さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

竹生島の弁天様のお守り

2013-03-21 23:17:04 | 禁断のオカルト部屋
先日も書いたが、竹生島の宝厳寺でお守りを買うと、それぞれ弁天堂と観音堂ご本尊である弁財天と観世音が並んで書かれた袋に入ってくる。

つくづく不思議だなぁと思うのだが、この島ならではのことかもしれないね。

弁天様はもともとはヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティーであり、現地では琵琶ではなくヴィーナを持っているのだが、仏教の守護神である天部という位置づけで仏教に取り込まれた。なので、若い頃から弁天=仏教というイメージを持って見ていたのだが、あらためて調べてみると、日本に渡ってきたから「財宝神」としての性格が加わったり、宗像三女神の一柱である市杵嶋姫命(いちきしまひめ)と同一視されたりと、色々性格が変わっているようである。本来、仏教の尊格であるが、日本では神道の神とも見なされ、明治の神仏分離の際に多くは神社となったのだという。

だとすると、弁天様がお寺さんに属している竹生島は全国レベルではむしろ少数派になるのかぁ。でも、弁天堂へお参りする時に鳥居をくぐったよなぁ。

あまり今まで考えずに来たが、私が慣れ親しんでいる弁天様だと

 上野の不忍池の弁天堂 → 寛永寺
 江ノ島の弁天様    → 江ノ島神社
 鎌倉の銭洗弁天    → 宇賀福神社

だった。なるほど。ちなみに、日本三大弁天のうち、私が行ったことのない広島の宮島の弁天様は大願寺に属するという。へ、お寺さんなんだ。厳島神社じゃなくて。

ということで、猛烈に余談が多くなったが、本題は竹生島で買ったお守りについて。



ご本尊は見れないので、琵琶を持っているお姿なのかどうかはわからないが、日本で弁天様といえば琵琶。私は琵琶のお守りを目にするとどうも避けて通れないので、ここでも買ってしまった。



レンズを見ると白馬の上に座して琵琶を抱えた弁天様が見える。ご本尊は立像だと聞くので、多分このお姿とも違うんだろうが、弁天様のお姿というのは、琵琶を抱えていても、武器を持っていても、凛々しくも神々しく、見る者を癒してくださるなぁと思う次第である。



もう一つ、密教法具の法輪型のお守りもある。弁天様がここではお寺さんであることの象徴かなぁ。
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