鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

神戸戦報道

2010年08月01日 | Weblog
野沢2発!鹿島完封で首位キープ/J1

前半8分、先制ゴールを決めた鹿島MF野沢(撮影・野上伸悟)

<J1:鹿島3-0神戸>◇第16節◇7月31日◇カシマ

 鹿島は、MF野沢拓也(28)の活躍で首位をキープした。前半8分に左からのクロスに対し、頭から飛び込んで先制点。同32分には左CKを、中央へ飛び出してフリーの状態で決めた。野沢は「1点目はスペースをうまく突けたね。2点目はくると思っていたよ。打ってくださいというボールだったね」。3点目もアシスト。元日本代表監督のオシム氏から「鹿島の強さは野沢のような(天才肌の)選手が走ることにある」と評された男が、厳しい夏場の連戦で存在感を見せつけた。

 3得点も大きいが、何より完封に価値がある。内田、イ・ジョンスが続けて移籍し、4バックは並びが二転三転した。前節の新潟戦は1度逆転しながら追い付かれて引き分け。守備の不安は、今後の優勝争いに向けて解消する必要があった。DF岩政は「まだ、しっくりはきていない」と言いながらも「無失点に抑えたことをプラスにとらえ、修正を重ねていきたい」と、前向きにとらえていた。

 次節は、上位争いをする清水との対戦になる。オリベイラ監督が執拗(しつよう)な抗議で退席処分を受けたため、次節は指揮を執れないが、チームに動揺はない。GK曽ケ端は「アウェーで、自分たちのプレーができるよう準備したい」。上り調子で大一番へ挑む。

 [2010年8月1日9時14分 紙面から]


鹿島対神戸 前半、先制ゴールを決め喜ぶる鹿島野沢(撮影・野上伸悟)

鹿島3発快勝もオリベイラ監督が退席処分
2010.8.1 05:03


後半30分過ぎ、西村主審(左)に猛抗議する鹿島・オリベイラ監督(右)。直後に退場処分となった(撮影・吉澤良太)

 J1第16節第1日(31日、鹿島3-0神戸、カシマ)首位鹿島がMF野沢拓也(28)の2得点などで神戸に完勝し、勝ち点34とした。名古屋は横浜Mを振り切り、暫定2位に浮上。C大阪は磐田に快勝して暫定4位に上がり、大宮は浦和との「埼玉ダービー」に競り勝ち、5月1日以来の3勝目を挙げた。新潟は日本代表FW矢野貴章(26)の2試合連続ゴールで先制し、FC東京を破って10試合負けなしとした。

 3-0の快勝劇の裏側で、誰も予想しなかったアクシデントが発生した。後半29分、MF野沢のアシストでFWマルキーニョスがダメ押しとなる3点目のゴール。その4分後、オリベイラ監督が退席となったのだ。

 ピッチ外を指さし、処分を下したのは、日本人で初めてW杯決勝戦の第4審判を務めた西村雄一主審。直前のプレーでFW大迫のヘディングについて、相手が「ハンドで止めた!」と両手を振り上げて猛抗議した指揮官を許さなかった。

 南アW杯準々決勝・オランダ-ブラジル戦でブラジル代表MFフィリプメロを一発退場にし、ドゥンガ監督の抗議をはねつけている西村主審。昨年7月の川崎戦でも当時鹿島のDF内田篤人(シャルケ)に退場を命じ、オリベイラ監督の猛抗議を受けた因縁もある。選手たちも慌てて駆けつけたが、同監督にとって鹿島で通算3度目の退席処分は覆らなかった。

 試合は前半、MF野沢が2ゴール。早くも昨季に並ぶリーグ戦7得点目をマークし、前半戦最後のホームゲームで勝利に導いた。内田と韓国代表・李正秀の両DFが抜け、2戦連続2失点と課題を残していた新DFラインも、4試合ぶりの完封。暫定3位の清水と敵地で直接対決となる次戦(7日)に手応えを示したが、大一番でオリベイラ監督が指揮を執れなくなる痛いおまけがついた。

 日本代表DF岩政は「多少の影響はあるかもしれない」と本音をポロリ。それでも、野沢は「ウチは勝ち続けるしかない」と力を込めた。指揮官不在でも、常勝軍団は4連覇へ向けて進撃を止めない。
(丸山汎)


