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無所属って何者?

統一地方選挙、神奈川県相模原市、市長選、市議会議員選では自民党公認の方は居なかった。党員は居てもおかしくないが党公認はいない。国政の与党が首長選にも議会選にも候補を送らないのは異常事態ではないであろうか。

無党派というジャンルが世の中にあるらしい。国政選挙で無所属は役に立たない、もしくは禊(みそぎ)が済んだ後、出身母体へと復党する。無党派層とは本来、支持政党が特になく、そのときの政策で候補者に投票するという意味で、無所属に投票するといういみではない。

それが地方選においては政党政治が機能していないように見えて非常にわかりづらい。無所属でも会派を形成しているし、実際は政党政治が行われているように見える。

なぜこのような事態がおきたのであろうか?知識のない頭で想像するに①自民党はマスコミが無党派層と無所属をごっちゃに宣伝したと理解し、市民には政党政治が悪い印象になっていると思い込んだ。②選挙の争点を明確にしない事で投票率を下げ、地盤が強固な候補者にとって有利になる戦術に出た。

昨今をにぎわしている県知事の汚職は無所属の首長だ。所属母体がはっきりしていれば首長といえどもチェックが入りやすい。議会との連携がへたくそで身内の企業優遇を地元還元と言い、議会もチェックをなかなか入れられないのが無所属のような気がする。

昨今は政党政治を無視している。これでは官製談合もなくならなければ、長期ビジョンもないであろう。政党の基本主張をそのまま地方自治体でも行われるのがわかりやすい。仮にある争点だけがクローズアップされたときでもその争点だけで首長を決めるわけではないであろうに。やはりバックボーンとしての党派は明確にしていただきたいものだ。その点、民主党と共産党は理解しやすい。

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