無知の知

ほたるぶくろの日記

朗報になるか?

2021-10-03 08:32:22 | 生命科学
先週、メルクが新型コロナの飲み薬を開発したと発表しました。

モルヌピラビルというもの。
メルクは臨床試験で入院・死亡のリスクを5割低下させたという中間分析結果を公表しました。これからFDAに緊急使用許可を申請するとのことです。

基本的にはアビガンと類似の作用機序で、コロナウイルスの増殖を抑制するRNAポリメラーゼ阻害剤。
したがって、感染初期に使用する必要があります。

作用機序からして、ある程度の副作用があることは予想できますが、深刻なものでなければ、短期間の服用なので期待できますね。

ワクチンとともに、この薬の効果、副作用の軽重が確認されますと、新型コロナ感染症の完全終息が見えてきます。
大変な朗報だと思います。


(旧芝離宮恩賜庭園のがまの穂)

それにしてもコロナ後の世界はどうあるべきなのか。
議論が始まっています。

世界的に人と物が無制限に行き来するリスクを今回世界的に経験しました。
これまでも生きた動植物については検疫があり、警戒はされてきたのですが、それは「人を除く」でした。

そして、今回はまさしくそこが問題になってパンデミックを引き起こしたのでした。
人の移動について、これからどうするのか。これまでと全く同じで良いのか。
考える時にきていると思います。

必ずしも出社が必要ない仕事もあることがわかりましたし、特に国際会議など、出席者、招待者双方にとって、かなり負担が重い。
変えていくことが必要でしょう。