鹿島-神戸 前半8分、先制点を決めて喜ぶ鹿島・野沢=カシマ


鹿島-神戸 前半、自身2点目となるゴールを決め祝福される鹿島・野沢(左から2人目)=カシマ


野沢2発、アシストも!夏男で鹿島堅首

<鹿島・神戸>前半、2得点目となるゴールを決め笑顔の鹿島・野沢(中央)
Photo By スポニチ


 J1第16節第1日は31日に各地で行われ、鹿島はMF野沢拓也(28)の2得点1アシストの活躍で神戸に3―0で快勝した。前半8分に頭で先制ゴールを決めると、同32分には左CKからMF小笠原満男(31)のパスを左足で決めて今季通算7点目をマークした。また、名古屋は得点ランク1位のFWジョシュア・ケネディ(27)のゴールなどで2―0で横浜に勝って暫定2位となった。

 MF野沢がピッチ上で躍動した。前半8分に頭で先制点を決めると、同32分には左CKからペナルティーエリア外の中央でMF小笠原からのグラウンダーのパスを左足でダイレクトシュート。「あうんの呼吸」と話す小笠原との鮮やかなトリックプレーで追加点を奪い「シュートがうまく抜けてくれて良かった」と納得の表情を浮かべた。後半29分には絶妙なスルーパスでFWマルキーニョスのゴールをおぜん立て。2得点1アシストで猛攻劇の立役者となった。

 鹿島が後半戦で挙げた11点中9点に絡んでいる。ほとんどのゴールが野沢を経由して生まれている。今季通算7得点で、1位の名古屋FWケネディとは3点差。05年にマークした10得点の自己記録更新だけでなく、得点王争いにも絡む勢いだ。

 オリヴェイラ監督が「野沢をなぜ日本代表に選ばないんだ」と話すほど、得点能力、足元のテクニックは日本代表に入ってもそん色はないレベル。これまでは調子に波があるため、代表に定着することはなかったが、安定した活躍を見せていけば今後の代表招集の可能性も見えてくる。今回のW杯南アフリカ大会も熱心にテレビ観戦。「パススピードとかトラップとかレベルが違いすぎる。みんなサッカーを楽しそうにやってたよね」と高いレベルのプレーを見て刺激を受けていた。

 野沢の活躍でW杯中断開けは4勝1分けと無敗。終盤での勝負強さから「ミスター・クライマックス」と呼ばれてきたが、この夏場の活躍を受けて自身は「ミスター・サマータイム」と命名した。次戦は7日の清水との上位対決。「ミスター・サマータイム」がまた存在感を見せつける。

 ≪MF野沢の今季成績≫ここまで全16試合に先発。第2節の京都戦(西京極)で今季初ゴールを決めると、第9節のG大阪戦から4試合連続ゴール。ACLは全7試合に先発して1得点。

[ 2010年08月01日 ]

オリヴェイラ監督が抗議で退席処分に
 【鹿島3―0神戸】鹿島のオリヴェイラ監督が審判に対して執ように抗議し、後半33分に退席処分となった。

 試合後、代わって記者会見した奥野コーチは「相手のハンドじゃないかと抗議した。感情が高ぶったんじゃないか」と話した。同監督は次節の清水戦で指揮を執れなくなった。

[ 2010年08月01日 ]

野沢2発1アシスト!…鹿島首位キープ

前半32分、2点目のゴールを決めた鹿島・野沢(右)

 ◆J1第16節 鹿島3─0神戸(31日・カシマ) 鹿島がMF野沢拓也(28)の2得点1アシストなどの活躍で3―0で神戸を下し、首位をキープした。前半8分、ヘディングシュートで先制点を挙げると、同32分には左足で追加点。後半29分にはFWマルキーニョス(34)の3試合連続ゴールとなるダメ押し点をアシストした。浦和は前半40分に1人退場者を出した大宮を攻めきれず、「埼玉ダービー」を0―1で敗れた。

 技術が凝縮されていた。1―0で迎えた前半32分、左CK。MF小笠原からの速いグラウンダーを、ゴール前、左45度の位置から左足でダイレクトシュートを放った。ボールはバーに当たった後、ゴール内で弾んだ。「いいパスだった。決まってホッとしている」。難しいボール、利き足ではない左足。それでも「あれは決めないと…」と、涼しい表情を浮かべた。

