映画のことだが、日本の映画市場はコロナ前とコロナ後では、大きく変わった。2000年代前半は、その6~7割が洋画だった。特に2002年は73%が洋画だったのである。それがコロナ禍と全米ストライキで、ハリウッド映画の製作が止まった影響もあるのだろう。日本ではコロナ後、興行収入の7~8割が邦画になっている。その邦画も、牽引するのはアニメーッションだ。鬼滅の刃などはその代表作である。そのようなヒット作が出たこともあり、23年の日本国内興行収入は4%増の2214億円だという。そして、日本はコロナ禍に、その以前の水準に戻っている数少ない国の一つだという。洋画も巻き返しに動き出した。その先陣を切るのは、やはりアニメで、デイズニーだ。ライオンキング・ムフアリなど、これまでの人気作品の続編が登場する。それにしても、テレビのCMなどにも、アニメが登場してくる。AIなどを活用して、簡単にアニメが製作できる時代の反映だろうか。今や、アニメなくして、社会は動かない。(くちなし亭、2024.09.29)
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