の篤人である。
早くも言葉の壁にぶつかっておる様子。
いち早くドイツ語を覚え、要求されておるプレイを出来るようになって欲しい。
ドイツで羽ばたく翼を観たいのだ。
努力を強いたい。

神戸戦レビュー

2010年08月02日 | Weblog
【J1:第16節 鹿島 vs 神戸】レポート:野沢が3得点すべてに絡む大活躍。3-0の完勝で鹿島ががっちり首位をキープする(10.08.01)
7月31日(土) 2010 J1リーグ戦 第16節
鹿島 3 - 0 神戸 (19:04/カシマ/16,415人)
得点者:8' 野沢拓也(鹿島)、32' 野沢拓也(鹿島)、74' マルキーニョス(鹿島)
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今年の鹿島は暑い。スタンドから目を降ろせば一目瞭然。高い気温と湿度にやられた芝があちこちで黄色く変色している。この日も湿度は81%と高かった。中二日で鹿島に遠征してきた神戸の選手たちとって、厳しい環境が待っていたと言えるだろう。そこに容赦なく鹿島が襲いかかる。それは試合前日に、中田浩二が「相手のペースに合わせるのではなく、最初からいきたい」と話していた思惑通りの試合運びだった。

前半8分、相手ボールを奪うと左サイドをジウトンが攻め上がる。この日のジウトンは、再三再四の攻撃参加を見せ、攻撃に厚みを加えていたが、このときはすばやくフェリペ ガブリエルがフォロー。神戸は帰陣するのが精一杯でマークが甘い。すると、すかさずフェリペからゴール前に飛び込んだ野沢拓也へ絶妙なクロスが送られる。これを野沢拓也が頭で合わせ、あっという間の先制点を奪った。

神戸は、前節のG大阪戦に引き続き、早い時間帯での失点となった。前半3分に、茂木弘人がDFラインを抜け出すチャンスを迎えていただけに、そこで得点できなかったのが痛かった。その後も、ボッティかポポが前線に攻め残り、鹿島のサイドバックがあがったスペースを攻めようとするが、逆に中盤の枚数が足りなくなり守備のバランスは安定感を欠く。ボールを奪ってからも、鹿島のすばやいチェックに悩まされ、高い位置でボールを失う危ういシーンが続いた。

すると32分、鹿島に追加点がもたらされる。CKをゾーンで守る神戸に対し、鹿島は岩政大樹が多人数をひきつけることでチャンスをうかがう。
「ニアで僕のところを狙っているかと思ったのですが、(小笠原)満男さんが意味深な顔をしていたので。なにかやるかなと思っていました」
岩政が感じた意図は、パスを出す側と受ける側でもしっかり感じあっていた。左コーナーに立った小笠原は、ニアに走り出した岩政が守備を引きつけたのを見ると、その後ろに走り込んだ野沢にグラウンダーのパスを出す。これをミドルレンジから野沢が左足一閃。バーに当たったシュートはゴールのなかに跳ね返り、キーパーの榎本達也も一歩も動けないスーパーゴールが決まった。

2点のビハインドを負った神戸は後半開始から動く。前線で孤立していた都倉賢に代えて朴康造を中盤に入れ、ボッティを前線にあげた。すると攻守のバランスが向上。鹿島の運動量が落ちてきたことも影響し、神戸が試合を支配するようになる。しかし、チャンスは作れない。鹿島を自陣に押し込んだ影響で、DFラインの後ろにスペースができなくなり、逆に効果的な攻撃が出なくなってしまったのは皮肉だった。68分に、エジミウソンのスルーパスに反応した茂木がチャンスを迎えるも、これを曽ヶ端準が絶妙の飛び出しで阻止。すると途中交代で本山雅志が中盤に加わった鹿島が再び盛り返し、74分に野沢のスルーパスに抜け出したマルキーニョスが追加点。3点のリードを奪い試合を決めた。

神戸は終了間際にも、茂木が抜け出すチャンスがあったが、またしても曽ヶ端に止められてしまい無得点。茂木は両チーム最多の7本のシュートを放ったものの、曽ヶ端の牙城を崩すことができなかった。チーム全体のシュート数でも鹿島の16本に対して、神戸は15本。数字の上では互角のチャンスをつくりだしているが、試合運びでは大きな差があった。これ以上の連敗を避け、順位を下げないためにも、次節の浦和戦を浮上のきっかけにしたいところだ。

鹿島は久々の無失点勝利でがっちり首位をキープ。ただし、オズワルド オリヴェイラ監督が相手選手にハンドがあったことを西村雄一主審へ執拗に抗議し、退席処分を命じられてしまった。次節、監督抜きで戦わなければならないのは鹿島にとって非常に痛い。奥野僚右コーチが代わって指揮を取ると思われるが、過去2戦2敗と勝てていない。そろそろ勝利をプレゼントしたいところだ。


以上
2010.08.01 Reported by 田中滋


データ的には拮抗した試合も、田中氏のレポートでは試合運びの差に大きな違いがあったとのこと。
観る側としては曽ケ端のビッグセーブがなければ、このような結果になったかどうか疑問ではあった。
しかしながら、「試合運び」というキーワードに表されるように、熟練した鹿島の経験が完封勝利を呼び込んだと言って良かろう。
「したたか」という言葉に置き換えても良い。
次節は二位との天王山である。
奥野監督代行に初勝利をプレゼントするためにも、集中力を高めて挑みたい。