 けがの功名とも言える足を持つ。中学3年時、ケーラー病を負った。両足甲の骨が変形、神経を圧迫し、疲労が蓄積すると痛みが出る病気だ。成長期に半年サッカーを離れるなど、一昨年までは悩まされた。だが、関純チームドクターは「本人の努力もあるけど、あの足の形があるから正確なキックができる」と説明。骨の変形で甲が扁平(へんぺい)状態になっているため、チームメートから「変態」と例えられる、誰にもまねできないトラップ、正確なキックの一助になっているという。

 前半8分には、MFフェリペ・ガブリエルからのクロスをヘディングで先制点。後半29分には、はかったようなスルーパスでFWマルキーニョスの3点目をアシストした。「ホームだったんで勝ち点3が絶対に必要だった。うちらは勝ち続けるしかないんでね」。2得点1アシストの活躍で、首位を堅守。大粒の汗をしたたらせながら、勝利の余韻に浸った。

 昨季までは、11、12月に自身通算得点の約4割を挙げていることから「ミスタークライマックス」と呼ばれた。だが、今季は早くも7得点を挙げ、チーム最多得点を記録。7アシストと合わせ、チーム30得点の半数近くに絡んでいる。「今年は(ミスター)サマータイムだからね」。野沢が正確な両足で、史上初の4連覇へと導く。

 ◆ケーラー病 繰り返し圧迫力がかかることにより、足の甲の内側にある舟状骨(しゅうじょうこつ)への血行が一時的に障害が発生する骨端症(こつたんしょう)。1908年、ドイツ人のケーラーが報告した。たいがい4~8歳前後の男児に多く発生。片方の足の発生が多いが、時期をずらして発生することもある。

(2010年8月1日06時04分 スポーツ報知)

鹿島3発快勝 首位キープ
2010/08/01(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 7頁

J1鹿島は31日、カシマスタジアムで神戸と対戦し、野沢の2ゴール1アシストの活躍で3-0(前半2-0)と快勝し、首位をキープした。今季通算成績は10勝4分け2敗、勝ち点34。
鹿島は前半8分、野沢のヘディングシュートで先制。同32分にもコーナーキックから野沢のダイレクトシュートで追加点を挙げた。後半29分には野沢のスルーパスをマルキーニョスが決めてダメ押した。
守備陣も曽ケ端が再三にわたる好セーブ。最後まで集中力を切らさず、4試合ぶりの無失点で勝利した。



【写真説明】
鹿島-神戸 前半17分、ゴール前で神戸・北本(右)を翻弄(ほんろう)する鹿島・野沢=カシマスタジアム


2G1Aで大活躍の野沢で決まりであろう。
ニッカンはオシム氏のコメント、スポニチは代表に呼ばれぬ不思議を、報知はケーラー病について報じておる。
それぞれ重要な情報である。
しかしながら、サンスポの西村主審に対する情報は更に重要である。
昨季、アウェイの川崎戦の主審が西村氏であったとは失念しておった。
あの試合で篤人に一発レッドを出しながらも、昨日は見逃す西村氏には疑念を覚える。
ワールドカップで笛を吹いた男とも思えぬ。
レフェリーには公平さを求めたい。

神戸戦コメント

2010年08月01日 | Weblog
J1リーグ 第16節 vsヴィッセル神戸
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
※オリヴェイラ監督が退席処分のため、奥野コーチが代理で会見に出席しました。

[奥野コーチコメント]
今日は失点を0で抑えれたし、決定的チャンスを作られたが最後まで集中することができたと思う。
(今日の試合についての課題とは?)
夏場の試合は、間延びしてしまうことが多いのでボールを落ち着かせることが大事であった。自分たちのチャンスを作れるが相手にもチャンスを与えてしまうという事もあった。今回の退席については、別室でその経緯を話しているのでよくわからないが、(監督は)試合後にはロッカーに戻ってきた選手たちにねぎらいの言葉をかけていた。


【野沢 拓也】
ホームでの勝利は絶対なので勝点3を取ることができてよかった。(1点目は)フェリペにボールが入った瞬間にマルキがDFをひきつけてくれた。今日はそういう場面が何回があったし、いいボールを蹴ってくれたと思う。(2点目は)相手がフリーにさせてくれたので自分は蹴るだけだった。入ってよかった。

【大迫 勇也】
久々に90分出たので疲れました。自分の中では手応えはバッチリだったので、ヘディングシュートを外したのがすごく悔やしい。慎三さんが帰ってきたから今日の試合がラストチャンスだと思っていたし、絶対にゴールを決めたかった。またサテライトから頑張ります。

【曽ヶ端 準】
この暑さと連戦の中で3点取れて勝てたことはよかったと思う。ここまで自分のミスもあって失点してしまった部分もあったので、僕自身も取り戻したいという気持ちが強かった。いい準備をして清水戦に臨みたいと思う。

【新井場 徹】
いい時間帯に点を取ってくれたので守りやすかったし、試合運びが楽になった。今シーズンはウチとの試合だと自分達のやり方を捨ててでもやってくるチームが特に増えてきたと思う。そういったチームをいかに攻略していくかが大事になってくる。

【伊野波 雅彦】
前半に失点をしないことが最近の試合ではなかったのでそういった部分がよかったと思う。攻撃面では決定的なシーンもあったし、点を取りたかった。


2010年07月31日(土)

本日行われたJ1第16節神戸戦は野沢選手の2ゴール1アシストの活躍で3-0と勝利しました。

【J1:第16節 鹿島 vs 神戸】奥野僚右ヘッドコーチ(鹿島)記者会見コメント(10.07.31)
7月31日(土) 2010 J1リーグ戦 第16節
鹿島 3 - 0 神戸 (19:04/カシマ/16,415人)
得点者:8' 野沢拓也(鹿島)、32' 野沢拓也(鹿島)、74' マルキーニョス(鹿島)
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●奥野僚右ヘッドコーチ(鹿島):

Q:前節は終盤で追いつかれて、今節は完勝だったと思います。前節の反省を踏まえた試合内容だったと感じられていますか?
「その点に関しては、今日は最後まで失点ゼロで抑えられたと。相手に決定的なチャンスはつくられましたけど、そこをみんなでゼロに防げたというのは集中力の部分だと思っています」

Q:試合のなかで決定機をつくられてしまった原因は、何だと考えていますか?後半30分過ぎのCKで監督が退席処分となりましたが、なにを仰っていたのか、どんな様子だったのかお願いします。
「夏場の試合は少し間延びする時間帯が出てくると思うんですよね。そういったなかでボールを落ち着かせてポゼッションできれば良いんですけど、思うにままならない時間帯、相手が積極的に動き出してる時間帯というのは、どうしても行ったり来たりの試合になってしまいます。そういったなかで自分たちもチャンスをつくれるんですけど、相手にもチャンスを与えてしまう。守備の時のバランスが少し崩れてしまうという面が出てるのが、相手にチャンスを与えてしまう原因だと思います。それと同様に、自分たちのチャンスをつくれているので、点の奪い合い、攻防の部分だと思います。
監督の退席した部分ですが、僕の仕事としてはその時の状況を分析したり、セットプレーなんかは特にメモしてるわけです。まあ、判定に対して少し異論が生じたのだと思います。ハンドじゃないか、と。そういうところで少し、感情が昂ぶってしまったのであると思います。あくまでも推測になってしまうのですが、過去からの例で、自分たちのチームがハンドを取られているということで、そういったことが脳裏に浮かんでいるのではと、感じはしましたけど、それはあくまで僕個人の感想です」

Q:その点について、試合語のロッカールームで監督から説明などありましたでしょうか?

「いや、まだ監督の方は別室でその経緯を話されていると思うので、そういうところで明らかになると思うので、ロッカーに帰ってもそれに対してのコメントはなかったです。選手に対してねぎらう言葉がありました」

以上

【J1:第16節 鹿島 vs 神戸】試合終了後の各選手コメント(10.07.31)
●本山雅志選手(鹿島):
「中盤がフリーになっていたし、ジウトンが2対1になっていたので、そこを修正するようにみんなに伝えました。みんなちょっとイケイケになってたのでね。どうしても縦に急ぎすぎて、相手はカウンターになって危なくなってたから」

●小笠原満男選手(鹿島):
(2点目については?)阿吽の呼吸です。いつも共に行動しているのであいつの考えてることはわかります」

●野沢拓也選手(鹿島):
(2点目は?)
フリーだったので。打って下さいというボールだった。入ってよかったです。大樹とか警戒されてるから。相手のミスもあったと思う。
(ヘディングシュートは珍しいですね?)
サンフレッチェ戦以来じゃないかな?あの形は試合中に何回もあって、その1回のチャンスで得点できてよかった。この夏は大事であって、この間の試合より今日の試合という意識だった。また次節は大切な試合になる。一週間あるのでしっかり準備したい。
(久々の無失点だが?)
みんなが献身的にハードワークした結果だと思う。それがこのチームのベース」

●曽ヶ端準選手(鹿島):
「相手は2トップでしたけど、外国籍選手が前に残るような形だった。サイドバックが残って、うまく守れたので特に混乱はなかったです。

(序盤の危ないシーンは?)
最初のシュートはイノ(伊野波)がうまくブロックしてくれた。スルーパスのところで出られればよかったんですけど、それができなかったなかではうまく対応できたと思う。でも、もう少しうまくできたかも。
(次の試合は監督がいませんが?)
初めてではないですし、準備期間はあるので大丈夫です。
(相手を自分の間合いにはめるコツはあるんですか?)
寄せすぎてもかわされるし、詰めなければコースは空いてしまいますし…。
(相手は慌ててシュートを打っているように見えましたが?)
僕の間合いもそうだったのかもしれないですが、後ろからのプレッシャーがあったからそうだったのかもしれない。そう考えると3点目のマルキの落ち着きとかはすごいと思います」

●新井場徹選手(鹿島):
「リアクションをどう攻略していくかが大事。夏場は勝点をひとつでも稼げるように一つひとつ大事に戦いたい。守備はDFラインだけの問題じゃない。もちろんDFラインが一番守備の時間が多いかもしれないけれど、監督も言うように前から全体の守備が大事になる。ゼロに抑えたけれど、むこうにもチャンスはあった。うちより少ないかもしれないけれどソガが止めてくれただけだし、そこは修正していかないといけない」

●伊野波雅彦選手(鹿島):
「ヘディングシュートはやっちゃったという感じですね。

(最初のピンチの対応は迷わなかった?)
ちょっと間隔があって。本当はジウトンをあそこにおいて、俺が真ん中にいないといけなかった。迷いはなかったですね。切り返すのはわかっていたから、体を半分残せた。前半失点なしの試合は最近なかったのでよかったです。あー、点とりたかったです。
(後半は?)
2点取った時点で、バランスを取ってくれと満男さんや浩二さんに伝えた。前がフラフラとボールサイドに寄っていたので、そこは中央に残ってくれと伝えて修正した。
(セットプレーは?)
大樹さんの後ろが空くんでね。
(ジウトンとの連携もだいぶよくなったのでは?)
あいつは前に行きすぎちゃうので、『あんまり行きすぎるな』と止めてました。
点とりたかった!」

●岩政大樹選手(鹿島):
「マンツーとゾーンは違う。一概にゾーンと言っても、チームによって違うので見極めていきました。

(2点目はニアで潰れて、野沢選手をあけたのはイメージ通り?)
最初、ニアで僕のところを狙っているかと思ったのですが、満男さんが意味深な顔をしていたので。なにかやるかなと思っていました。イノの時もそうですが、僕の裏を狙うというのは言っていたので。相手がゾーンのときは、2~3人が僕についてくる。スペースが空くというのは共通の認識でやってます。
(次の試合は監督がいませんが?)
多少の影響はあるけど、今日、ゼロで抑えられたことをプラスに考えたいです。次の相手はチームの質が高いし、無失点と勝てたことはいいことだけど、課題を修正していきたいです。
(奥野さんが監督代行をした2試合は勝ててませんが…)

あんまり長いこと勝てないと奥野さんに悪いので、良い準備をしたいです。連戦でかなり疲弊したのでゆっくり休みたいと思います」

[ J1:第16節 鹿島 vs 神戸 ]

共に得点なく迎えた8分、鹿島は左からフェリペ ガブリエルのクロスを走りこんだ野沢拓也(中央)がヘッドで決め鹿島が先制する。
鹿島は32分にもCKのチャンスからキッカー小笠原満男がグラウンダーのパスを野沢へ。このパスを野沢がフリーで落ち着いて決め追加点をあげる。

[ J1:第16節 鹿島 vs 神戸 ]

2点をリードする鹿島は74分、この日2得点をあげた野沢拓也の縦パス一本からマルキーニョス(写真)が抜け出し、落ち着いて右足で流し込み試合を決める。試合はこのまま3-0で鹿島が神戸に完勝し、次節の清水戦との大一番に向け弾みをつけた。


[ J1:第16節 鹿島 vs 神戸 ]


謙虚な大迫である。
ミドルシュートは惜しかった。
ポストも効いておったので、今後もチャンスは与えられる。
サテライトなどと言わず、トップで得点を重ねて欲しい。